
所長!知り合いがiPhoneやめてSIMフリースマホの購入を検討しているのですが、どれがおすすめですか?

おぅ。まかせておけ。SIMフリー初心者は国内で正規流通している製品がやはり安心だな。おすすめ機種を紹介していくぞ。
中華スマホのススメ
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
中華スマホにハマって3年になる筆者の知識を振り絞って、3年前の初心者な自分にススメたい中華スマホのリストを作ってみました。ぜひ活用して下さい!
中華スマホの基礎知識は下記記事から👇

中華スマホを中国から輸入してみたい方は、次のまとめ記事もご参考下さい👇


ハイエンドクラス
Huawei P30

水滴ノッチ有機EL | 6G+128G+NMカード |
Sony IMX650 | 22.5W急速充電 |
309,056 |
HuaweiのPシリーズはライカレンズ搭載で高性能なカメラで評価を上げてきた機種です。上位機種のP30 Proはカメラ評価サイトDxO Markで112点の高評価を獲得しています(本機種はまだ評価がでていません)。ちなみにP30 Proの方はSIMフリーで販売されていません・・・。
Huaweiのラインナップとして、Mateシリーズはビジネス向け、Novaは若者向けであるのに対し、Pシリーズはカメラ機能を重視した万人向けモデルです。
頭脳となる処理チップにはHuaweiオリジナルのKirin 980。最高レベルで十分な能力です。重めのゲームでも支障のない能力を有しています。
良く言えばまとまっている。悪く言えば尖ってないとなります。
画面は流行の水滴ノッチに有機ELディスプレイ。最高レベルで撮影した画像を最高レベルのディスプレイで楽しむことができます。
カメラはリアが3眼!。メインセンサーにSONYのIMX680。4000万画素の超高解像度メインカメラに加え、1600万画素の超広角カメラ、800万画素の光学3倍の望遠カメラで構成。マクロは2.5cmまで寄れます。
バッテリーも大容量3,650mAhも搭載。本体重量は165gとかなり軽いです。このクラスでは最軽量と思います。

さすがHuaweiのフラッグシップマシンだ。完成度が高い。きれいな写真を取りたいのであれば、断然おすすめ機種だ
OPPO Reno 10x

有機EL | 8G+256G |
Sony IMX586 | 20W急速充電 |
365000 |
OPPOは昔からカメラ撮影を売りにして成長したメーカーです。またポップアップにもかなり早くから取り組んできました。
そのOPPOが送り出してきたフラッグシップモデルがRenoシリーズです。そしてその頂点に君臨するのが光学10倍ズームレンズを搭載したこちらのモデルがです。ほとんどコンパクトデジカメレベルです。
チップも最高レベルSnapdragon 855ですし、有機ELと画面内指紋認証、リアカメラはSony IMX586という最高レベルのオンパレードです。バッテリーも4065mAhと大容量。
しかしそのぶんお値段が10万円超え・・・。こればかりは致し方ないでしょう。最先端のスマホをゲットしたい方はぜひ。

カメラにこだわりのある方にオススメだ。この機種はB19対応なので、日本販売も期待されているぞ。
ASUS Zenfone 6

IPS液晶 | 6G+128G |
Sony IMX586 | 18W 急速 |
381,192 v7 |
ASUSは台湾のスマホメーカー。SIMフリーの黎明期を支えたブランドですが、いまや中国勢に押されて、息絶え絶えです。
そんなASUSがハイエンド市場に送り込んできた変態スマホがこちら。フリップカメラ搭載で、インでもアウトでも高画質なSonyセンサーIMX586搭載カメラで撮影することができます。
SoCも最高クラスのSnapdragon 855でバッテリーも5000mAhの大容量。ゲームでもなんでも来いのスペックです。
しかしその代償として、本体重量が約200gと巨漢になってしまいましたし、価格も70,000円台です。またハイエンドなのに有機ELではなくIPS液晶。指紋認証も画面内ではありません。
このあたりがHuaweiやOppoとの差なんでしょうね。半歩ほど遅れています。

ASUS!頑張るんだ。これがお前の実力ではないはずだ!
Huawei Mate 20 Pro

ノッチ有機EL | 6G+128G+NMカード |
Unknown Sensor | 40W急速充電+15Wワイヤレス |
313,561 |
Mateシリーズはビジネスマン向けです。今年の秋にMate30シリーズの発売を控えているのと、トランプ問題でめちゃくちゃ安くなっている今が買いどきではないでしょうか。
SoCはKiri 980で最高レベル。ほとんどの作業で問題ない処理能力です。
ディスプレイも有機ELのフルHDを超えたQHD+サイズ。ノッチがちょっと流行遅れではありますが、実用的な問題はありません。左右は際まで画面があるタイプです。
カメラもバッテリーも充電性能もすべてハイエンドクラス。カメラはDxO Markで109の高得点!
バッテリーサイズを4200mAhの大容量で搭載しているのに、本体重量は189gで抑えていることがHuaweiの技術力ですね。

オッサンがしびれるスマホだな。最高の性能を持っているとうことがオッサンにとっては大事なことだ・・。
ミドルクラス
Xiaomi Mi Note 10

有機EL/FOD | 6G+128G |
Samsung Bright S5KHMX | 30W急速充電 |
261306 |
本製品は中国ではXiaomi CC9 Proとして発売されたものです。SoCのスペックをやや落として、その分カメラ性能をハイエンドクラスにしたものです。
グローバル展開するに当たり、一旦廃絶していたNoteシリーズの名称を復活させてきました。
カメラ性能は文句なく、ほとんどコンパクトデジカメ級です。コンデジ購入を考えているのであればこちらも候補にしても良いくらいの性能です。DxOMarkの点数は歴代TOPの121点のハイスコア。
ディスプレイも大型の有機ELでキレイです。ボディがハイエンドモデルと比べてやや高級感にかけますが、普段遣いであれば十分な性能です。
バッテリーも5000mAh台と超大型。その分重量も200g超えのヘビー級になってきました。
※日本特別仕様でRAM 8GB / ROM 256GBに増やしたMi Note 10 Proもあります。

とにかくカメラ性能にこだわりたい方にオススメ。ただもう少し安いとヒットするのになぁ。

OPPO Reno A

有機EL | 6G+128G |
センサー不明 | 急速充電不明 |
150,000程度v7 |
2019年10月発売の最新機種。OPPOはHuaweiがいないうちに天下をとってしまおうということなのでしょうか。異常な価格で本機種を出してきました。おそらく知名度を上げる作戦なのでしょう。
6.4インチ大画面有機ELに画面内指紋認証。それもR17Proより精度アップ。そしてSoCにはミドルハイのSnapdragon 710。そこそこの性能で発熱も抑えられています。
バッテリー持ちは不明ですが、3,600mAhでSnapdragonですから持ちも良さそうです。本体も軽く、ガラスもゴリラガラス5。
カメラは3眼とは行きませんでしたが、2眼でも十分すぎるスペックです。カメラ性能には定評のあるOPPOですから、一般向けの写真であれば十分満足できるでしょう。
そしてなんと言っても日本向けにFelica(おサイフケータイ)と防水性のを備えてきたことです。バンドも3大キャリア対応。欠点がみつかりません・・。

こいつはやられた!このスペックでこの価格は中国から輸入するのと大した差がないレベル。大ヒットの予感。⇒予想通り大ヒットになりました。
Huawei Nova 5T

IPS | 8G+128G |
Sony IMX586 | 急速充電不明 |
376278 v8 |
2019年11月発売の最新機種。御存知の通りHuaweiは米国の輸入禁止措置を受けているため、新発売の製品はGoogle Playがインストールできません。しかし本機種は制裁開始前に海外で発売されていたので、ギリギリGoogle Playをインストールして販売することができます。
海外ではHonor 20として発売されていたモデルです。HonorはHuaweiの若者向けブランドで、その中でもハイエンドクラスに位置します。しかし発売してやや時間が経っていることもあり、ミドルハイクラスのNovaシリーズとして発売されました。
6.26インチの画面は有機ELではなく液晶IPS。そしてHuaweiでは初めてとなるパンチホールのフロントカメラとなっています。パンチホールはやや流行遅れな感じがしますし、ミドルハイなら有機ELにしてほしかったところです。
SoCはP30と同じKirin 980なので、動作的には問題ないレベルです。またHonor 20と比べてRAMを6GB⇒8GBと増設してきました。
カメラは流行りの4眼です。カメラ性能には定評のあるHuaweiですから、一般向けの写真であれば十分満足できるでしょう。
バッテリーは3,750mAh。最近は4,000mAhが主流ですのでやや少なめですが、十分1日は持つ容量です。そしてHuaweiのスマホらしく軽量な174gにまとめてきたことはかなり評価できます。ただその分、ボディがやや安っぽくなる傾向があります。

ミドルハイクラスでうまくまとまっているのだが、定価55,000円だとやや高い印象をうけるな。一層のことスペックを切り下げて、OPPO Reno A対抗機種として発売したほうが良かったかもしれない。
TCL Plex

IPS | 6G+128G |
Sony IMX582 | |
217620 |
TCLは日本ではあまり知名度がありませんが、中国では有名なTVメーカーです。かつて仏のAlcatelを買収してそのブランドで一度日本進出にチャレンジしましたが、うまく需要がマッチしなかったようです。
しかしHuaweiが足踏みしているこの状況をみてサイドチャレンジしてきました。今度は自社の名前を冠して、本気な感じです。
SoCはミドルクラスのSnapdragon 675ですので、普段遣いには問題ない性能。
カメラはSonyセンサーに暗所特化を含む3眼構成。ディスプレイははやりのパンチホール。なかなかな構成ですが、これで30000円切りの価格で攻めてきました。まだまだ知名度がないので価格勝負ですね。
Huawei P30 Lite

IPS | 4G+128G |
不明センサー | 急速充電不明 |
138500 v7 |
P30のライトバージョンという扱いです。中国ではNova4eという機種でした。
SoCがKirin 710でNova lite 3と同じで、水滴ノッチも同じため、性能差がわかりにくいのがこまりものです。こちらのほうが10,000円程高額なのですが、実際に細かなスペックはすべてP30 liteのほうが上ですので、予算的に許されるのであればこちらの方をオススメします。
具体的にはメモリが3→4GB、Wi-Fi5Ghz対応、USB Type-C対応の違いがありますし、カメラ性能は1300万画素+200万画素→2400万画素(広角)+800万画素 120° (超広角)+200万画素なので全然こちらのほうが便利に使えます。

一般的なユーザーで、スマホを長く使いたいのであれば、こちらの機種がおすすめだ。万人受けするつくりになっているぞ。
エントリークラス
OPPO A5 2020

IPS液晶 | 4G+64G |
不明センサー | |
143000 |
Huaweiがいぬ間にOPPOが攻勢をかけています。Reno AではテレビCMまで流していますね。Reno Aはミドルクラスで30,000円後半ですが、こちらは20,000円後半とお買い求めやすく。その分、プロセッサの性能は落ちますが、普段遣いであれば十分な性能です。
カメラは標準、超広角、モノクロ(色調用)、深度用とハイスペック並みの4眼レンズを揃えてきました。センサーのメーカーは不明ですが、カメラに定評のあるOPPOなので、きれいな画像が得られるでしょう。
またバッテリーを5,000mAhとマックス仕様にしてきました。そして大容量を生かして他人のスマホまで充電できる仕様にもしています。外出が多い方には重宝されそうですね。
Reno Aと比べると、防水性能が無い、FeliCa(おサイフケータイ)に対応していないというデメリットもありますが、格安スマホにそんな機能は必要ないというのが私の持論です。
あとディスプレイが1600×720ピクセルでフルHDにやや足りないですが、日常的な利用ではほとんど差を感じないはずです。

懐の寂しい学生や年配の方にも向いている。とにかくコストパフォーマンスが良い機種だ。
Huawei Nova lite 3

液晶 | 3G+32G |
Unknown Sensor | |
129,855 |
20000円前後のエントリークラスの価格帯にもかかわらず、ミドルクラスのSoCであるKirin 710を搭載。ちょっと頭一つ出た形です。
ディスプレイも水滴ノッチにフルHDで十分な性能。カメラもそこそこのクオリティは出せます。
Wi-Fiが5Ghz未対応など、随所にコストカットされた感はありますが、普通のユーザーであればこの機種は満足できるはずです。
ひとつ問題をあげるとすれば旧態然としたMicroUSBを採用していること。USB Type Cを採用していればパーフェクトでした。→P30 liteはType C。

Huaweiの実力を見せつけるエントリーモデルだ。これが20,000円切りで購入できるのだから、他社は厳しいな。
sen
Asus Zenfone Max M2

液晶 | 4G+32G+SD |
Unknown Sensor | |
104,300 |
かつてはASUSが得意としたエントリークラスですが、Huaweiにお株を奪われてしまい見る影もありません・・・。ところがHuaweiが米中貿易戦争に巻き込まれて失速したので、ASUS復活のチャンスが到来しています。
この機種はMax M2 Proのほうが、電波法違反でリコール・回収となったので印象が悪い方もいらっしゃるかもしれませんが、現在は修正された機種が流通しているので大丈夫です。
チップはSnapdragon 632でAntutuで10万ちょっと。普段遣いでは問題ありませんが、重めのゲームは難しいでしょう。ディスプレイもフルHDになっていません。ただバッテリーは4,000mAhありますので十分ですね。
このスペックだと30,000円超えると厳しいですが、現在は2万円台半ばですので、この価格だとauしばりなどで他の選択肢がない場合は候補にしても良いかなと思います。

エントリークラスでHuaweiを除くとASUSぐらいしか選択肢がなくなってくる。ライトユーザーにオススメな機種だ。
OPPO AX7

水滴ノッチIPS液晶 | 4G+64G+MicorSDカード |
Unknown Sensor | 22.5W急速充電 |
71,762 |
OPPOのエントリーモデル。コンセプトは「誰でも使えるスマホ」ということで、基本性能を抑えつつも、カメラをデュアルレンズ搭載で性能を重視したモデルです。
細部を見ると、古い仕様になっているところが目立ちますが、ライトユーザーなら気にならないでしょう。
スペックはのちに紹介するR15Neoとほとんど変わりません。フロントカメラ部分が水滴ノッチになっていたり、背面のデザインがちょっとオシャレなので、女性向けかなとも思います。
バッテリーが4230mAhもあるので、スマホを肌身離さないタイプでも安心です。
OPPOはUMIDIGIとは違い、ソフトウェアの完成度が高いので初心者におすすめですね。
実機レビューしました。下記リンク先ご参考ください。

OPPO R15 Neo

液晶 | 3G+32G |
Unknown Sensor | |
64,000 |
OPPOのエントリーモデルです。OPPOは昔から処理能力よりもカメラ性能を重視することで評価されてきたメーカーですので、こういったプラットフォームのスペックが貧弱な製品もあります。
チップは最安価のSnapdragon 450。とはいっても一昔前のミドルクラスの性能はあります。
ディスプレイもフルHDではありませんが、電話とメール、簡単なウェブであれば問題ないでしょう。
それでもバッテリーは4230mAhあるので十分ですね。
でも正直なところ、この機種を買うくらいなら、Nova lite 3の方をおすすめします。いっぽうでUMIDIGI製品を選ぶくらいなら、こちらの方がマシです。価格もだいぶ安くなってきましたしね。

電話しかしない年配の方々やミニマリストの方々、LINEとSNSしかしない方々や中学生などにオススメ。
お蔵入りモデル
旧モデルになりストアの在庫が少なくなっているのでリストから外した機種です。ひょっとしたら在庫が安売りされているかもしれません。
まとめ:さぁ君も中華スマホにチャレンジしてみよう!
ここまで「国内正規品の激安中華スマホ」を紹介してきました。どうしてもコスパと製品の完成度を考えるとHuawei機種がオススメになってしまいますね。
Huaweiのブラックリスト入りでなんとも混沌としてきた「国内正規品」分野ですが、もし個人輸入する勇気と技術があれば、選択肢がかなり広がってきます。下記のB19リストやB8リストもぜひ参考にしてみてください。

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