【レビュー】USBメモリ|キングストンDatatraveler Elite G2|超高速で信頼の置けるヤツやん!【徹底解説】

DataTraveler Elite G2

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キングストンおじさん

ハイ!ガイズ!日本のガジェクラの皆さん。快適なPCライフを満喫しているかい!

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アン秘書

所長!また変なおじさんが事務所に来てますよ!

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マーロウ

おい。アン君!失礼じゃないか!この御方はキングストンおじさんだよ。PCメモリ業界では老舗となるキングストンのイメージキャラなんだぜ。今回はキングストンの製品を紹介するから私が呼んでおいたんだ。

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キングストンおじさん

はっはっは!無理もないさ。だってこんなアートな顔だからな。アベンジャーズみたいだろ。・・・そんな冗談はさておき、早速、自慢のUSBメモリを紹介していくぞ。

キングストンのUSBメモリを紹介するぞ

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

さて、今回は縁あってKingstonさんからUSBメモリ(USBフラッシュドライブ)Datatraveler Elite G2を提供していただきました。自腹購入ではありませんが、いつもどおりのレビューでいきますのでご心配なく。

Datatraveler Elite G2

まず、キングストン社について。アメリカを代表するメモリメーカーとして有名。この厳しい業界で30年以上も活躍している老舗メーカーです。PC用のDDR4メモリHyperXシリーズは人気商品です。

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キングストンおじさん

米国に本社を置く独立系メモリモジュール製造メーカーだぜ。 DRAMモジュールのシェアは68.53%(2017)で世界第1位。 メモリモジュールの他にフラッシュメモリ、SSDを製造しているぞ。

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アン秘書

えーと。USBメモリって世の中に結構流通していますよね。わざわざキングストンの製品を選ぶ理由ってあるのでしょうか?

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キングストンおじさん

オーケー。そこから説明してくよ。

日本国内でUSBメモリを販売している主なメーカーは次のとおりです。ちなみにSONYやバッファロー、エレコムのようにOEM販売で自社生産していないメーカーは取り上げてません。

  • トランセンド(台湾)
  • シリコンパワー(台湾)
  • 東芝(日本)
  • SANDISK(米国)
  • キングストン(米国)
  • コルセア(米国)

このうち知名度があるのは東芝は例外として、トランセンドやSANDISKあたりですかね。最近はシリコンパワーも頑張っています。コルセアはPCメモリでは有名ですが、USBメモリではさほど知られていません。そしてそれはキングストンも同様です。

ちなみにAmazonを見ると他にも知らないメーカーがわんさかいます。これらはだいたい安価でお手頃ですが、多くが中国からの並行輸入品で、正規販売されているものでありません。もちろん購入して問題があるわけではないですが、サポートが受けられないというリスクがあります。

それに対して、上記のメーカーは日本に代理店がありますので、トラブルがあっても安心ということになります。

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キングストンおじさん

アメリカでは確かな技術と長年に渡る信頼で高評価を得ているのだが、そのあたりも含めて本製品を紹介していくよ。

堅牢なつくりと高速性能でビジネス用途に最適!

まずこの商品の最大の目的から説明してきましょう。一般的にUSBメモリは大きく2つのタイプに別れます。

  1. 小型省スペース型… 親指の爪ぐらいのサイズ。ノートPCやルーターに指しっぱなしにして使う。小さすぎて無くすリスク有り。
  2. 普通サイズ型…人差し指ほどのサイズで、データの移動やOSのインストール、あるいはバックアップストレージなどに使う

DataTraveler Elite G2②の普通サイズ型になります。容量は32GB、64GB、128GBの3タイプを展開しているので、さほど大容量ではないですね。バックアップ用というよりもデータ移動やインストール用です。

戦うビジネスマンに!信頼できるストレージ

実際に市場には数多くのUSBメモリが流通していますが、このメモリがどんな方に向いているかというと、やはり第一にビジネス用途ですね。それも信頼性が必要とされる現場です。

次にOSインストールなど大容量データを扱う場合です。読書速度が速いので、仕事がはかどります。

ライバルはSANDISKTranscend

本製品のライバルはSANDISKのSDCZ800-064G-J57、Transcendの TS64GJF780でしょうか。シリコンパワーのBlaze B02 SP064GBUF3B02V1Kも仲間に入れても良いでしょう。

ミドルハイクラスに位置づけられる

キングストンからは本製品の他にDataTraveler 100 シリーズやHyperX Savage シリーズも販売しています。前者はエントリークラス、後者はハイエンドモデルです。Eliteシリーズはちょうどミドルハイクラスという位置づけになろうかと思います。

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キングストンおじさん

他にもセキュリティ機能を強化したモデルもある。目的によって選んでくれよ。

DataTraveler Elite G2の魅力3点

スペック一覧

最初にスペックを確認しておきましょう。

  • 製品特徴:金属製ケース、LEDライト付き
  • 64GB モデル: 読み取り180Mb/秒、書き込み70Mb/秒
  • インタフェース:USB 3.0 規格に準拠し、USB 2.0 と下位互換性あり
  • 容量:64GB
  • 寸法: 59.37mm x 18.98mm x 10.8mm
  • 保証/サポート:5 年保証、無料サポート
  • 動作温度:0~60°C
  • 保管温度:-20~85°C
  • Windows® 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7.1 (SP1)、Mac OS (v. 10.10.x+)、Linux (v. 2.6.x+)、Chrome™ OS

それでは以下に、本製品のオススメポイントを3点紹介していきます。

1 USB 3.1 対応フラッシュドライブ!めちゃはや!

知ってるよ!という人も多いと思うのですが、USB3.1について説明しておきます。まず下の表のようにUSB3.0USB3.1Gen1は仕様は同じです。

※USB3.1Gen2は論理速度が早くなっていますが、市場にはあまり出回っていません。

とはいえ、昔のUSB3.0と現在発売されているUSB3.1Gen1では仕様は同じでも性能の開きが大きいことにはあまり注目されていません。ものによっては10倍程度速度が違ってきますので注意が必要です。

https://www.kingston.com/jp/usb-flash-drives/usb-30 より
https://www.kingston.com/jp/usb-flash-drives/usb-30
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RAVおじさん

上記のグラフのようにキングストン社製品でもコントローラーやNANDの性能によって速度が大幅に違っているぞ。

本製品は、公称値では読み取り 180Mb/秒、書き込み 70Mb/秒となっており、かなり速いです。さすがメモリメーカーです。

のちほど実機レビューで紹介するように、一昔前のUSBメモリだと読み取りで100Mb/秒を超えるものはほとんどなく、差は歴然です。

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マーロウ

これだけ速いと1秒をあらそうビジネスシーンで大活躍だな!

2 耐衝撃性の金属ケースがシブい!!

ふつうはUSBメモリはプラスチック製ですが、本製品は金属製。放熱性能も耐衝撃性も高く作られています。

キーチェーンタイプになっていてこのように使うのがアメリカンな感じですね。ただプラスチックカバーがすぐに無くなりそうですが・・・。

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マーロウ

こういう質実剛健さが、アメリカぽくって気に入ったぞ。

3 確かな安全性と信頼性。保証も日本語でバッチリ!

Amazonで安くUSBメモリが販売されていますが、ほとんどは中国からの並行輸入品です。一般的なデータコピーの用途であればそれでも十分ですが、ビジネスで大事なデータを運ぶ時は信頼のおけるメーカー品がイイですよね。

その点、メモリメーカー自身が製造しているメモリであることと、30年に渡る実績があることは安心要素の1つです。

また次の通り、アフターサービスも無料で、日本語対応もしっかりしています。

無料テクニカルサポート
Kingston 製品を使用された際のご質問は、専門のテクニカルサポート担当者がお答えいたします。

日本語対応のサポート
電話受付時間:月曜日~金曜日 9:00 ~19:00※土日祝祭日・弊社指定休日は除く

そして保証も5 年間の長期保証になっているのも嬉しいですね。

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RAVおじさん

どうだい。製品の魅力が十分に伝わっただろ!我慢できないやつはもうポチってもいいぜ。

Datatraveler Elite G2を使ってみました

開封してみました

わおー。キングストンおじさん化粧箱に大きく登場です。

裏面は英語のオンパレード。アメリカンですね。

本体。写真では伝わりにくいですが、金属ならではの重厚感があります。

裏面。ボトムには穴があいており、キーホルダーに通せるようになっています。

キャップ部分はプラ製ですが、厚みがありしっかりとしています。よく見るとおじさんの絵が印刷されています。

ただ留める仕様になっていないので、無くしそう・・・。

ボトム部分にはキングストンのロゴマーク入り。

重量は20gでした。気にならない重さですね。

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マーロウ

しっかりしたビルドクオリティ。安心して使える感があるぞ。

転送速度を計測してみました。

定番のCrystalDiskMarkで転送速度を計測しました。また手持ちのUSBメモリと速度を比較してみました。計測はノートPCのXiaomi Mi Notebook Air 12.5です。

Datatraveler Elite G2の計測数値。読み取りは公称値以上ですね。2回計測しましたが変わりありません。他のWinPCでも計測しましたが同様に差がありませんでした。

以下参考例です!

トランセンドのUSB3.0対応MicroSDカードリーダー。それなりのスピードですが、本製品の半分以下。

中国で激安だったので購入したNetacのUSBメモリ。いちおう3.0対応ですが、遅すぎ・・。

手持ちのUSBで最も古いタイプ。東芝の普通のUSB2.0。遅すぎ・・。

ということで、明らかな差がでました。Kingstonさん速すぎです。同じUSB 3.0でもコントローラーなど部品でここまで違いが出ます。

ここまで速いとOSのインストールもさっくりとできますし、Chromium程度の軽いOSならUSBメモリから起動することもできるでしょう。

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アン秘書

同じように見えてこんなに差があるのですね。知りませんでした。

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マーロウ

さすがキングストンだな。

まとめ|やっぱりキングストン速いよ。一度試してみなって。

以上のように、Datatraveler Elite G2をざっと使ってみての感想です。まだファーストインプレッションなので、耐久性などは追ってレビューできればと思います。

キングストンDatatraveler Elite G2の評価
  • デザイン
  • 読書速度
  • 携帯性
  • コスパ
4

デザイン

渋めのテイストと金属フレームでプラスチックにはない高級感を醸し出しています。大人のビジネスマンで、ちょっと人に貸すときに、こんなUSBメモリ持っていると、「おっ!さすが」と思われること請け合いです。個人的にかなり気に入りました。

読込・書込速度

いやもう素晴らしいですよね。ベンチマークで200mb/s近くのスピードが出てます。1GBのデータをサクッとコピーできるって気持ちいいですよ。

携帯性

キーホルダー対応は良いのですが、やはりキャップの収納問題です。キャップレス構造にしなくても、ボトムに指せるようにするとか・・・。うーむ。

コストパフォーマンス

Amazonなどで3,000円程度で販売されています。64GBという容量からだけ考えると高く思えるかもしれませんが、読書速度という点からみると、この速度がでているれば納得の値段と言えるでしょう。

良いポイント
  1. 200Mb/sに迫る高速な読書速度
  2. 金属フレームで確かな安心感
  3. 長年の実績による確かな信頼性
不満なポイント
  1. キャップを固定する方法なし。たぶん無くなる
  2. セキュリティロック機能などはない(別途専用品がある)
  3. 店頭販売で探すのが難しい
  4. 女性にはキングストンおじさんの渋さが伝わらない

今回、初めてキングストンのUSBメモリを試してみましたが、強烈な読書速度とシブいデザインに惚れ込んでしまいました。大人のビジネスマンに強烈におすすめです。当事務所オススメアイテムに認定!

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RAVおじさん

ワンダフォー。こんな長文レビューを最後まで読んでくれたのかい!これでももう君も立派なキングストンファンだな。

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マーロウ

最後まで読んでくれてありがとう!おすすめできる商品なのでぜひ検討してみてくれ。

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アン秘書

男性へのちょっとしたプレゼントにもいいですね!