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マーロウ

ガジェット探偵事務所所長。複雑に入り組んだガジェット世界の謎を日々探求する自称ハードボイルド探偵。長年のMacユーザー。にわかXiaomi信者。本業リーマン兼業ブロガー。

ドコモのプラチナバンドB19問題についてわかりやすく解説します【中華スマホ入門】

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アン秘書

所長!中華スマホのこと調べてるとドコモのBand 19が大事だとされてるんですけど、なぜなんですか?

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マーロウ

おぅ!もちのロンだ!私も最初はよくわからなかったから、初心者になった気持ちで解説してみよう。

なぜプラチナバンドB19を気にする必要があるのか

中華スマホについては調べていると出くわすのがドコモのLTE Band 19(以下B19)問題ですよね。私も最初はよくわかりませんでしたので、わかりやすく解説してみたいと思います。

何が問題なのかざっくりまとめると
  • プラチナバンドは電波の届きにくい山間部やビルの谷間などに有効
  • 中国国内向けのスマホは基本的にドコモのプラチナバンドB19に対応していない
対策としては
  • B19に対応したグローバルモデルの中華スマホを選ぶ
  • 中華スマホのLTEバンドと相性の良いSoftbank系に乗り換える

プラチナバンドとはなにか?

2012年なんでだいぶ前のことですがSMAPがプラチナバンドのCMやってましたよね。定義としては「700〜900MHzの周波数帯のこと」と書いてありますが、そう言われてもなんのことだか(笑)。

要は「スマホに最適な周波数帯」ということです。電波は低い周波数帯ほど回り込み、途切れにくくなりますが、アンテナを大きくしなくてはなりません。コンパクトさと電波のつかみ安さで最もモバイルに適しているのが、700〜900MHzの周波数帯なのです。

プラチナバンド解説図 900Mhzのほうが電波が届く

最近は電波状況がかなり改善されたので、通話中に途切れるなんてほとんどなくなりましたが、10年前はけっこうありました。

なかでもソフトバンクのバンドの周波数帯は高く(1.5GHz/2.1GHz)、通話中に途切れると悪評でした。ドコモやauは最適な700〜900MHz帯を昔から持っていたので、それはズルいとソフトバンクがクレームをつけ、900MHz帯を分けてもらえたのが2012年のことでした。

ソフトバンクは900MHz帯のことを「プラチナバンド」と名付けて、悪評を払拭すべく宣伝を行ったので、この名称が普及したわけです。

さて、プラチナバンドについて、一通り理解できたでしょうか。お住まいや活動の地域がB19しか入らない地域かどうかは下記のマップ(薄紫)をみればわかりますのでチェックしてみてください。

サービスエリアマップ→ DocomoauSoftbank

ドコモの東京奥地のサービスエリアマップ
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アン秘書

うわー。東京でも奥多摩までいくとプラチナバンドでしか入らないエリアもあるんですね?

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マーロウ

もし旅行や登山などの最中に緊急事態になったことを考えるとやはりプラチナバンドには対応していたほうが安全だ。

大手3社のプラチナバンドはそれぞれ異なる

あらためてキャリア3社のバンド対応を確認してみましょう。

Band 1
Band 3×
Band 8
プラチナ
××
Band 18(26)
プラチナ
××
Band 19
プラチナ
××
Band 41××
Band 42

※ほとんど使用していないバンドは除外しています。auのB26はB18とほぼ同じ周波数帯です。

Band 1は世界的な標準バンド(除く北米)でほとんどのスマホが対応しています。Band 3はドコモでは東名阪でよく使われ、ソフトバンクはメイン回線の1つです。

Band41と42はPREMIUM 4Gなど高速通信をする場合に今後必要になってきますが、現状の4G通信で満足できる場合は気にする必要はありません。

問題のプラチナバンドです。ドコモはBand19、auはBand18(26)、ソフトバンクはBand8です。

後進のソフトバンクがラッキーだったのは、割り振られた900MHz帯は世界中でもそれなりに使用されている周波数帯B8だったことです。ドコモとauが使用しているB18、B19の2つは相当マイナーなバンドだったのです(後述)。

海外のバンドを整理してみるとB19の特殊性が見えてくる

B19問題を理解するには、まず海外のLTEバンド状況を理解しておく必要があります。代表的なバンド対応を表に整理してみました。

地域通信会社LETバンド
アメリカAT&TB2/B4/B17/B30
アメリカT-Mobile B2/B4/B12/B66/B71
イギリスTelefonicaB3/B20
ドイツVODAFONEB7/B20
ドイツtelekom.deB3/B7/B20
オーストラリアOptusB1/B3/B7/B28
韓国SK TelecomB1/B3/B5/B7
台湾Taiwan mobileB4/B28
台湾ChunghwaB3/B7/B8
香港SmartoneB3/B8
香港China UnicomHKB3/B7/B40
中国China UnicomB1/B3/B41
中国China MobileB38/B39/B40/B41
中国China TelecomB1/B3/B5/B40/B41

要はドコモのB19、auのB18なんて使用している地域はなく、ソフトバンクのB8を使っている地域はところどころあるということです。

つまり中国のスマホは中国本土ならびに周辺地域を想定して周波数帯が設定され、その結果、マイナーなドコモのB19、auのB18は含まれないという事態が発生するわけです。

ちなみになぜB19の採用が少ないかというと、ヨーロッパでほぼ同じ周波数帯のB20が採用されているからのようです。

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アン秘書

ドコモもB20を採用していれば、今頃こんな問題にはならなかったのでしょうか?

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マーロウ

そうだな。ただ各国さまざまな電波の歴史があるらしいから、いちがいに批判はできないらしい。しかし今後は世界的に電波を統一してほしいものだな。

グローバルモデルでB19対応している中華スマホがある

なぜB19が特殊なの、その背景がおわかりいただけたかと思います。では中華スマホのすべてがB19に対応していないかというと、そうではありません。次の二種類のスマホは対応しています。

日本国内で正規販売されている中華スマホ

当たり前のことですが、HuaweiやOPPOなど日本に進出していて、正規販売しているスマホは日本の特別仕様にカスタマイズされていますので、問題なく使用することができます。

例えばHuaweiの代表的な機種P30のバンドを見てみましょう。

B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41

完璧なまでの対応ですね。日本はもちろんのこと海外に持ち出してもほとんどの国で対応できる、いわゆる「グローバルモデル」です。

グローバルモデルの中華スマホ

上で紹介したように、日本で正規販売されていなくても、最初から中国国内ではなく海外での販売を想定した機種があります。そういった機種でもB19に対応したものは少なかったのですが、最近は日本での販売が増えてきたのか対応する機種が増えてきました。

例えば代表的なグローバルモデルであるOnePlus 7Tのバンドを見てみましょう。

B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/32/66/34/38/39/40/41

ものすごい数の対応具合です。他にもいろいろとありますので、詳しくは下記記事をご覧ください。

Best Chinese Smartphone compatible B19【2019年12月最新版】ドコモB19対応!格安中華スマホおすすめ20選【SIMフリー海外通販】
auはB18対応していたら使えるのか
auはなにやら特殊な通信仕様になっているらしく、B18に対応していても通信ができない機種もあるようです。Oneplusのように動作確認がとれている機種を選びましょう。というかauで中華スマホするくらいならソフトバンクにMVNOすることをオススメします。

まとめ:ドコモユーザーはB19対応中華スマホを購入しよう

筆者としては、中華スマホを今後ずっと使い続けようと思うのなら、ソフトバンクに乗り換える方をオススメしますが、下記のような理由でドコモ回線を使いたいという方もおられるでしょう。

  • これまで長くドコモユーザーで乗り換えたくない
  • 山間部でドコモ電波しか入らない
  • 家族割の関係でドコモから転出できない
  • ソフトバンクが信用できない

最近はUmidigiやUlefone,Blackviewなどマイナーなスマホメーカーの製品もB19対応スマホを投入してきていますので、選択肢もかなり増えてきました(ただBクラスメーカーなので注意は必要ですが)

良い機種を選んで楽しい中華スマホライフを楽しんでください!

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マーロウ

以上、かんたんに整理してみた。参考にしてくれたら嬉しいぞ。

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アン秘書

皆様も十分注意して、中国スマホワールドを楽しんでくださいね。

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