2020年急速充電は新たなステージへ
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
2020年は急速充電が劇的に進化した年でした。昨年までは20Wや30Wですごいねと言っていたのが、いまや最大120Wで充電可能な時代になりました。
ちなみにiPhoneについている標準的な充電器は5Wですので、どれだけパワーアップしたかおわかりいただけるかと思います。
この激烈な技術開発競争の先頭を走るのはなんといっても中国メーカーです。Xiaomi、VIVO、OPPOが鎬を削っています。
2020年10月現在で、最高の充電性能を誇っているのはXiaomiのMi 10 Ultra。有線で120W、無線で55Wという強烈な速度を誇ります。
具体的には有線120Wの場合で23分で100%充電、5分で41%充電が可能という驚異的なスピードです。無線の55W場合でも40分で100%充電可能です。
ちなみにXiaomiは最近80Wの無線充電器を発表したばかりです。
急速充電速度ランキング
それではAndroidを中心にランキングを紹介していきましょう。下の方は、有名機種のみ紹介しています。また参考にiPhone12も入れておきました。
機種 | 有線 | 無線 | リバース | 容量(mAh) |
Xiaomi Mi 10 Ultra | 120W | 55W | 10W | 4500 |
Vivo iQOO 5 Pro | 120W | ✘ | ✘ | 4000 |
OnePlus 8T | 65W | ✘ | ✘ | 4500 |
OPPO Find X2 | 65W | ✘ | ✘ | 4200 |
Oppo Reno4 Pro | 65W | ✘ | ✘ | 4020 |
Realme X7 Pro | 65W | ✘ | ✘ | 4500 |
Realme 7 pro | 65W | ✘ | ✘ | 4500 |
Realme Q2 Pro | 65W | ✘ | ✘ | 4300 |
Realme X50 Pro | 65W | ✘ | ✘ | 4200 |
Black Shark 3 Pro | 65W | ✘ | ✘ | 4720 |
Nubia Red Magic 5S | 55W | ✘ | ✘ | 4500 |
Vivo iQOO 5 | 55W | ✘ | ✘ | 4500 |
Vivo iQOO 3 | 55W | ✘ | ✘ | 4400 |
Realme X2 Pro | 50W | ✘ | ✘ | 4000 |
Galaxy S20 Ultra | 45W | 15W | 9W | 5000 |
Galaxy Note10+ | 45W | 15W | 4.5W | 4300 |
Vivo NEX 3s | 44W | ✘ | ✘ | 4500 |
Vivo iQoo Z1 | 44W | ✘ | ✘ | 4500 |
Vivo X50 Pro+ | 44W | ✘ | ✘ | 4350 |
Huawei Mate 30 Pro | 40W | 27W | 27W | 4500 |
Huawei P40 Pro | 40W | 27W | 27W | 4200 |
Huawei Nova 7 | 40W | ✘ | ✘ | 4000 |
Xiaomi Mi 10T | 33W | ✘ | ✘ | 5000 |
Xiaomi Mi 10T Pro | 33W | ✘ | ✘ | 5000 |
Xiaomi Mi 10 | 30W | 30W | 5W | 4780 |
OnePlus 8 Pro | 30W | 30W | 3W | 4510 |
Galaxy Note 20 Ultra | 25W | 15W | 4.5W | 4500 |
Xperia 1 II | 21W | 11W | ? | 4000 |
iPhone12 | 20W | 15W/7.5W | ✘ | 2815 |
Pixel 5 | 18W | 15W | 5W | 4000 |
この表を見てもらえば一目瞭然で、中国メーカーのスマホが上位を占めています。最新機種のiPhone12やPixel 5が足元にも及ばないことがおわかりいただけると思います。
まとめ|100W充電が普通の時代になるのか?
このままスマホの性能向上が進めば、バッテリーの大容量化は避けられません。近いうちに10,000mAhの容量をもったスマホが登場し、普通になっているかもしれません。
したがって急速充電技術がこのまま進化を続けるのは確実ですが、100Wというのは一つの大きな区切りだと思います。USB PD規格で定義されているのも100Wまでですので、とりあえずは各社100W充電を目安に競争が進むものと思われます。
その後200Wを目指すのか、CPUのように発熱問題が生じて停滞するのか、あるいは無線充電技術の方にエネルギーが注がれるようになるのか、行方はわかりませんが、いずれにしても楽しみではありますね。
本ブログでも適宜、状況をレポートしていきたいと思います。
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