【TIPS】中華スマホのグローバルROM/中国ROM/インターナショナルROMの違いとは?【個人輸入】

注意しないと間違った買い物をしてしまいます

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

今回は筆者も初心者のときによくわからなかったグローバルROMについて解説したいと思います。

日本で正規販売店から購入した中華スマホはこのような問題はないのですが、中国からスマホを輸入するとなると注意しなくてはなりません。

なぜROMの違いが生じるのか?

China ROM

原因は簡単!中国ではGoogleサービスが使えないからです。世界のほとんどの国ではGmailやGoogleマップ、Google PlayなどのGoogleサービスが使用できますが、それが使用できないとなると、代替のサービスが必要になります。

中国ではすでにWeibo, Baidu Mapなどの国内サービスが展開されていますし、アプリケーションの配給は各スマホメーカーがサーバーを立ち上げています。

XiaomiのApp Store
China ROM(英語)Google Playの代わりにApp Storeがインストールされている。

つまり中国国内専用にアプリを入れておく必要があるのです。国内専用なのでもちろん言語サービスとして日本語もありません。これが通称チャイナロム(China ROM)です。台湾では「大陸版」とも言われます。

China ROMでも英語は使える
China ROMは言語が中国語だけかと思われるかもしれませんが、中国には香港があるので「英語」が選択できます。Google Playのインストールは簡単なので、英語が得意な方はChina ROMで使い続けることも可能です。

Global ROM

それに対して海外向け製品はGlobal版と呼ばれ、Googleサービスのプリインストールと、多言語対応がほどこされています。各中華スマホメーカーはこのように国内版と海外版を使い分けて出荷しています。

基本的にGlobal ROMは日本語に対応していますので、起動時に言語に日本語を選べばあとはスムーズに日本語システムが起動します。

Xiaomiの場合はMIUIのダウンロードページからGlobal ROMが提供されています。他にEU版とロシア版が提供されているようです(違いは不明)。

※以前はベータROMの提供も行われていましたが、現在は中止になっています。

中国ROMを購入するとROMの入れ替えが大変

海外向けがグローバル版しかないのであれば、あまり問題なさそうに思えますね。ところが、通販で購入する際にChina ROMで販売している場合があるのです。

とくにセールで格安になっている場合は注意です。中国国内で大量に在庫が余ったものを処分している場合があるからです。

GearbestやBangoodなどの香港系ストアであれば商品名に「GLOBAL」と入れておいてくれますが、JoybuyやAliExpressのマイナーショップだとわかりにくいことがあります。

あるいはChina ROMと明記してあっても、価格が安いのでつい買ってしまったということもあるでしょう。

China ROMを日本語化することは可能か?

できます。ただし結構難易度が高いです。筆者はXiaomi Mi 8の中国版(China ROM)を安く購入したは良いですが、日本語化で苦労しました。経緯は下記記事にまとめています。

International ROMとは何か?

ChinaとGlobalなら対比なのでOKですが、GlobalとInternationalなんて同じ意味ですね。ストアやメーカーで呼称が異なったりしますが、一般的にInternational ROMは通称「ショップROM」と呼ばれるもので、ストア(ショップ)が独自にChina ROMをアンロックしてGlobal ROMに焼き直したものを指すことが多いようです。。

ただしストアによっては、ショップROMでも「GLOBAL」と表記していることがあります。⇒届いた商品がアンロックされているかどうかでわかります。アンロックがセキュリティ的に不安なのであれば再度自分でロックすればよいだけですが…。

こちらは公式グローバル版。

こちらはショップROMのグローバル版。K20は中国国内しか販売されていないからです。

Does it have multi-language and Google Play?  
For Redmi K20, It has two types now, Chinese ROM and global ROM. Chinese ROM doesn’t have multi-language, it has only English & Chinese and Google play. But we can flash the Global ROM. Global ROM has multi-language and Google Play, and it can update by OTA. You can choose one type of Chinese ROM or global ROM. Chinese ROM one is cheaper. Global ROM one is more expensive.

この商品の質問欄には上記の通り説明がありました。China ROMとGlobal ROMがあってどちらか選べるよ。Global ROMは我々が焼いたやつ。Global ROMの方が少し高いよ、と言っています。

初心者にはわかりにくいですよね。最初は比較的信頼のおけるGearbestやBanggoodで購入することをおすすめします。

まとめ:虎穴に入らずんば虎子を得ず!

このような記事を読むと、中華スマホの個人輸入にビビってしまうかもしれません。確かにリスクはそれなりにあります。

ただ私に言わせると、そこを含めて買い物を楽しめるかどうかだと思います。

いろいろと調べて安くお得に買物をする!これが中華スマホの醍醐味です。

マーロウ
マーロウ

責任は取れないけれども、ぜひとも楽しいショッピングを満喫してほしいぞ。

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