【Xiaomi Mi 8】8周年記念のフラッグシップその性能はいかに【実機レビューその2】心労の日本語化作業

Marlowe

ガジェット探偵局へようこそ。Xiaomi設立8周年を記念して発売されたMi8。今回はChina ROMを日本語化した作業をレポートするぞ。

China ROMは日本語を使えない

物欲に負けてXiaomi Mi 8を購入し、ファーストインプレッションを紹介したのが前回のレビューでした。今回は中華スマホの醍醐味。日本語化作業について報告したいと思います。前回の記事はこちら。↓↓↓

【Xiaomi Mi 8】8周年記念のフラッグシップその性能はいかに【実機レビューその1】ファーストインプレッション

そして商品はこちら。投稿時点ではJoybuyが350$で最安です。

Xiaomi Mi 8 6GRAM/64GBROM China ROM

Joybuy

このページを見に来られる方はご存知だと思いますが、中国からスマホを輸入する場合、次の3つのタイプがあります。

  • 中国本土版→China ROM
  • 海外版(メーカー公式)→Global ROM
  • 海外版(ショップがROMを書き換え)→Shop ROM/International ROMなど。

最後のショップROMについてはGlobalと書いたりInternationalと書いたり、曖昧です。セラーによっても異なりますので事前にご確認を。

そして安く買おうと思うと、China ROMであることが多いです。今回Joybuyから購入したMi 8は未開封のChina ROMでした。China ROMの不便な点は次のとおりです。

  • Google Playが入っていない
  • 日本語のロケール(地域設定)が入っていない
  • 英語で使うことができるが、ロケールが英語になるので、すべてのアプリが英語基準になる
  • 中国専用の余計なアプリがたくさん入っている

なので、ほとんどの方は日本語化を試みることになると思います。

日本語化には大きく分けて次の2つの方法があります。

  1. Morelocale2を導入してロケールを日本にする簡易的な方法
  2. 公式Global ROMあるいはカスタムROMを焼く方法

(2)の方法はスマホ本体をBoot Loader Unlock (BLU)しなくてはならず、Xiaomiの端末は申請式になっています。専用サイトから申請してから許可までおよそ10日程度かかるので、購入直後は(1)の方法しかありません。※熟練者はゴニョゴニョしてできるみたいですが・・・バイパスはできなくなったそうです。

今回、両方の手段を試しましたので、皆さんの参考になるよう報告いたします。

注意
最近Xiaomiより次の声明が出されました。
Here’s something VERY important before you flash or update the ROM.
1. Xiaomi Phones manufactured for Chinese market are not able to run MIUI Global ROM.
2. Xiaomi Phones manufactured for Global markets are not able to run MIUI China ROM.
We highly recommend you to buy Xiaomi Phones via official or authorized sales channels and double check the system infomation before flashing or updating.
Thank you for understanding.
MIUI Team
http://en.miui.com/thread-3831680-1-1.html

China ROMにGlobal ROMは動きません。その逆もまたしかり。ということだそうです。私がROM焼きしたあとのことなので、下記に示す通り、ブートローダーアンロックしても本当にできないのかどうかは未確認です。ご注意ください。(追記)XDAによるとBLUはできるようです。Lockができないという意味のようです。

MEMO
ネット情報では場合によってはアンロック申請に720時間=1ヶ月と表示されることもあるようです。私は240時間でした。

普通にROMを落としてきてアップグレードを適応してもこんなメッセージがでます。

Morelocale2を導入する

詳しい方法は下記のリンク先をご参考ください。

参考 MoreLocale 2の使い方。日本語非対応のAndroidを日本語化できるアプリ。アンドロイドラバー 今回は示された方法だけではうまくいかず苦労しました。
  • STEP.1
    PCにADB環境を整える
    AndroidにPCからコマンドを送ることができる環境を整えます。いろいろあるらしいですが、最も簡単な方法はMinimal ADB and Fastbootというアプリをインストールする方法です。下記リンクからどうぞ。
    Minimal ADB and Fastboot
  • STEP.2
    Mi8にMorelocale2をインストール
    ロケールを追加するMorelocale2というアプリをMi8にインストールします。

    MoreLocale 2

    MoreLocale 2
    開発元:C-LIS CO., LTD. (C-LIS Crazy Lab.)
    posted withアプリーチ

    アプリを開くとロケールがずらずらと現れ、Japanese(Japan)があると思いますが、押しても次の画面が出てきて変更できないはずです。Root化してSUPERUSER権限を付与するか、ADBでパーミッションを与えよとのことで、ここでは後者の方法を取ります。

  • STEP.3
    USBデバッグをONにする
    ADBでコマンドを流すにはUSBデバッグをONにしなくてはなりません。この設定項目は通常はみることができず開発者モードをONにすることで変更することができます。開発者モードはAbout phoneMIUI versionを連打すると表示されるようになります。続いてAddtional setting→Developer optionsからUSB debuggingをスライドさせてONにします。この状態でPC側からMinimal ADB and Fastbootを用いて指定されたコマンドを入力すればよいOK・・・と他のブログサイトには書いてあるのですが、今回はコマンドを叩いてもパーミッションが拒否されてしまいます…
  • STEP.4
    USB debbuging (Security settings)をON
    調べるとどうも通常のUSB debbugingだけではなく、その三段下にあるUSB debbuging (Security settings)もONにしないと行けないようです。ところがスライドさせても「The device is temporary restricted 3-3」と表示され、ONになりません。これは困りました。数時間いろいろと検索して最終的にMIUIのフォーラムに下記画像の方法を探し当てました。

    なんとVPNで中国サーバーを経由しなくてはならないようです。さすが中国国内仕様、簡単な方法では解除できないということですね。

  • STEP.5
    Transocks VPNをインストール
    上の画像に書いてあるとおり、中国製のTransocks VPNというアプリをインストールします。

    穿梭Transocks-帮助海外华人访问国内应用的VPN

    穿梭Transocks-帮助海外华人访问国内应用的VPN
    開発元:Chengdu Fobwifi Networks Technology LLC
    posted withアプリーチ

    Transocks VPN。上の丸いボタンを押すだけ

  • STEP.6
    Install via USBをONにする
    上の画像の解説によるとUSB debbugingだけではなくInstall via USBをONにするとあります。この設定もUSB debbuging (Security settings)と同じく動かせなかったのですが、VPN経由で動くようになりました。ともにONにしておきます。
  • STEP.7
    ADBでパーミッションを与える
    これでやっとパーミッションを与えることができる状態になりました。PCからMinimal ADB and Fastbootを開いて指定のPMコマンドを入力します。するとなにもなかったかのようにJapaneseが選択でき、日本語表示に変わりました。めでたしめでたし。

さて、かなり苦労して変更したロケールですが、次の問題があります。

  • システム設定などは日本語化されない
  • 再起動するともとの言語設定に戻る
  • 中国本土版の変なアプリが残っている

ですので、10日ほど待って、Global ROMに焼き直すことになりました。

Global ROMを焼く

本体のUnlockを申請する

Xiaomi社に対してUnlockの申請をしてからおよそ10日間(〜1ヶ月)ほど待たないといけません。こちらのページから申請手続きを行います。

https://en.miui.com/unlock/

他ブログの記事を見るとSMSで申請する場合も過去にあったようですが、今回はMi Accountの認識のみでいけました。Mi8側も同じMi Accountを登録しておかないいけません。残り時間はmiflash_unlockのアプリで確認することができます(本体とFastbootで接続した状態で)。

MI Unlockで残り時間が確認できます。残り4時間の状態。ここに720なんて出たら気が滅入りますね。

Global ROMを焼く

所定の期間経過したら以下の手順でチャレンジです。

  • STEP.1
    miflash_unlockをインストール
    PCに専用のアプリmiflash_unlockをインストールします。
  • STEP.2
    開発者オプションからUSBデバッグをON
    Morelocale2の解説で説明したとおり、Install via USBとUSB debbuging (Security settings)もONにしておかなくてはなりません。
  • STEP.3
    Mi8をFASTBOOTモードで起動
    本体を電源+音量マイナスボタン長押しでFASTBOOTモードで起動し、USBケーブルで接続します。
  • STEP.4
    Unlockする
    まずなんども「本当にアンロックしていいの?」と聞いてきますが、Unlock anywayを押し続けます。無事、アンロックされると初期化した状態で再起動します(データは全て消えます)。必要なデータは事前にバックアップしておきましょう。

    アンロックされた端末はマルウェアの標的になりやすく、端末へのダメージや金銭的損失を被る可能性があります。それでもやりますか?

    アンロックは成功しました。

  • STEP.5
    Mi FlashとGlobal ROMデータをダウンロード
     続いてGlobal ROMをXiaomiの公式サーバーからダウンロードし、解凍しておきます。今回はXiaomiの公式ROMなのでXiaomiの専用アプリMi FlashでROM焼きします。いずれも下記の公式サイトからダウンロードしてインストールまたは解凍しておきます。
    http://en.miui.com/a-234.html
  • STEP.6
    Mi FlashでROM焼き
    Mi FlashでROMを焼いていきます。まず再びFastbootしてUSBで接続します。すると下記画面のようにMi8がマウントされます。出てこない場合はRefreshボタンを押します。焼く予定のROMのディレクトリを指定してflashするとROMを焼きが始まります。このとき注意しないといけないのが、画面右下にあるアンロックのオプションです。通常は安全性を考慮して、再度ロックをかける設定(clean and lock)にしますが、この設定のまま進むと今回大変なことに
    なんとROM焼き終了後、なぜかリカバリーモードになり、「This MIUI version can’t be installed on this device」と赤字表示、再起動そしてループしてしまう状態になってしまいました。このトラブルも時間を浪費しましたが、結局、再度アンロックすることで解決できました。ですので設定は「clean all」で良いのだと思います(ロックされませんが)。

    リストに表示されたらマウントされたということです。画面右下にアンロックのオプションがあります。

    SUCCESSと緑色に表示されたら完了。エラーだと赤色になります(真っ青)。

  • STEP.7
    言語設定を日本語に
      ふたたび中国語で起動しますが、すでにGlobal版になっています。最初の言語設定にずらずらと言語が現れ下の方に日本語の文字が無事発見できました。システム設定を含め、ほぼすべて日本語化されています。

    言語設定に日本語が…感涙

ROMの解凍に注意!
私はSTEP6でつまづいて時間をロスしてしまいました。うまくROM焼きができずエラーが出るのです。公式ROMに問題があるとは思えませんので、いろいろと試行錯誤して解凍方式に問題があることがわかりました。通常のZIPファイルにしてくれればよいのに、今回のROMデータはtgzという圧縮形式のため、Windows自体では解答できません。定番のLHAPlusやWinZIPで解凍してみたのですがいずれもErrorを起こし、最終的に7-ZIPで解凍したデータで焼くことができました。これはソフトの違いもあるかもしれませんし、PC環境によるかもしれません。ご参考まで。

Global ROMの問題

5ちゃんねるなどでも指摘されているように次の問題あります。Xiaomi.eu ROMで解決との話もありますが未確認です。

顔認証設定が表示されない

せっかく日本語化したと思ったら、よく見ると設定の中に顔認証の項目が消えています。これについては5ちゃんねるで同様のトラブルが報告されていたので、それを参考に地域を香港にすると表示されました!。ちなみに香港以外にもインドやインドネシア、フランスなどでも可です。アメリカや韓国はダメでした。どういう基準なんでしょう?

GPSの精度が悪い

せっかくのデュアルGPS受信なのですが、どうも精度がよくありません。環境にもよると思いますが、ビルの多いところは精度が悪いだとか、ロケールの問題だとかいろいろ原因がありそうです。(追記)ロケールを変えて同じ道を通ってみましたが、変化ありませんでした。関係なさそうです。

精度が良くない状態。かなりぶれてます。高層ビル街からかもしれません。

正確に取れている状態。

Gboardで単語登録ができない

これも5ちゃんねるで報告がありましたが、Gboard自体は普通に動くものの、単語登録ができません。Google IMEの方は問題ありません。(→追記)MIUI10にしたら解消されました。

ロケールを変えると各国のプロモーションアプリが勝手にインストールされる

Xiaomiはスマホの端末の儲けはほとんどなく、プリインストールしているアプリでそれを補っていると言われています。中国国内版はかなりのアプリが入っていますが、Globalでもわずかですが、プリインのアプリが入れられてしまいます。日本語場合、Facebookやゲームが4〜5点ほど入れられていました。これが各国ごとに違うのでロケールを変えると、勝手に入れられてしまいます。まぁ、ロケールを変えたりするのはブログ書いている人だけですよね・・。

Marlowe

以上、かなりの長文になってしまったが、苦労した日本語化のステップの備忘録的に残しておく。ぜひ参考にしてほしいが、自信がない方は最初からGlobal版を購入することをおすすめするぞ。

続編その3 MIUI10にしたレポートは↓↓↓

【Xiaomi Mi 8】ユーザーインターフェースをMIUI10にアップデートしてみた【実機レビューその3】

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