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アイキャッチ画像:【Tips】 ADB環境を導入する方法|初心者にもわかりやすく解説

【Tips】 ADB環境を導入する方法|初心者にもわかりやすく解説

今回はAndroidの裏技を紹介シリーズ。スマホの設定をいじる定番のADB接続を行うにはどうすればよいのかを詳しく解説していきます。

Android Debug Bridge(adb)とは?

「Androidスマホのバグ取りするための橋渡し」…直訳するとわけわかんないですね。Googleによると、「デバイス(スマホやタブレット)と通信するためのコマンドラインツール」で、アプリのインストールやデバッグなど、さまざまなデバイス操作が実行できると説明されています。

簡単に言うと「PCとスマホをつなぐためのソフト」で、「コマンド」で入力するってことですね!

Androidのためだけに作られているので、iPhoneではもちろん使えません。反対にAndroidベースのスマホであればほとんどの場合で使用できます。

スマホ側とPC側でそれぞれ準備が必要ですので、分けて解説していきます。

Windows側でADB環境を整える

まずPCにてADBコマンドが使えるようにします。ADB導入には次の3種類の方法があります。

  1. 「15 seconds ADB Installer」を用いてでサクッと入れる(簡単・初心者向け)
  2. SDK Platfrom-toolsをダウンロードして、パスを通す(中級者向け)
  3. Android Studioを導入する(開発者向け)

以下では「15 seconds ADB Installer」を用いた手順を紹介します。

1️⃣ 15 seconds ADB Installerをダウンロードする

XDAのサイトから、インストーラーをダウンロードします。⬇

ZIPファイルがダウンロードされてくるので、解凍しておきます。

2️⃣ インストーラーを起動

ZIPファイルの中にあるexeファイルを開くとインストーラーが起動します。

adbinstall01

ADBとFastbootをインストールしたいのか?と聞いてくるのでyを入力してEnterを押します。

adbinstall02

続いてADBをシステムにインストールする?と聞いてくるのでyを入力してEnterを押します。ファイルがコピーされました。

3️⃣ ドライバーもインストールしておく

Googleのデバイスドライバをインストールするか聞いてくるのでyを入力してEnterを押します。インストールウィザードが開くので次へを押します。

adbinstall03-680x444

adbinstall04

確認のポップアップがでてきますので「インストール」を押します。

以上でインストール完了。インストーラーは自動的に終了します。

スマホ側での設定

ADBの機能を間違って初心者がいじってしまわないように、デフォルトでは機能がOFFになっていますので、設定を変更していきます。

1️⃣ 開発者オプションを有効にする

以下はOnePlus 8(Android11)の例ですが、他の機種でもほぼ同じです。

設定からデバイス情報を開きます。

Screenshot 20201215-225644

ビルド番号を7回タップします。画面下に「これでデベロッパーになりました!」と表示されます。

Screenshot 20201216-000049 01-1

設定に戻り、システムを開くと開発者オプションの項目が表示されています。

2️⃣ USBでバッグをONにする

Screenshot 20201216-000116 01

開発者オプションを開き、下に進んでいくとUSBデバッグという項目があるのでスイッチをONにします。画像のように「USBデバッグを許可しますか?」と聞かれるのでOKします。

これでスマホ側の設定は完了です。

3️⃣ PCとUSBケーブルで接続する

PCとスマホをUSBケーブルで接続します。なるべく純正ケーブルを使うことをおすすめします。

Screenshot 20201216-000252 01

初めて接続した場合は、「USBデバッグを許可しますか?」と聞かれるので許可を押します。

たびたび使う場合は常に許可するにもチェックを入れておきましょう。次回からこのアラートが出なくなります。

PCでADBを起動する

以上で準備完了です。実際にPCでADBを起動してみましょう。

1️⃣ コマンドプロンプトを起動する

commandprompt

コマンドプロンプトは、スタートメニューからアプリケーションリスト→Windowsシステムツールの中にあります。

(裏技)Windows+Rで「ファイル名を指定して実行」を呼び出してcmdと入力するのが速いですね。または任意のフォルダでShift+右クリックでPowershellを呼び出しても良いです。

2️⃣ ADBが起動するか確認

コマンドプロンプトにて次のコマンドを入力します。

adb

Android Debug Bridge Version 1.0.40以下ずらずらと情報が流れてきます。これが表示されれば、ちゃんとADBコマンドが通用する状態になっているということです。

commandprompt2

3️⃣ スマホが接続されているか確認

次に下のコマンドを入力します。

adb devices

すると下にList of devices attachedと表示され、

Oc68f924(←この値はスマホによって異なる)device

と表示されればOKです。2回目からはこのチェックだけでOKです。

commandprompt3

※表示されなければ接続できていません。スマホ側でUSBデバッグが許可されているか確認しましょう。

以上で準備は完了です。


以上、ADB環境を導入する手順を紹介してみました。お役に立てたならば嬉しいです。

ではでは~。


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マーロウ
マーロウ 複雑に入り組んだガジェット沼を探求するハードボイルド探偵。最近はジャンク修理に夢中。長年のMacユーザー|Hackintosher|中華ガジェ愛好家→円安休み|Bimmer

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