マーロウ
激安ノートPCを探して
えー。冒頭で謝っておきます。本製品8ヶ月前に購入しておきながら今更のレビューになります。いろいろあって面倒になり、放置しておりました。
ところが最近、本機種の後継機Teclast F7 Plusが発売されているというニュースを見て、これがラストチャンス、やや質を下げてでも投稿しておこうと思った次第です。
購入の動機は子供がPCを欲しいと言い出したことです。といっても子供の小遣いで買えるような価格のPCは国内では販売されていません。中古品ぐらいですよね。
中古品もいくつか漁ってみましたが、まぁひどいスペックです。PC自体が消耗品であることを考えると購入する気になれません。
そこで中華通販情報を漁ってみるといくつか候補が出てきました。その中でもっとも好感が持てたのがこちらのTeclast F7です。
GadgetFanさんのサイトで最高のバジェットノートという評判を見て、ポチッとやってしまいました。
まずは価格が素晴らしいですよね。3万円以下で購入できるノートPC!それだけでもすごいのですが、筐体がフルメタルらしいというので、人柱的に注文してみました。
購入はGeekBuyingから。他のセラーでも取り扱いがあるのですが、買おうと思ったときに安かったのがたまたまGeekBuyingだっただけです。当時の価格で245.99$+送料41.92$(DHL)でした。
購入したのはeMMC64GBモデルです。購入後1ヶ月ほどしてSSDモデルがや各セラーにて安売りされだしたのでもう少し待てば良かったのですが、さほど見劣りするわけではないのでよしとしましょう。
Teclast F7 Notebookのスペックをチェック
まずスペックと製品の売りポイントをチェックしてみましょう。
CPU | Intel Celeron N3450(Quad Core 1.1GHz, up to 2.2GHz) |
グラフィック | Intel HD Graphics 500 |
OS | Windows 10 |
メモリー | 6GB (DDR3) |
ストレージ | 64GBeMMCまたは128G SSD |
ディスプレイサイズ | IPS 14 inch |
ディスプレイ解像度 | 1920 x 1080 (FHD) |
Bluetooth | 4.2 |
Wi-Fi | 802.11 ac |
LAN差込口 | あり |
内蔵カメラ | 2.0MP |
3.5mmヘッドフォンジャック | あり |
USBスロット | 2x USB 3.0 |
MicroSDカードスロット | あり |
HDMI | Micro HDMI端子あり |
マイク端子 | あり |
内蔵スピーカー | あり |
充電器 | 100-240V 12V 2A |
バッテリー | 7.6V / 4900mAh リチウムポリマー |
寸法 | 33.10 x 22.00 x 1.60 cm |
重量 | 1.3 kg |
CPUは平々凡々なCeleronです。パワーはありませんがウェブ閲覧程度であれば十分な能力で、激重ゲームをしなければ全く問題なく使えます。
注目はメモリが6GBも積んでいることですね。DDR3ですが。安価の割にはまぁまぁなスペックです。
ストレージはeMMCの64GBで少なめですが、増設用M2スロットがあるので足りなくなれば高速なSSDを増設することができます。現在は128GBのSSDモデルがあるのでそちらの方が高性能ですね。
スペックで驚きなのが、FHDのIPS14インチディスプレイですね。この価格帯でよくIPSパネルを載せてきますねぇ。けっこうな美しさです。子ども用にはぜいたくなクオリティです。
その他にもUSB 3.0端子やMicro HDMI端子もついていて、Wi-Fiもデュアルバンドです。
14インチの大きさがありながら本体重量はわずか1.23Kgです。暑さも1.35センチ。素晴らしいビルドクオリティです。下の映像もご参考ください。
日本語化は不要!だがキーボードはUS
筆者はXiaomiのノートPCを持っていて、Windowsが中国専用版だったため日本語化がかなり面倒でしたが、本製品は中国国内専用ではないので、いきなり初期設定で日本語が選べます。実は子供が待ちきれずに自分で箱を開けて勝手に登録してました(笑)。それくらい簡単です。
一方で海外PCの宿命、キーボード問題があります。USキーボードなので半角やかなボタンはありません。かな切替はAlt+〜で変更できますし、まぁ子供がそんなにテキストばりばり入力するわけじゃないからいいでしょと割り切りました。
こんな感じのUSキーボードです。
フォトレビュー
それなりにデザインされた外箱に入ってきました。Tbookというシリーズなんですね。
まいどお約束ですが、箱は凹んでます。頑丈な箱ですのでこれくらいの凹みはまったく内部に影響しません。
内箱に説明書やアクセサリーが入っていますが、ブラックのおしゃれなデザインになっています。捨てるのが惜しい感じです。
いちおう説明書もこんな感じで入っていました。読んでませんが・・。
こちらが困ったちゃんの電源アダプター。中国プラグです。USB-Cにしてくれれば汎用性があって良かったのですが、この価格帯では無理な要求かもしれません。
変換アダプターをかました状態。かっこ悪いですね。おまけに買ってからしばらくして気づいたのですが、キーボード中央上の方からわずかにジーという異音が出ていました。電源を抜きバッテリー稼働させると消えます。別の電源にすると鳴らないので電源周りの問題のようです。
調べてみるとどうやらコイル鳴きという現象のようです。返品しようか迷いましたが、子供は気にならないと言うし、別電源にすれば支障ないのでそのママになってます。
ボディ全体像。ミニマルメタル!驚きのビルドクオリティです。ボディだけだと10万円に見えます。角はすべて面取りされています。
左サイド。右からUSB、MicroHDMI、MIC
右サイド。右から電源、ヘッドフォンジャック、USB、TF(MicroSD)カードスロット
本体。内側もアルミ合金。
電源を買い直してみた
子供は気にならないというけど、自分が気になるので電源を買い直してみました。本体への差し込みプラグがノートPCは乱立していてどれが当てはまるのかわかりません。
差し替えができるこういうタイプの電源を購入してみました。最初に買ったプラグセットには適合するものはなく、次に買ったセットにありました。こちらの電源に交換するとコイル鳴きはなくなりました。
まとめ:衝撃のバジェットノート
いやぁ。正直驚きのコスパですよね。バジェットノートというらしいです。USキーボード問題を除けば入門用にちょうど良いと思います。
ただ私の個体は電源のコイル鳴きが発生していたのがちょっと残念でした。
以上かんたんにレビューしてみました。いまさら感があるレビューで恐縮ですが、ネットに情報が少ないので少しでも参考になれば幸いです。現在は後継機種のF7 Plusが発売されていますので、ぜひそちらを検討してみてください。相変わらずの300$台の価格設定で、スペックアップしています。
マーロウ