ガジェット探偵事務所へようこそ!今回は中国からスマート体重計を購入してみたので紹介していこう。
スマート体重計って、普通の体重計と何が違うのですか?
体重以外にも体脂肪率やBMIなどの健康指数を計測でき、スマホと連動することができるのだ。
なんだか便利そうですね。詳しく紹介してください!
スマート体重計とは?
Xiaomiを筆頭に近年の中国製家電の品質の向上はめざましいものがありますね。サービスや保証を度外視すればコスパ的に日本製をしのいでいる商品も出てきました。今回はその一つスマート体重計をご紹介します。
最近の体重計は体重以外にも体脂肪率やBMIなど様々な健康指数を計測することができるのはご存知だと思います(体組成計というらしい)。我が家でもオムロンの下記のような体重計を使ってきました。ただ、ボタンを押さないと切り替えができないし、いちいちメモを取って記録するのも面倒くさいので、結局体重しか計測しなくなります。
そこで近年登場してきたのが、計測したデータをスマホに転送して管理するスマート体重計(体組成計)なんです。記録をすべてスマホがしてくれますし、データの比較が簡単にできます。
我が家の体重計。使い方が乱暴なせいか、5年ほど使用したのち、画面がつかなくなってしまいました。そこでスマート体重計を購入を検討し始めたのですが、日本のメーカーの製品は高い!だいたい10,000円前後するので、体重計にこんなに払うべきか?と二の足を踏んでしまいます。
そこで毎度のごとく中華メーカーの製品を探すると、中国の新進家電メーカーXiaomiから手頃な下記の商品が発売されていました。価格も50$前後でなんとか手の届く範囲。香港の通販サイトGearBestで購入し、2ヶ月ほど使用してみましたので、早速レビューしていきます。
(追記)国内でも正規輸入品が販売されるようになりました。中国からの個人輸入とあまり価格差がないので、保証を考えると国内正規代理店(TJC社のSTARQ)から購入するのがおすすめです。下記リンクよりどうぞ。
なおこちらの製品(体組成計)とは別に、省機能版(体重計)が販売されていますのでご注意ください。性能が圧倒的に違いますので、体組成計をおすすめします。
見た目からは想像のつかない高機能
本体は極めてシンプルでボタンが一つもなく、表示されるのは体重だけ。本体だけだとまったく性能を発揮できませんが、スマホと連動させることで、以下の10項目が計測できるようになります。これがスマート体重計といわれる所以ですね。Xiaomiは本体をシンプルにして、スマホ連動でコストダウンをはかる手法を得意としている家電メーカーです。
計測可能な項目
- Weight:体重
- Body Score:ボディスコア(Xiaomi独自の基準)
- Visceral Fat:内臓脂肪
- BMI:ボディマス指数。肥満度を表す。
- Body Fat Percentage:体脂肪
- Muscle Mass:筋肉量
- Water:体水分率
- Basal Metabolic Rate:基礎代謝率
- Bone Mass:骨量
- Figure:体型
セールスポイントとスペックをチェック
- AndroidとiOSともにアプリ提供
- ガラス部分は強化ガラス
- 本体はABS樹脂製
- ステンレス溶接加工(どこにしてるかわからないが…)
- 大きめなマットサイズ: 30 x 30cm
- 計測可能範囲: 5 ~ 150kg
- 16人分のデータをサポート
- 電源:単4電池×4
- オプションでシリコンカバーあり
- 製品重量: 1.6300 kg
- 製品寸法: 30.00 x 30.00 x 1.50 cm
開封の儀
今回は香港の通販サイトGearBestで購入しました。「Japan Direct Air Line」で到着まで7日かかりました。
梱包はこんな感じ。最後は佐川さんでした。
箱は当然、いくつか凹みがあります。毎度のことでもう気になりません。箱のデザインはいつもAppleリスペクトでかっちょいいですね。
中の梱包です。しっかりしているので外箱が凹んでも大丈夫。
商品はさらにビニールで包まれています。丁寧な梱包に好感が持てますね。
小箱に説明書が入っていました。外箱のアイコンをみる限り電池も入ってそうなのですが、入ってませんでした(;_;)。商品仕様を見ると電池は付属しないと書いていました。海外用にはつけないようですね。
電池は背面に入れ口があります。単4×4です。電池は長持ちしますね。半年たっても切れません。
ファーストインプレッション
本製品のデザイン的な売り込みは次の画像のとおりです。めちゃ薄ボディにコーナーラウンド、大きめのマットサイズ、そして隠しLEDメーターといったところです。
ただインプレッションとしてはもう少し上手にデザインできたかもな、という感もあります。LEDは確かにオシャレな感じですが、全体的な造形がちょっと野暮ったい感じです。Appleだともう少しかっこよくなるのではないでしょうか。今回は耐久性を結構重視した感じもあります。今後のブラッシュアップに期待ですね。
と厳しいコメントを書きましたが、国内メーカー製品に比べれば十分にかっこいいと思います。
こちらが実機。いつものシンプルなデザインです。ただ形状的にもう少し洗練の余地があるように思います。
薄さはこんな感じ。めちゃくちゃ薄いって感じでもないです。
足の部分。シリコン素材でけっこう安定感があります。白い部分の素材はABS樹脂。
背面にXiaomiのロゴと製造情報。
スマホアプリと連携してみる
Mi Fitのインストールとアカウント作成
Xiaomiが配給するアプリがAndroid/iOSともに入手できます。ハード側がBluetooth4.0に対応していれば問題ありません。下記リンクよりどうぞ。
以下、筆者のAndroid8環境でアカウント登録をご紹介していきます。Mi Fitを起動するとアカウントについて聞かれるので新規登録からアカウントを作成します。Googleアカウントと紐付けると簡単に登録が終わります。
いろいろな項目がでてきますが、見ての通り体重計/体組成計を選びます。
アプリを起動してペアリング検索状態で、体重計に乗ると自動的にペアリングがはじまります。
体重計の単位などは登録後のこちらのパネルから変更できます。私のものは最初は中国の単位・斤(ジン)が設定されていましたのでKgに変更しました。ポンドも設定できます。
体重を計測する
それでは準備完了。早速計測してみましょう!まずスマホ側でMi Fitを起動します。
もしスマホ側でBluetoothがONになってなければアプリ側で催促してきます。
乗ってみました。オッサンの足が写ってて申し訳ない。LEDライトは写真よりもきれいに見えます。また幅と奥行が30センチありますので、男性でも余裕を持って乗れます。銀色の部分にちゃんと足を載せないと体組成情報が取れません。
別に隠す必要もないのですが、目障りかと思い、体重はモザイクかけておきました。前回や42日前の比較などが一発でわかります。これでもうメモを取る必要はないですね。また同年齢かつ同身長の人と比べた場合どうなのかということも表示してくれます。
ちょっと長い画像ですが、こんな感じでデータがとれました。ご覧のように様々なスコアを表示してくれます。オッサンなんで体重が良くても内臓脂肪がヤバイのがすぐにわかってしまいます・・・。ダイエットで目標値がある方はチェックするのが楽しみになりますよね。
ちなみにペアリングしているスマホごとにMi Fitはデータを切り分けてくれますので、家族で使用していても個人のスマホに個別にデータを送ってくれます。これでうっかり体重を知られてしまうリスクも減りますね??
Google Fitと連携する
Mi Fitに読み込まれたデータはGoogleの健康管理アプリGoogle Fitと連携させることができます。連携はMi Fitの方から行います。以下簡単に手順を紹介します。
まとめ
以上に見てきたXiaomiのスマート体重計(体組成計)。やはりXiaomiです。予想通りなかなかのクオリティで仕上げてくれてました。2ヶ月使ってみて正直オススメできる逸品です。うちの妻にもかなり好評で、スマホでデータを見るのを楽しみにしているようです。スマート体重計の購入をお考えの方、ぜひ候補の一つに。
Xiaomi Smart Weight Scaleの評価
Summary
+PROS. 満足な点
- 日本メーカー製に比べて安価だが、十分な機能を持っておりコスパ良好
- Xiaomiらしくシンプルで頑丈そうなつくり。
- アプリが優秀。Bluetooth接続で簡単にデータが取れ面倒にならない。
- Google Fitとも連携可能。
−CONS. 不満な点
- デザインがやや未熟。もう少しかっこよくしてほしい。
- もう少しコンパクトだとうれしい。