先日、愛車の BMW F30 の運転席側ドアを修理していたときのこと。ドアアクチュエータを外して作業していると、見覚えのない金属パーツが「ポトン」と中から落ちてきました。
「ん?何これ?」と調べてみると、どうやら ドアシリンダーの金具の一部。経年劣化で割れてしまったようです。
不具合の症状
実際にスペアキーを差し込んで回してみても、回らない状態。
シリンダーだけを取り外して分解してみると、やはり内部のパーツが破損していました。
普段はリモコンキーとイモビライザーで施錠・解錠しているので特に支障はありません。しかし、バッテリー上がりやキーレス故障の緊急時にはドアシリンダーが必要。放置するのはちょっと不安です。
部品探しの難航
「よし、シリンダーだけ交換すればいい」と考えたものの、ここからが一苦労。
- 日本の通販サイト → Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天などでは取り扱いなし
- AliExpress → 該当部品なし。
- eBay / ドイツのパーツ通販 → $158+送料 と高額。あるいは送料がべらぼう・・・。
たかがシリンダーでこの価格…正直、迷いました。
救世主「大衆自動車」さん
あきらめきれずネットで探し回った結果、ヒットしたのが BMW中古部品を扱う「大衆自動車」さん。
在庫データベースにちょうど希望の シリンダー単品 があり、通販で購入することができました。
価格もリーズナブルで、海外取り寄せよりずっと安心&早い。助かりました!
交換作業をレポート
F30のドアシリンダー交換をレポートしていきます。
シリンダーを止めているドアハンドル内側のネジにアクセスするため、ゴムキャップを外します。
ライトを当ててのぞくとトルクスネジがお目見え。ネジを緩め、シリンダー部分のみを外側に引っ張ると取れます。
こちら、新しく購入したシリンダー部品。分解して金具のみを取り外します。抑え金具を手前に引くと取れます。
無事、交換できました・・・。写真では説明しにくいのですが、バネが入っていまして、このバネを抑えながら巻いて、抑え金具を入れる必要があるのですが、これがなかなかに難しかったです。
シリンダー部分の奥。ここに差し込みます。
車に戻して、スペアキーで回せることを確認!問題なしです。
ドアハンドルのフックがはずれたら
あるあるだと思うのですが、シリンダーが外れている状態で、ハンドルを引っ張ると、フック(?)上の金具が外れてしまいます。
矢印の先の金具を、ヒモあるいは針金などで引っ張ってハンドルを引っ掛けてやると戻ります。最初にやってしまったときは焦りました・・・💦。
まとめ
F30のドアシリンダーは経年で破損することがあります。普段はキーレスで不便を感じなくても、非常時に必要になる重要パーツなんで、もう少し頑丈につくっておいてほしいですね・・・。今回は、交換パーツを中古部品業者をうまく入手できて助かりました。
同じように困っている方の参考になれば幸いです。