【実機レビュー】異常なコスパ!20,000円台の水拭き対応ロボット掃除機Kyvol E31

格安な水拭き対応ロボット掃除機の実力はいかに?

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

今回はVANTOP社から提供していただいたロボット掃除機Kyvol E31をレビューしていきます。

Kyvolは中国深センの家電メーカーであるVANTOP社のロボット掃除機ブランドです。VANTOP社は2017年創業の若い企業ですが、すでに世界100カ国で製品を販売するグローバール企業として活躍しています。

以下に実際に2週間使用してみましたので使い勝手をレポートしていきます。

本製品がおすすめな方
  1. 安価にロボット掃除機を導入してみたい
  2. モップ拭き掃除もやってみたい
  3. 騒音が少ない機種が良い
  4. ブランドに拘らない

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KyvolからはE31の他に、E30とE20という機種も日本に投入されています。E30は水拭き機能を省略したもの、E20はナビゲーション機能やマッピング機能が劣る廉価版です。

カーペットや畳が多いなどで、水拭き機能が不要な場合はE30をおすすめします。

Kyvol E31のおすすめポイント5点をチェック

セールスポイント5点をチェックしてみましょう。

1. モップ水拭きができるハイブリッド型なのに安価!

近年のロボット掃除機の傾向の一つとして、「モップ水拭き機能」を追加したハイブリッド型の登場があります。もちろん機能としては簡易的な水拭きですが、それでも吸引だけでは吸い取ることができない汚れを拭き取ってくれるのは便利です。

本機種は20,000円台前半にも関わらず、モップによる水拭きが可能です。それも専用のタンクが一つちゃんとついてきます。

2. コンパクトサイズなのに3,000Paの強力な吸引力

Photo: Indiegogo

この価格帯のロボット掃除機は2,000Paの吸引力がほとんどですが、本機種は最大で3,000Paまで吸引力を高めることができます。

吸引力は3段階で調整可能なので、動作音がうるさい場合は、吸引力を下げて調整することもできます。直径32cm、高さ7.2cmというコンパクトなボディなのにここまでパワーがあるのは大したものです。

3. 最先端のナビゲーション技術を採用

独自のGyropticスマートナビゲーションシステムが搭載されており、効率的な清掃ができるようにプログラムされています。

4. アプリとリモコンで操作可能

iOSとAndroidのスマホアプリが提供されているので、手元のスマホで様々な操作や状況の確認ができます。

またスマホが苦手なシニア向けには専用の赤外線リモコンが付属しているので安心。

5. AlexaとGoogle Assistantに対応!

二大クラウド音声サービスであるAmazon AlexaGoogle Assistantに対応しています。スマホまたはGoogle Homeなどの端末があれば音声でコントロールすることができます。

水拭きハイブリッド型ロボット掃除機の性能比較

中華メーカー製水拭きハイブリッド型ロボット掃除機をRoborockとEufyからそれぞれ価格帯が一致する機種を選んでスペックを比較してみます。選んだ機種は次のとおりです。

created by Rinker
Roborock
¥32,780 (2021/01/27 19:13:54時点 Amazon調べ-詳細)
項目Roborock E4 Eufy RoboVac G10 HybridKyvol E31
商品画像
寸法35 x 9.07 cm32.5 x 7.11 cm35.0 x 7.2 cm
本体重量5 kg2.69 kg2.7 kg
吸引力2,000 Pa2,000 Pa3,000 Pa
水拭き機能
最大稼働時間80分80分150 分
バッテリー容量5200 mAh不明3200 mAh
清掃範囲200 m280 m2150 m2
集じん容積640 ml500 ml600 ml
水タンク容量300 ml
騒音量55 db55 db55 db
自動充電
サイドブラシ数121
スケジューリング
赤外線コントロール
マッピング機能
高精細マッピング
障害物カメラ認識
段差乗り越え20 mm16 mm不明
カーペット清掃
スポット清掃
エッジ清掃
フィルターHEPAHEPA
音声案内ビープ音
液晶画面
Wi-Fi接続
2.4GHz

2.4GHz

2.4GHz
スマホアプリ対応
磁気バリア対応
Alexa対応
Google Assistant対応
転落防止機能
Amazon価格¥32,780¥26,800¥22,999

基本的な性能は3機種ともほぼ同じです。細かなところで見ていくと、Roborock E4はパワーがありますが、図体が大きいですね。Eufyはサイズは手頃ですが、バッテリー容量にやや不安あり。あと両方とも磁気バリアに対応していないです。

Kyvolはサイズもパワーも価格も申し分ないです。ただしRoborockはXiaomi(系列)、EufyはAnkerという有名メーカーが手掛けている安心感があるのに対して、ブランド知名度が無いのが欠点と言えるでしょう。

参考)

https://smartrobotreviews.com/buying-guide/roborock-e4.html

https://smartrobotreviews.com/buying-guide/kyvol-cybovac-e31.html

https://smartrobotreviews.com/buying-guide/eufy-robovac-g10-hybrid.html

Kyvol E31の実機レビュー

開封の儀

それでは早速、実機をレビューしていきましょう。

ダンボール製の化粧箱に入ってきました。それなりにデザインされていて安心感があります。中華電気製品のダサさは無いですね。

開封してみました。しっかりと梱包されており、破損等はありません。

Amazonでレビューすると無料プレゼントがあるお知らせシートが入っていました。個々の部品はすべてビニール梱包されています。

ちゃんとリモコンの電池も付属していました。単4✕2。

むむ。底に無梱包のパーツが。サイドブラシの予備ですが、あとから追加したのでしょうか??

同梱品一式。※交換用水タンクを撮影漏れしていますが、実際には含まれています。

ボディをチェック

本体。フツーな感じ。格好良くもないですが、ダサさも無いので無難に使えると思います。全体的にプラスチックですが、安っぽさはさほどありません(高級感も無いですが…)。

本体のスイッチはスタートボタンとホームボタンのみ。基本的にこの2つだけで用は足ります。

ボディ部分の直径は約32cm。標準よりもややコンパクトです。

走行中の様子。

側面には万が一衝突しても相手を傷つけないようにクッションがついています。

本体背面。いわゆるフツーのロボット掃除機の構造です。中央部が吸込口。手前がダストボックスです。

音声案内機能は無く、ビープ音による案内になっています。その凡例が背面にシール貼りされているのは嬉しいですね。

吸込口を外してみました。このプラスチックパーツはよく取り外すので耐久性が気になるところです。色味がやや安っぽいのが残念。

ブラシも簡単に取り外せます。ロボット掃除機はどうしても髪の毛がブラシに絡まるので、ときどきはずして取り除く必要があります。そのあたりはよく考慮して作ってあります。

ブラシは消耗品なので、ボロボロになったら交換しましょう。

強制ON/OFFスイッチがついています。なにかトラブルがあったときに使うのでしょうか。何かの拍子で押してしまわないようにカバーが付いています。

マニュアル。ちゃんとした日本語でわかりやすく解説されています。

アクセサリーをチェック

サイドブラシの取り付けを忘れずに。ブラシは消耗品です。ややつくりが安っぽいのが残念。機能的には問題ないでしょう。

ドライバー不要でカチッと押し込むだけです。ただちゃんと置くまで差し込まないと取れてしまいます。

ダストボックス(集塵室)部分。レバーを引くことで簡単に取り外せます。

※ダストボックスの開閉については「一週間使ってみた」の項目をご参考ください。

フィルター部分。扉が開いて交換ができるようになっています。

フィルター部分。高性能なHEPAフィルターになっています。

フィルターもこのように取り外して交換することができます。

こちらはモップ付のダストボックス。交換して使用します。こちらのダストボックスはフィルターがついていないので注意!

モップを装着した状態です。モップも消耗品なので、定期的に交換しましょう。最初から1枚予備が付いてきます。

充電ユニット。あまり格好良くはないですが、機能的な問題はありません。

充電中は白色LEDランプが点灯します。

赤外線リモコン。スマホアプリですべて代替可能なので、使うことはあまりないですが、スマホを使わない方シニアの方は重宝するかもしれません。

筆者が2年間使用してきたRoborock S50との大きさ比較。直径も高さも一回り小さいです。デザイン的にはRoborockの方が良いですが、コンパクトは正義!

予備消耗品とアクセサリー一式。消耗品の予備をつけてくれないメーカーも多いのでこれはありがたいですね。とくに磁気バリア用の磁石ストライプまでつけてくれるのが親切です。

Kyvol E31を一週間使ってみました

一週間ほぼ毎日1時間以上稼働させた結果です。水拭きメインで稼働させていました。

水拭きモップに汚れがついているということは、それなりに汚れを拭き取っているともいえます。水漏れなどはありませんでした。

サイドブラシがみっともなく毛羽立っていますが、機能的には問題ないです。ブラシはもう少し改良してほしいところですね。

吸込口。髪の毛が絡まっています。他社のロボット掃除機でもこういう構造だと絡まるのは避けられません。

あまり絡まりすぎると動作に支障をきたすので、時々取って上げる必要があります。

ブラシを取り外したところ。

水拭き用ダストボックスは隙間からゴミを取り出すタイプなので、ゴミ袋を用意しておきましょう。

なおちょっと再考してほしいのは、ダストボックスを取り外す際にゴミが少しこぼれることです。ゴミ袋の上で取り外すのをおすすめします。

こちらは標準のダストボックス。全面開放ができます。フィルターはこちらのダストボックスにしかついていないので、普段はこちらを使ったほうが良いと思います。

水拭き用ダストボックスの給水口。

ダストボックスに目盛りがついているので、残量がわかります。

スマホアプリをチェック

スマホアプリで操作する方法をチェックしていきます。前提条件として、iPhoneかAndroidのスマホ、およびWi-Fi環境が必要です。

ロボット掃除機はWi-Fi経由で命令を受信しますので、Wi-Fi電波が入るところに充電器を置くようにしましょう。

アプリは次のリンク先からダウンロードできます。

Kyvol
Kyvol
Price: Free

アプリのセットアップ

以下にセットアップの手順を解説します。アプリを起動してみましょう。

アカウントを作成

この手のアプリはすべてアカウントが必要です。Gmail等で登録しておきましょう。

サインアップにはメールによる検証コードの入力が必要です。

デバイスを登録

アカウントの登録が終わりました。続いて購入した製品(デバイス)を登録していきます。[デバイスを追加]を押します。

本製品はKYVOL E31ですので、該当するモデルを選択します。

Wi-Fi経由でロボット掃除機を検索しています。発見されると自動的にペアリングが始まります。

デバイスの登録が完了しました。次回からはデバイスのE31のボタンを押すだけでOKです。

ファームウェアのアップデート

最新のファームウェアとの間に違いがあれば、自動で案内が来ます。アップグレードしておきましょう。以上でセットアップは終わりです。とても簡単です。

音声コントロールの登録1

Amazon AlexaかGoogle Assistantの登録が可能です。左上のメニューボタンから[音量調節]を選びます…日本語訳が間違っていますが無視してください(笑)。

ところがこの画面を押しても、下の画像のように登録の手順が書いてあるウェブページに飛ばされるだけです。実際にはAlexaアプリやGoogle Homeアプリ上で登録作業をする必要があります。

音声コントロールの登録2 Google Home

筆者の事務所ではGoogle Assistant環境ですので、以下、その登録方法をご紹介します。

Google Homeの[設定]から[Works with Google]を選びます。

連携可能なアプリ一覧がでてくるので[Kyvol Home]を選びます。点数が多いのでかなり下のほうです。

接続許可を出します。

自動で端末を探してくれますのでE31を選び、部屋を割り当てます。これで完了。簡単です。

※Google HomeとKyvol E31は同じWi-Fiネットワークにいる必要があります。

操作方法をチェック

中央のボタンで清掃のON/OFFを指示します。清掃中に押すと一時停止します。

その下の[予約][吸引力][エッジ]は必要があるときに選択しましょう。

充電ドックに戻らせるときには最下部の[充電]を押すだけです。

上部の帯には清掃済みエリア、バッテリー残量、清掃時間が表示されるので、状態確認をするのに便利です。

マッピング

その下のMAPボタンをクリックすると下の画面になり、マッピング状況がわかります。

上位機種のようにレーザーマッピングはできませんので、空間認識はできません。実際に走行した部分のデータを記録しています。

だいぶラフなマップですが、おおよそのクリーニング完了エリアを掃除したあとにチェックするのに役立つでしょう。…ただ筆者の経験から言うとすぐに飽きてしまいますので大した機能ではありません…。

スケジュール

スマホらしいUIで使いやすそうです。曜日ごとに設定が可能です。

分単位で設定が可能です。

吸引力

吸引力は三段階から選ぶことができます。

  • レベル1 静音モード:600Pa
  • レベル2 標準モード:1000Pa
  • レベル3 強力モード:3000Pa

初期設定はレベル2になっています。本製品自慢の3,000Paの吸引力を試すには、設定をレベル3にする必要があります。

ただレベル3にすると騒音も増えますしバッテリー損耗も激しくなります。レベル2でも十分な吸引力がありますので、標準設定で使用することをおすすめします。

Kyvol E31の使い勝手をチェック

ナビゲーション

ロボット掃除機でもっとも大事なのは「いかに賢く動くか」です。頭の悪い機種だと、すぐに隙間に挟まって動けなくなったり、同じところばかり掃除するので、結局人力で動かす羽目になります。

本機種は上位機種に装備されているレーザーマッピングやオブジェクト認識機能が無いので、その動作が気になりましたが、実際に使用してみてびっくり。掃除中は「意外に賢く」動きます。詳しくは動画を御覧ください。

ただ一つ残念なシーンがありまして、充電ドックと本体の位置関係は近づかない限り認識できないようで、遠くにいるとウロウロと走りながら充電ドックを探すことになります。最大で5分程度探していることがありました。こればかりは性能的に仕方が無いですね。

バッテリー持ち

バッテリー容量は3,200mAhなので決して多くはありませんが、標準モードで使用する限り十分だと思います。

継続動作時間は現在、計測した限り、最大で64分。およそ1時間程度は可能です。

なお3,000Paの強力モード(レベル3)にすると、みるみるバッテリーを消費しますので要注意です。

バッテリー容量が12%を切ると、自動的に充電ドックに戻ります。戻る際は清掃しません。

充電時間ですが、12%から96%になるまで計測したところ、約4時間かかりました。別に満充電でなくても掃除はできますし、バッテリー容量不足はあまり感じません。

騒音

本製品を使ってみてもっとも気に入ったのは、騒音が静かだということです。これまで使ってきたRoborock S50よりもだいぶ静かに感じます。

公称値では55デシベルということでしたが、実際にスマホアプリで計測してみたところ、標準モードであれば50cm程度離れた距離で60デシベル程度でした。

強力モードにすると5〜10db上がります。逆に静音モードにしてもあまり騒音は変わりません…。

ちなみにRoborock S50を計測してみたところ70db程度でした。10db下がればだいぶ印象が違うと思います。

なお水拭きモードにするとフィルターの関係か、最も騒音が静かに感じました。

段差

段差越えもロボット掃除機の気になるところ。我が事務所には2箇所の段差がありまして、一つは廊下の間仕切り0.5cm、もう一つは部屋ざかいの敷居1.6cm。

本製品は0.5cmの段差は乗り越えられましたが、1.6cmの敷居は超えられませんでした。

したがって段差がたくさんある場所での使用はあまりおすすめではありません。Panasonicなどの段差越え機能がある製品をおすすめします。

なお転落防止センサーがあるので階段で落ちたりはしません。

重量

軽いというのも評価できるポイントです。Roborock S50は5kg近くあり、女性が片手で持つにはちょっと重かったのですが、本製品は2.7kgなので片手で持ち上げることができます。

実際に使っていると、少し場所を移動したりするために持ち上げることって結構あるんですよね。軽さは正義です!

音声コントロール

Google Assistantで試してみましたが、問題なく動作します。

水拭き性能

モップによる簡易水拭きは、他社製品も同じですが、掃除機本体の後方にモップが貼り付いていて、掃除機が移動するのに合わせて、床面を撫でるだけです。

iRobot社が発売している床拭き専用のブラーバとはまったく性能が違いますので、あまり期待しないでください。あくまでおまけ程度の機能です。床にこびりついた汚れなどは落ちません。

という前提での評価ですが、とくに問題なく、適量の水がモップに染み出して、拭き掃除をしてくれます。今の所、水漏れや同じ箇所をやりすぎて床がべちょべちょになるなどのトラブルは発生していません。

Kyvol E31のアクセサリー購入について

ロボット掃除機はブラシやフィルターなどの消耗品が発生します。中国製なのでアクセサリーの購入が心配かもしれませんが、Amazon等で簡単かつ安価で購入できます。

created by Rinker
KYVOL
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Kyvol E31のレビューまとめ

実際に使ってみての第一印象は「意外にちゃんとしてる!」でした。

どうしても知名度が低いメーカーなので、動作や騒音に問題があるのでは?と勘ぐっていましたが、まったくの杞憂でした。

レーザーマッピングが無くても賢く動き回りますし、騒音も静かです。ゴミもきちんと吸い取ってくれます。あとは部品の耐久性がどうかということぐらいですね。

もちろん、上位機種ではより賢い動作や機能が盛り沢山ですが、この価格帯のロボット掃除機に求められている機能のほとんどはクリアしていると感じました。

気になるのは各所の耐久性ですが、こればかりは半年くらい使ってみないとわからないですね。なにかあれば適宜、記事を追加します。

ロボット掃除機はバッテリーが消耗するため、どうしても2〜3年程度で買い替えたくなってしまいます。また3年後にはより高性能な機種が発売されていることを考えると、まずは手軽に本製品でロボット掃除機デビューというのも悪くないなと思いました。

とりわけ水拭き対応機種は値段が高めなのですが、本製品は20,000円台前半という信じられないような価格で発売されていますので、ブランドにこだわらない方にはぜひおすすめです。

Kyvol E31の総評
  • デザイン
  • 機能
  • サイズ
  • 使い勝手
  • コストパフォーマンス
4

総合評価

この価格帯でこの性能は素晴らしい。コスパ最強。

水拭き機能はフローリングのお宅には嬉しい機能。

デザインは平凡。ブランド力は無い。

 

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