ガジェット探偵事務所へようこそ!XiaomiのハイエンドスマホMi MIX 2sを購入したのでレビューしていくぞ。
所長!一般家庭向けのWi-Fiルーターを購入するなら何がおすすめですか?
MIX 3の登場で、型落ちとなり大幅に値引きされている今が買いどきだ。4万円以下で最高のスペックが手に入るぞ。
Xiaomiスマホの最高峰Mi MIXシリーズとは
MIXシリーズはXiaomiのスマホの中でもコンセプトフォンと呼ばれる最も実験的で最先端の技術を盛り込んだ製品ラインです。当然最高のスペックで揃えられていますし、その分値段も張ります(といってもiPhoneよりだいぶ安いです)。
最高峰のSoCであるQualcomm社のSnapdragon 845を搭載したXiaomiのスマホにMi 8とPoco F1があります。Mi 8はXiaomi社のフラッグシップモデル。王道を行く感じですね。Pocoはコスパモデルで見た目よりも性能重視型という違いがあります。
MIXシリーズは初代から三辺ベゼルレスということでボディに対する画面比率が高いことが特徴。昨秋発売の後継機種のMIX 3ではとうとうカメラがスライド式になり全辺ベゼルレス化してしまいました。
今回紹介するMIX 2SはMIX 2のマイナーチェンジです。2018年4月に発売されました。のちほど詳しく紹介しますが、カメラが大きく性能アップしたことが特徴です。
コンセプトは「Art×Technology」。造形的にも技術的にも最高スペックを目指したということでしょう。下のクールなプロモーションビデオをご覧いただければそのコンセプトがよく理解できると思います。
購入はいつも信頼のGearBestから。型落ちのためセールでGlobal版が安くなっていました。送料約400円込みで40230 円でした。購入は下記からどうぞ。各通販サイトでも在庫が少なくなっているようですので、お早めにどうぞ。
MIX 2S通常モデルのスペックをチェック
MIX 2Sは通常モデル(RAM 6GBとROM64/128GB)と最上位モデル(RAM8GB/ROM256GB)に分かれています。ここでは通常モデルのスペックをチェックしていきます。なおカラーはブラックとホワイトの二種類しかありません。
セラミックで高級感のあるボティ
寸法 |
重量 |
ボディ |
SIM |
ディスプレイ Corning Gorilla Glass 4 |
ディスプレイサイズ 1080x 2160 pixels, 18:9 (403 ppi) |
サウンド 3.5mmジャックなし |
センサー |
ボディの特徴はなんといっても三辺ベゼルレスということですね。約6インチの液晶ディスプレイが表面のほとんどを占めており、ボディ本体の大きさに対して画面を有効に使うことができます。またノッチではないので、スッキリとしていて美しいのも見逃せません。これはJDI(ジャパンディスプレイ)渾身のFULL ACTIVE技術があってこその成果です。
(参考)JDIが4辺狭額縁の「FULL ACTIVE」ディスプレイを披露 18:9のニーズが増えている理由は?|ITmedia Mobile
一方でベゼルを狭くした分、フロントカメラが下部に配置されることになり、フラッシュや赤外線センサーを取り付けることができませんでした。ノッチを持つMi 8との違いがここに現れています。この問題はスライド式になったMIX 3では解消されています。
もうひとつのボディの特徴はMIX 2から引き継いだ背面のセラミック仕上げです。とても美しく仕上がっています。デザインはデザイナーのフィリップ・スタルクが手がけたとのこと。
最高レベルのプラットフォーム
OS → Android 9.0 (Pie)/ MIUI 10アップグレード可 |
SoC |
RAM |
ROM |
Micro SDカード |
Antutu score |
最高スペックSoCのQualcomm Snapdragon 845を搭載しているので申し分ない性能です。
RAMも6GBあれば不足することはほとんどありません。
欠点はやはりMicroSDカードによるストレージの増設が出来ないことですね。64GBだと写真や映像を撮りためるとやや不足するので、不安な方は128GBをおすすめします。
デュアルレンズになったカメラ
リアカメラ サブ:12 MP, f/2.4, 2x光学ズーム デュアルLEDフラッシュ, HDR, パノラマ |
フロントカメラ |
リアカメライメージセンサー |
フロントカメライメージセンサー |
リアカメラビデオ性能 |
フロントカメラビデオ性能 |
前作のMIX 2と比べて大きく変わったのがカメラ性能です。リアカメラがシングルレンズからデュアルレンズになり、取り付け部位も中央から角へと変更されました。リアのメインイメージセンサーは評価の高いSONYのIMX363です。4軸光学補正とPDAF(像面位相差オートフォーカス)にも対応して文句の付け所がありません。カメラ評価サイトのDxO Markにて101点もの高評価を得ています。
フルバンド対応で文句なしの通信性能
3G Band WCDMA B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B6 / B8 / B9 / B19 TD-SCDMA B34 / B39 |
4G Band TD-LTE B34 / B38 / B39 / B40 / B41 |
Wi-Fi 2.4Ghz/5Ghzデュアルバンド WiFi Direct対応, ホットスポット対応 |
Bluetooth AAC/aptX/aptX-HD |
GPS GPS, Galileo, GLONASS, BeiDou, AGPS |
NFC |
ラジオ |
USB |
MIXシリーズの特徴の一つに海外バンドフル対応が挙げられます。マイナーなバンドを採用しているDocomoやauにも対応しているのはありがたいですね。
DocomoはW-CDMA B6(FOMAプラスエリア)と、LTEのプラチナバンドであるB19とB28に対応。さらにほとんどの中華スマホが対応していないauのB18とB26とB28をもカバーしています。さらにUQのB41にも対応。もちろん海外スマホに強いソフトバンクの B8にも対応しています。
日本のバンドにフル対応しているのはかなり評価できるな。
所長!一般家庭向けのWi-Fiルーターを購入するなら何がおすすめですか?
ワイヤレス充電に対応したバッテリー
容量 |
急速充電対応 |
Qi ワイヤレス充電 |
バッテリー継続時間 |
MIX 2Sの特徴はなんといってもQiワイヤレス充電に対応していることです。ただし通常版はワイヤレス充電器が付属してきませんので、別途購入する必要があります。
普通の有線充電の方も9V/2A対応なので高速に充電できます。
バッテリー容量は標準的な3400mAh。ただ有機ELのMi 8と比べるとディスプレイが液晶のためやや減りが速い印象があります。
開封の儀…プレミアム感満載の梱包
今回は高額スマホなのでDHLでお届け。一週間ほどで届きました。パッキングまでに3日かかっていてDHL自体は3日ほどしかかかっていません。最後は佐川急便で届きました。
さらにビニール袋に包まれていました。
いつもよりも大型のパッケージです。フィルム梱包されていますので未開封ですね。
ふたをあけると創業者のレイジュン氏のメッセージカードがお目見え。最高峰らしいプレミアム感があります。
こんな感じでご登場!電源アダプタが中国タイプで日本では使えないやつです。写真には写ってないですがオマケの変換アダプタが付いてきました。でもかっこ悪いので使いません。Mi8のときは使えるやつだったのですが。
付属品一式。いつものやつです。イヤホンジャックが無いので変換ケーブルあり。保護ケースはハードタイプです。Mi8はソフトタイプでした。保護フィルムはついてないので事前に準備しておきましょう!筆者は買い忘れてMi 8のフィルムを応急で貼る羽目になってしまいました。
フォトレビュー…美しいボディを堪能
ウワサの三辺狭ベゼルのノッチなしです。いつもながらキレイなビルドクオリティです。写真ではわかりにくいですが、上辺の中央に1mmほどの溝があり、それが通話用のスピーカーになっています。
インカメラは下部右隅に搭載されています。セルフィーでとる場合は上下逆さまにして使います。
ハードケースを着けて見ました。当然ですがピッタリフィット。触り心地も悪くありませんが、滑り易いのが玉に瑕。
背面。セラミック仕上げ。指紋認証ボタンとカメラの位置はMi8と瓜二つ。写真ではわかりませんが、中央にうっすらと「MI MIX DESIGNED BY XIAOMI」のロゴが入っています。
ハードカバー装着。カバーにも「MI MIX DESIGNED BY XIAOMI」のロゴが入っています。
カメラ部分アップ。1mmほど飛び出しています。
右サイド。ミッドフレームも白いと思っていたのですがシルバーでした。上がボリューム。下が電源です。しっかり作られていてグラグラしません。
ボトム。真ん中にUSB Type C。向かって右がスピーカー。左がマイク。イヤホンジャックはありません。
トップ側。右の小さい穴はマイク。
左サイドはSIMトレイだけ。
日本製JDIのFULL ACTIVE液晶パネル。発色や解像度は申し分ありません。ただ有機ELと比べるとどうしても黒の発色で負けてしまう部分はあります。
ガラスはフラットで2.5Dの曲面仕様ではないため、保護フィルムで全面を覆えます。
寸法と重量をチェック
本体重量197g。公称値は191gなので増えている分は保護フィルムの重量です。
ハードケースをつけたときの重量。さすがに211gは重いです。ズシッときますね。
Mi 8(手前)と比べてみました。一回り小さいのがおわかりいただけると思います。デザインはほとんど一緒!
ディスプレイ領域もMi 8と比べてみました。ノッチを除けばほとんど一緒ですね。ちなみにフロントのベゼルがMi 8はホワイトカラーでもブラックになっているので、MIX 2sの方はベゼルまでホワイトなのでよりホワイトのイメージが強くなります。※Mi 8はPixelROMです。
側面の比較。ミッドフレームは両方ともにアルミニウム合金。手前がMi 8です。
ラウンド処理の比較。右側のMi 8はミドルフレームがやや狭くなるように処理されています。
パフォーマンスをチェック
Android 9へアップデート
購入時はAndroid 8がインストールされていますが、Wi-Fiに接続するとすぐにアップデートの案内が来て、Android 9になります。MIUIは最新の10.2です。
言語はとくに日本語化作業をしなくても最初から日本語を選択できます。インターフェースは最新のMIUI10にアップデートされます。
ベンチマークテストの結果
Antutuベンチマークスコアは当初は27万程度でしたが、MIUI10になって29万点近くの成績を残すようになっています。いずれもトップレベルの性能を残しており文句のつけようがありません。
発熱問題はどうか
最高レベルのSoCであるSnapdragon 845ですが、あまりにもの性能ゆえにCPUの発熱が問題になってきました。
本機種も発売当初は機体の温度が70度近くまであがり、アチアチと評されていましたが、MIUI10にアップデートになって改善され、現在は「熱い」と感じるほどの発熱はありません。
Antutuベンチマーク計測後の温度は次の通り。40度程度ですね。
ゲーム性能は問題ないか
高負荷ゲームであるデレステ(アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ)とPUBGをプレイしてみました。いずれもまったく問題ありません。快適にプレイできるでしょう。
GPS性能はそれなり
位置測定機能はGPS, Galileo, GLONASS, BeiDou, AGPSに対応しており、それなりに計測できます。ただし同じハイエンドのMi 8の方はデュアルGPS(L1+L5)対応なので、比べると差が見えてしまいます。
こちらは特別にGPSの受信感度が悪い、ビル街の中で計測してみた記録です。10-20m近く誤差が出ていますね。…でもこれが普通ですのでご心配なく。
まとめ|必ずやあなたの物欲を満足させてくれることでしょう
以上の通り、MIX 2Sをレビューしてみました。カメラ性能については別途レビューして行きたいと思います。
Xiaomi Mi MIX 2Sの評価
Summary
Pros. 満足な点
- 三辺ベゼルレスでスッキリとしたミニマムなデザイン。美しいセラミック仕上げと高いビルドクオリティで高級感あり。
- スナドラ845の圧倒的な性能でスピードに不満なし。あらゆる処理を無難にこなす。
- デュアルレンズでさらに高性能になったカメラ。コンパクトカメラ不要のクオリティ。
- Qiワイヤレス充電ならびにQuickcharge急速充電対応。
- グローバル版は日本語完全対応。LTEバンドも日本完全対応!
- 最高レベルのスマホなのに4万円近くで購入可能(執筆時)
Cons.不満な点
- そこそこに重い。片手で持つとずっしり。
- ハイエンドであれば有機ELディスプレイにしてほしい。
- MicroSDカードに非対応でストレージ増設不可。
評判通りの良機種だな。物欲を満足させてくれること間違いなしだ。
所長!一般家庭向けのWi-Fiルーターを購入するなら何がおすすめですか?
グローバル版は日本語ならびに日本バンドに完全対応で初心者でも使いやすい。中華スマホデビュー用に値段がお手頃な今が買いどきだ。