Lenovoのスマホってあるんですね。
Lenovoと言えばノートPCだが、スマホはさほど知名度が高くないようだ。好奇心で購入してみたぞ。
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
中国スマホLenovo Z5sを自腹購入しましたので、早速レビューしていきます。
Snapdragon 710搭載なのに1万円台
Lenovoのスマホってどうなの?って前から思っていたのですが、手頃な価格で本機種が販売されているのを見つけたので思わずポチってしまいました。
ミドルハイクラスに搭載されるクアルコム製SoCのSnapdragon 710を搭載していながら10,000台半ばの値段で思わず目を疑いました。Snapdragon 710はやや古めのSoCですが、日本でも発売されているReno Aにも搭載されていてAntutuスコアで20万点以上をだす性能です。
なぜこんなに安いのかというと、発売が2018年12月で1年半近く立って型落ちしているのと、おそらく大量に在庫があまっているのでしょう。
Lenovo Z5sのスペック
まずは性能をチェックしてみましょう。
OS | ZUI 10 / Android 9.0 |
---|---|
SoC | Snapdragon 710 |
RAM | 4 GB |
ROM | 64 GB |
MicroSD | 最大 256 GB |
ディスプレイ | 6.3 インチ/ 2340 x 1080 px 液晶LTPS |
カメラ | リア:16.0 +8.0+5.0 MP フロント:16.0 MP |
生体認証 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB | USB-C |
バッテリー容量 | 3,300 mAh |
対応バンド |
3G: B1 / B2 / B5 / B8 4G: B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 |
サイズ | 156.7 x 74.5 x 7.85mm |
重さ | 172 g |
その他 | – |
前述の通りミドルハイクラスのSoCもすごいのですが、RAMも4G搭載していて、ディスプレイはフルHDです。USBインターフェースもType-Cですし、スペック的には完全にミドルクラスです。
重量も172gで軽量。ただそのぶんバッテリーが3,300 mAhとやや少なめです。
4Gバンドはソフトバンクが有利
中華スマホのお約束ですがプラチナバンドはソフトバンク回線しか対応していませんので、メインで使うなら回線に注意です。都市部メインならドコモでも使えます。auはおそらく使えないでしょう。
ちなみに筆者、Rakuten Mobileを試したところ楽天電波は問題なく通信できましたが、auのパートナー回線をつかみませんでした。
リアカメラは3眼
メインの広角レンズが16MP、望遠が8MP、ポートレート用が5MPの構成です。
中華通販サイトのAliExpressでまだ取り扱いがあるようなので、お求めの方は今のうちに!⬇
Lenovo Z5sフォトレビュー
それでは早速開封行ってみましょー。
ちょっと背の高めの化粧箱に入ってきました。高級感は無いですが、安っぽいわけでもありません。
箱をあけるといきなり本体がお目見え。とくに傷などありませんでした。
本体の下に各種アクセサリーがあります。
アクセサリー一式。日本でも使えるタイプの充電器で助かります。クリアケースも付属しています。
起動すると言語選択画面に。日本語も選択できます。
ディスプレイは液晶。エッジもちょっと太め。水滴ノッチです。
背面。カメラユニットは3眼。中央に指紋認証ボタンがあります。
レノボのロゴが小さくあしらわれています。控えめでよろし。
トップ。
ボトム。3.5mmオーディオジャックを備えています。スピーカーはアナログのシングル。
左サイドにはシムトレイ。
右サイドに音量と電源ボタン。オーソドックスなレイアウトです。
意外と高級感があるボディだな。
付属のソフトケースです。
装着してみました。
背面の様子。
重量は172gととても軽量。
ケースをつけても200g切り。
Xiaomi Mi 9と比べてみました。ほぼ同じ大きさです。
仕様では5V=3A、9V=2A、12V=1.5Aの最大18W電流を流すようになっていますが、テスターでは6V=3A程度で流していました。通常は10Wなので、専用充電器で2倍近く早くなります。
専用充電器を使わない場合はPD対応充電器で15W程度は出ます。
さすがLenovoだ。ビルドクオリティはしっかりしている。
Lenovo Z5sの使い勝手をチェック
OSはAndroid9ベースのオリジナルロムZUI OSが搭載されています。システムアイコンが角が落ちていて変な感じです。
中華スマホにありがちな、不要なシステムアプリや宣伝用ゲームがプリインストールされています。ソッコーで削除しましょう。
Android自体は日本語に対応しているのですが、Lenovoが独自に追加したメニューについては英語しか表示されません。このあたりは手抜きですねぇ。
ZUI OSの特徴に4D U-touchというジェスチャー操作があります。フリックなどでキー操作ができるのですが、なぜか下から上にフリックさせる仕様で、標準的なAndroidの仕様と異なります。このあたり気になる方はカスタムロムにしてしまうかですね。
Antutuベンチマークで20万点台後半を出しているので、このクラスでは申し分ありません。
最近Antutuに搭載されたストレージのベンチマークも計測してみました。ちょっと低いですねぇ。
重量級ゲームのPUBGをプレイしてみました。
グラフィッククオリティはHD-高が限界です。
プレイでもたつくようなことはありませんでした。
ちなみにこのときは最後の1人になりました(笑)。
サクサクってわけではないですが、プレイに支障がでるほどではありません。軽量ゲームは快適に遊べるでしょう。
ゲームモードが無いか探してみましたが、見つかりませんでした。ご存じの方がおられたらお知らせください。
パフォーマンスは悪くないが、ソフト的な完成度は低いな。
Lenovo Z5sのカメラ性能をチェック
まずカメラアプリがしょぼいですね。おまけに日本語化されていません。B〜Cクラスのメーカーの中華スマホ「あるある」です。
最低限の機能は備えているので、実用上の問題があるわけではないですが、撮影にこだわりたい方には向いてないです。
あとこのアプリの動作が遅くややイライラします。
とにかく普通に撮れますね。ややのっぺりした感じもありますが、このクラスだとこんなもんでしょう。
コントラストが強い場面だと潰れがでています。
標準広角。ややアンダー。色味も少し変です。
ちょっと彩度がおかしいですね。
フロントカメラ。少しのっぺりしていますが、悪くはないです。
リアカメラ。フロントに比べてポートレートのボケ効果が少しでています。ややアンダーですが、悪くはないです。
夜景モードがそもそもソフト的に備えられていませんので、夜景は厳しいですね。
真っ暗な風景は真っ暗になります・・・。
夜景モードがあればブレずに撮れるところですが、ないとこんなもんでしょう。
カメラ性能は全体的に平凡だな。2年前の機種という感じ。
まとめ|問題もあるけど良し!
いろいろと日本語化が手抜きだったり、ソフト的にビミョーなところがありますが、もともとミドルクラスの性能があるので、普段遣いするには問題ない機種です。なんといっても1万円台で購入できるスマホですからね!
OPPO Reno Aが高いなぁと思っている方にはオススメ。Reno Aに比べると写真性能がやや劣りますが、そこにこだわらないなら全然オッケーかと。
ZUI OSが気に入らないのであればカスタムロムを焼いてしまうという手もあります(中級者以上向け)。いろいろと出ているようですので楽しめそうです。
Pros.満足な点
- もともとミドルクラスなのでいろいろと機能は充実
- 軽い!
- 10,000円台は安い!
Cons. 不満な点
- 平凡なデザイン
- 不十分な日本語化
- 平凡なカメラ性能
- 全画面ジェスチャー操作が使いにくい
まぁ、普通なスマホだったな!欲をいえば、もう少しThink Padみたいな洗練された個性がほしいところだ。
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