ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
今回は中国から輸入したXiaomi Mi 8のレビューをお届けします。
※本記事は過去記事を統合・再編集しています。
Xiaomi設立8周年を記念して発売されたMi8。6月に発表されたとき、あまりにもの魅力に物欲に負けそうだと紹介しました。
はい。結果的に物欲に負けてしまいました。発売直後は各セラーでも定価よりも高く結構なお値段でしたが、中国で人気が出なかったのか、しばらくしてどんどん値下がりしてきました。
400ドルを切ったら買いどきかなと思っていたら、Joybuyで驚きの361ドルになったのでポチッとやってしまいました。
Mi 8のセールスポイント
Appleへのリスペクトが半端ないデザイン
本来Mi6の次はMi7なのですが、Xiaomi社設立8周年を記念してMi8になったそうです。そしていつもどおりAppleのパクリ…ではなくリスペクトで、iPhoneXそっくりですね。ここまで半端なくやるともう素晴らしい。
そして8周年記念特別版のExplorer Editionはなんと半透明のスケルトンデザイン!やってくれますね。
それでは特徴を見ていきましょう。Xiaomiのウェブサイト(中国語)によればその特徴は次の通り!
Snapdragon 845で驚異のAntutu30万超え!
Snapdragon 845は驚きではありませんが、Antutuベンチマークスコアが301,472とは驚きです。これまでのプラットフォームで最高記録でしょう。ものすごい処理能力ですが、同時にものすごい発熱も予想されます。
世界初の2周波GPS
世界初採用のL1 + L5デュアル周波数測位とデュアルバンド信号をサポートしており、都市の複雑な環境でナビゲーション精度を劇的に向上させるとのことです。これはまた聞いたことない機能で楽しみですね。
サムスンAMOLED有機ELディスプレイ採用
最近の上位機種では当然になってきた有機ELディスプレイが採用されています。サムスン製で下記のようにハイスペックです。
- ハイコントラスト:60000:1
- 広色域:DCI-P3
- スクリーン占有率86.68%
- 解像度2248×1080px
SONY製デュアルズームカメラ
SONY IMX363採用。4軸光学式手ブレ補正!すでにMix2SでXiaomiのカメラ技術の高さは評判ですね。きれいな写真が期待できます。またスマートAI機能は、206の写真シーンを識別し、露出および彩度を自動的に最適化することができそうです。
赤外線顔認識とスクリーン指紋認証を搭載!
顔認識はよいとして、ウワサのスクリーン指紋認証機能が登場しました。画面の一部しか認識しないらしいですが、ものすごい技術ですねぇ。最上位のExplorer版は三次元顔認識も搭載しているそうです。
廉価版のSEも登場
Appleのやり方のパクリで廉価版として登場したSEクラス。なんと新型SoC SD710を搭載しています。このSoC、Antutu17万超えという性能。ミドルハイクラスなのに、一昔前のハイエンドレベルの性能をもっています。一年あいだにものすごい進化のスピードです。もう物欲が止まりません!あとは海外向けセラーがどれくらいの値段で販売してくれるか楽しみですね。
値段が破壊的!物欲が抑えられないでしょう!
これだけの先端機能を搭載しながらなんと値段が次の通り。中国本土では6月5日から販売開始とのこと!ガジェットギークはもうポチッとやらずにいられないですね。
- Explorer Edition:3699元(約6万3000円)
- Mi 8 6GB+256GB: 2699元(約4万6000円)
- Mi 8 SE:1799元(約3万円)
Mi 8のスペック
本体 | 寸法 | 154.9 x 74.8 x 7.6 mm |
---|---|---|
重量 | 175 g | |
ビルド | 前面/背面: Gorilla Glass 5/アルミフレーム (7000 series) | |
センサー | 顔認識/指紋認証(背面)/加速度/ジャイロ/近接/気圧/方位 | |
SIM | Dual SIM (Nano-SIM dual stand-by) | |
ディスプレイ | 方式 | Super AMOLED |
サイズ | 6.21インチ | |
解像度 | 1080 x 2248 pixels (402 ppi) | |
プラットフォーム | OS | Android 8.1 (Oreo) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 | |
CPU | Octa-core (4×2.8 GHz Kryo 385 Gold & 4×1.8 GHz Kryo 385 Silver) | |
GPU | Adreno 630 | |
メモリ | SDカード | なし |
内蔵RAM | 6 GB/8 GB | |
内蔵ROM | 64/128/256 GB | |
メインカメラ | デュアルレンズ | 12 MP/f/1.8/1/2.55″/1.4µm/4-axis OIS/dual pixel PDAF |
12 MP/f/2.4/56mm/1/3.4″/1.0µm/AF/2x 光学ズーム | ||
特徴 | デュアルLEDフラッシュ/HDR/パノラマ | |
ビデオ | 2160p@30fps/1080p@30/120/240fps | |
セルフィーカメラ | シングルレンズ | 20 MP/f/2.0/0.9µm |
ビデオ | 1080p@30fps | |
サウンド | 外部スピーカー | あり |
3.5mmジャック | なし(Type-C to 3.5 mm 変換アダプター付属) | |
通信 | Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0/A2DP/LE/aptX HD対応 | |
GPS | デュアルバンド | |
NFC | あり | |
ラジオ | なし | |
USB | Type-C | |
バッテリー | 電池 | リチウムポリマー |
容量 | 3400 mAh | |
方式 | Quick Charge 4.0+ |
続いて、無印Mi8とMi8 SEとの違いがいまいちわかりにくいので、比較表にて整理してみました。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
サイズ | 154.9 x 74.8 x 7.6 mm | 154.9 x 74.8 x 7.6 mm | 147.3 x 73.1 x 7.5 mm | 156.4 x 75.8 x 7.5 mm |
重量 | 175 g | 177 g | 164 g | 169 g |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト、ゴールド | ブラック、メテオライトブラック、トワイライトゴールド | トワイライトゴールド、ドリームブルー、ディープスペースグレイ | トワイライトゴールド、ドリームブルー、ディープスペースグレイ |
SEとLiteがサイズと重量がやや小さめです。サイズは長さが小さく、厚みはほとんど同じですね。
カラーについてはProとLiteはグラデーションカラーが選べます。ホワイトについてはMi8無印にしか展開されていません。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
4Gバンド | B1,2,3,4,5,7,8,12,17,20,34,38,39,40,41 | B1,2,3,4,5,7,8,12,17,20,34,38,39,40,41 | B1,3,5,7,8,34,38,39,40,41 | B1,3,5,7,8,34,38,39,40,41 |
GPS | デュアル | デュアル | シングル | シングル |
4Gバンドは無印とProの方が対応バンドが多いのですが、結局どの機種もDocomoのB19に対応していないのでさほど違いはありません。
GPSは無印とProがL1に加えてL5に対応しており、正確な測位ができます。ただ日常的にはそこまでの差ではないです。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
サイズ | 6.21 in | 6.21 in | 5.88 in | 6.26 in |
ピクセル数 | 1080 x 2248 | 1080 x 2248 | 1080 x 2244 | 1080 x 2280 |
タイプ | 有機EL | 有機EL | 有機EL | IPS液晶 |
サイズはSEがやや小さめですね。一番のポイントはLiteだけ有機ELでなくIPS液晶であることです。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 | Snapdragon 710 | Snapdragon 660 |
RAM | 6/8 GB | 6/8 GB | 4/6 GB | 4/6 GB |
ROM | 64/128/256 G | 128 GB | 64/128 GB | 64/128 GB |
SDカードスロット | なし | なし | なし | なし |
性能の中でもっとも大事な部分ですね。SoCが無印とProはハイエンドの845ですが、SEはミドルハイの710、Liteはミドルの660という違いがあります。ゲームバリバリやりたい方はLiteでは物足りないかもしれません。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
センサー | SONY IMX363 | SONY IMX 363 | SONY IMX 576 | SONY IMX 576 |
リアカメラ | 12 MP, f/1.8 | 12 MP, f/1.8 | 12 MP, f/1.9 | 12 MP, f/1.9 |
フロントカメラ | 12 MP, f/2.4 | 12 MP, f/2.4 | 5 MP, f/2.0 | 5 MP, f/2.0 |
手ぶれ補正 | 4軸光学補正 | 4軸光学補正 | なし | なし |
フラッシュ | デュアルLED | デュアルLED | シングルLED | シングルLED |
無印とProはハイエンドのSONY IMX363センサーで四軸光学補正付きです。DxOの評価でも100点超えでかなりの高評価です。またフラッシュも2つついています。SEとLiteはワンランク下のセンサーですね。ちなみにLiteはデュアルカメラの配置が横向きで少しデザインが違います。
機種 | Mi8 | Mi8 Pro | Mi8 SE | Mi8 Lite |
---|---|---|---|---|
バッテリー | 3400 mAh | 3000 mAh | 3120 mAh | 3350 mAh |
QuickCharge | 4.0 | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
指紋認証 | 背面ボタン | ディスプレイ内 | 背面ボタン | 背面ボタン |
まずディスプレイ内指紋認証を搭載したことがMi8 Proの最大の特徴です。しかしそのためバッテリーサイズが圧迫されたのか、容量がもっとも少なくなっています。その他ではQuick Chargeが上位機種は4.0で他は3.0ですが、4.0対応商品が流通してませんので、実質的な差はありません。
以上に整理したように、性能的にはMi8 Pro≒Mi8>Mi8 SE>Mi8 Liteとなっているのがおわかりいただけるかと思います。値段もMi8 Proは5〜7万円台、Mi8は4万円台、Mi8 SEが3万円台、Mi8 Liteが2万後半から3万にかけてと性能に比例しています。おすすめはMi8ですね。安売りされて4万円を切ることがあります。SDM845でこのスペックはお買い得です。バンド問題を気にされないようでしたらぜひ。
これまでメジャーなセラーであるGearBestやGeekbuying、AliExpressでさまざまなガジェットを購入してきましたが、Joybuy(JD:京東)は初めてです。サイトを見るとしっかりとしており、各種商品を取扱っています(アリババに次ぐに二位の通販サイトという情報も)。最近、スマホを激安価格で販売することで話題です。
多少の不安はあるものの人柱的に注文してみました。結果的にはちゃんと届きました。ただし次のポイントに注意です。
配送方法が選べない
GearBestだと通常配送の他に追加料金を払ってDHLなどの高速配送をオプションで選べますが、Joybuyは通常配送のみで20日から40日かかると書いてあります。また保険をかけるオプションもみあたりません。スマホのような高額商品だとちょっと不安になりますよね。
配送期間は約20日。8月9日に注文して、13日に発送、22日に国内着、28日に届きました。トラッキングはJoybuyのアプリまたはウェブサイト、あるいは各種追跡アプリで確認できます。今回は安価配送の定番ネーデルランドポスト(NL Post)でした。
通関用の書類は額面通り
セラーによっては消費税がかからない15,000円以下で誤魔化して書いてくれるところがありますが、そんなことはしてくれません。今回は額面の6割について消費税他が課され、配達時に2,100円支払いました。 ※脱税をおすすめしてるわけではないですよー。キチンと払いましょう。
CHINA ROMとGLOBAL ROMがある
他のセラーも同じですが、中国国内専用と海外版があります。中国国内版はGoogle使用禁止かつ日本語未対応です。それに対して海外版はGoogle アプリインストール済みかつ日本語対応です。その分、海外版がやや高めになるということです。今回安売りされていたのはもちろん中国国内専用CHINA ROMです…。日本語化問題は別記事で紹介いたします。
Mi 8のファーストインプレッション
それでは早速開封していきましょう。
プチプチ袋で梱包されてきました。Joybuyのテープがはられています。それよりも課税通知が痛い。
中ではさらにプチプチで包んであります。
箱に目立ったキズはありません。透明フィルムがはがされていないので未開封だと思います。
「探索黑科技,小米为发烧而生」とメッセージがあります。先端技術を追求するためにXiaomiは熱い想いを持って生まれた、というニュアンスでしょうか。
本体液晶面には保護シールが貼られています。中国語で「小米8」。
付属品。電源アダプターは日本でも使えるタイプです。3.5mmジャックのかわりにUSB-C変換ケーブル付き。その他はSIMピンとソフトケース。クイックスタートガイドです。
ソフトケースは本体にぴったりで薄く作られています。そのかわり保護機能は弱め。側面にDESIGNED BY XIAOMIとロゴがプリントされています。
背面にはシリアルナンバーなどいろいろ貼られていますが、簡単にはがせるようになっています。
起動してみました。MIUI9です。
CHINA ROMですので日本語が選べません。とりあえず英語で使います。
ボディデザイン
デュアルカメラの配置、背面ガラス仕上げ。ラウンドボディなどほぼiPhone Xですね。Appleへのリスペクトが半端ないというか、よくもここまでパクるなと。そういう意味ではすごい出来です。
背面上部。デュアルカメラが1mmほど浮き出ています。付属のカバーを付けるとちょうど出っ張りがなくなります。
背面を反対側からみたところ。指紋認証ボタンがあるのがiPhoneXとの違いですね。
アップサイド。
ボトムサイド。中央にUSB-C。右側がスピーカー。左側がマイクだそうです。スピーカーは残念ながらモノラル。まぁそんなに使うことないですよね。
右側面。スイッチと音量ボタン。いつもの構成です。左端に見えている白い線はガラスフィルムのエッジです。
左側面。SIMトレイしかありません。
ベンチマーク:驚異のAntutu30万超え?
と発表では謳われていたのですが・・。結果は下のとおりです。
Antutuv7ベンチマークの結果。残念ながら宣伝文句で歌われている30万台は出ませんでした。メモリー性能が足を引っ張っているようです。他のレポートでも26万点台ですので、実際はこんなものなのでしょう。SD845としては妥当な結果ですし、一昔前のスマホの性能の数倍のスペックではあります。ただ・・少し残念。
(追記10/2)MIUI10にアップデートすると28万点台に上昇しました!
CPUの性能を測るGeekbenchの結果。SDM845の標準的な値ですね。
AMOLEDは確かに美しい
評判に違わぬキレイさです。黒はやはり漆黒で液晶とは違いますね。とはいえTVとは違い、ビデオや写真をずっと見るのでなければ液晶との違いはそこまでないというのが正直な感想です。ビジネスやウェブ程度の使用であれば、同じSoCで液晶のPoco F1の方がコスパ良いかもしれません。なお日中の屋外でも問題ない輝度はあります。
屋外でのスクリーン。輝度が低いということはありません。
撮影機能
まだそんなに使い込んでいませんが、それなりにきれいな絵が取れます。期待できそうです。詳しくは別記事で。いくつかサンプルを載せておきます。
中之島の夕景です。
Mi 8の日本語化について詳しく解説
このページを見に来られる方はご存知だと思いますが、中国からスマホを輸入する場合、次の3つのタイプがあります。
- 中国本土版→China ROM
- 海外版(メーカー公式)→Global ROM
- 海外版(ショップがROMを書き換え)→Shop ROM/International ROMなど。
最後のショップROMについてはGlobalと書いたりInternationalと書いたり、曖昧です。セラーによっても異なりますので事前にご確認を。
そして安く買おうと思うと、China ROMであることが多いです。今回Joybuyから購入したMi 8は未開封のChina ROMでした。China ROMの不便な点は次のとおりです。
- Google Playが入っていない
- 日本語のロケール(地域設定)が入っていない
- 英語で使うことができるが、ロケールが英語になるので、すべてのアプリが英語基準になる
- 中国専用の余計なアプリがたくさん入っている
なので、ほとんどの方は日本語化を試みることになると思います。
日本語化には大きく分けて次の2つの方法があります。
- Morelocale2を導入してロケールを日本にする簡易的な方法
- 公式Global ROMあるいはカスタムROMを焼く方法
(2)の方法はスマホ本体をBoot Loader Unlock (BLU)しなくてはならず、Xiaomiの端末は申請式になっています。専用サイトから申請してから許可までおよそ10日程度かかるので、購入直後は(1)の方法しかありません。※熟練者はゴニョゴニョしてできるみたいですが・・・バイパスはできなくなったそうです。
今回、両方の手段を試しましたので、皆さんの参考になるよう報告いたします。
Here’s something VERY important before you flash or update the ROM.
Xiaomi Phones manufactured for Chinese market are not able to run MIUI Global ROM.
Xiaomi Phones manufactured for Global markets are not able to run MIUI China ROM.
We highly recommend you to buy Xiaomi Phones via official or authorized sales channels and double check the system infomation before flashing or updating.
Thank you for understanding.
MIUI Team http://en.miui.com/thread-3831680-1-1.html
China ROMにGlobal ROMは動きません。その逆もまたしかり。ということだそうです。私がROM焼きしたあとのことなので、下記に示す通り、ブートローダーアンロックしても本当にできないのかどうかは未確認です。ご注意ください。(追記)XDAによるとBLUはできるようです。Lockができないという意味のようです。
ネット情報では場合によってはアンロック申請に720時間=1ヶ月と表示されることもあるようです。私は240時間でした。
詳しい方法は下記のリンク先をご参考ください。
参考 MoreLocale 2の使い方。日本語非対応のAndroidを日本語化できるアプリ。アンドロイドラバー
AndroidにPCからコマンドを送ることができる環境を整えます。いろいろあるらしいですが、最も簡単な方法はMinimal ADB and Fastbootというアプリをインストールする方法です。下記リンクからどうぞ。
Minimal ADB and Fastboot
ロケールを追加するMorelocale2というアプリをMi8にインストールします。
アプリを開くとロケールがずらずらと現れ、Japanese(Japan)があると思いますが、押しても次の画面が出てきて変更できないはずです。
Root化してSUPERUSER権限を付与するか、ADBでパーミッションを与えよとのことで、ここでは後者の方法を取ります。
ADBでコマンドを流すにはUSBデバッグをONにしなくてはなりません。この設定項目は通常はみることができず開発者モードをONにすることで変更することができます。開発者モードはAbout phone→MIUI versionを連打すると表示されるようになります。続いてAddtional setting→Developer optionsからUSB debuggingをスライドさせてONにします。この状態でPC側からMinimal ADB and Fastbootを用いて指定されたコマンドを入力すればよいOK・・・と他のブログサイトには書いてあるのですが、今回はコマンドを叩いてもパーミッションが拒否されてしまいます…。
調べるとどうも通常のUSB debbugingだけではなく、その三段下にあるUSB debbuging (Security settings)もONにしないと行けないようです。ところがスライドさせても「The device is temporary restricted 3-3」と表示され、ONになりません。これは困りました。数時間いろいろと検索して最終的にMIUIのフォーラムに下記画像の方法を探し当てました。
なんとVPNで中国サーバーを経由しなくてはならないようです。さすが中国国内仕様、簡単な方法では解除できないということですね。
上の画像に書いてあるとおり、中国製のTransocks VPNというアプリをインストールします。
上の画像の解説によるとUSB debbugingだけではなくInstall via USBをONにするとあります。
この設定もUSB debbuging (Security settings)と同じく動かせなかったのですが、VPN経由で動くようになりました。ともにONにしておきます。
これでやっとパーミッションを与えることができる状態になりました。PCからMinimal ADB and Fastbootを開いて指定のPMコマンドを入力します。するとなにもなかったかのようにJapaneseが選択でき、日本語表示に変わりました。めでたしめでたし。
さて、かなり苦労して変更したロケールですが、次の問題があります。
- システム設定などは日本語化されない
- 再起動するともとの言語設定に戻る
- 中国本土版の変なアプリが残っている
ですので、10日ほど待って、Global ROMに焼き直すことになりました。
本体のUnlockを申請する
Xiaomi社に対してUnlockの申請をしてからおよそ10日間(〜1ヶ月)ほど待たないといけません。こちらのページから申請手続きを行います。
他ブログの記事を見るとSMSで申請する場合も過去にあったようですが、今回はMi Accountの認識のみでいけました。Mi8側も同じMi Accountを登録しておかないいけません。残り時間はmiflash_unlockのアプリで確認することができます(本体とFastbootで接続した状態で)。
Global ROMを焼く
所定の期間経過したら以下の手順でチャレンジです。
PCに専用のアプリmiflash_unlockをインストールします。
Morelocale2の解説で説明したとおり、Install via USBとUSB debbuging (Security settings)もONにしておかなくてはなりません。
本体を電源+音量マイナスボタン長押しでFASTBOOTモードで起動し、USBケーブルで接続します。
まずなんども「本当にアンロックしていいの?」と聞いてきますが、Unlock anywayを押し続けます。無事、アンロックされると初期化した状態で再起動します(データは全て消えます)。必要なデータは事前にバックアップしておきましょう。
続いてGlobal ROMをXiaomiの公式サーバーからダウンロードし、解凍しておきます。今回はXiaomiの公式ROMなのでXiaomiの専用アプリMi FlashでROM焼きします。いずれも下記の公式サイトからダウンロードしてインストールまたは解凍しておきます。
http://en.miui.com/a-234.html
Mi FlashでROMを焼いていきます。まず再びFastbootしてUSBで接続します。すると下記画面のようにMi8がマウントされます。出てこない場合はRefreshボタンを押します。焼く予定のROMのディレクトリを指定してflashするとROMを焼きが始まります。このとき注意しないといけないのが、画面右下にあるアンロックのオプションです。通常は安全性を考慮して、再度ロックをかける設定(clean and lock)にしますが、この設定のまま進むと今回大変なことに。
なんとROM焼き終了後、なぜかリカバリーモードになり、「This MIUI version can’t be installed on this device」と赤字表示、再起動そしてループしてしまう状態になってしまいました。このトラブルも時間を浪費しましたが、結局、再度アンロックすることで解決できました。ですので設定は「clean all」で良いのだと思います(ロックされませんが)。
ふたたび中国語で起動しますが、すでにGlobal版になっています。最初の言語設定にずらずらと言語が現れ下の方に日本語の文字が無事発見できました。システム設定を含め、ほぼすべて日本語化されています。
ROMの解凍に注意!
私はSTEP6でつまづいて時間をロスしてしまいました。うまくROM焼きができずエラーが出るのです。公式ROMに問題があるとは思えませんので、いろいろと試行錯誤して解凍方式に問題があることがわかりました。通常のZIPファイルにしてくれればよいのに、今回のROMデータはtgzという圧縮形式のため、Windows自体では解答できません。定番のLHAPlusやWinZIPで解凍してみたのですがいずれもErrorを起こし、最終的に7-ZIPで解凍したデータで焼くことができました。これはソフトの違いもあるかもしれませんし、PC環境によるかもしれません。ご参考まで。
5ちゃんねるなどでも指摘されているように次の問題あります。Xiaomi.eu ROMで解決との話もありますが未確認です。
顔認証設定が表示されない
せっかく日本語化したと思ったら、よく見ると設定の中に顔認証の項目が消えています。これについては5ちゃんねるで同様のトラブルが報告されていたので、それを参考に地域を香港にすると表示されました!。ちなみに香港以外にもインドやインドネシア、フランスなどでも可です。アメリカや韓国はダメでした。どういう基準なんでしょう?
GPSの精度が悪い
せっかくのデュアルGPS受信なのですが、どうも精度がよくありません。環境にもよると思いますが、ビルの多いところは精度が悪いだとか、ロケールの問題だとかいろいろ原因がありそうです。(追記)ロケールを変えて同じ道を通ってみましたが、変化ありませんでした。関係なさそうです。
Gboardで単語登録ができない
これも5ちゃんねるで報告がありましたが、Gboard自体は普通に動くものの、単語登録ができません。Google IMEの方は問題ありません。(→追記)MIUI10にしたら解消されました。
ロケールを変えると各国のプロモーションアプリが勝手にインストールされる
Xiaomiはスマホの端末の儲けはほとんどなく、プリインストールしているアプリでそれを補っていると言われています。中国国内版はかなりのアプリが入っていますが、Globalでもわずかですが、プリインのアプリが入れられてしまいます。日本語場合、Facebookやゲームが4〜5点ほど入れられていました。これが各国ごとに違うのでロケールを変えると、勝手に入れられてしまいます。まぁ、ロケールを変えたりするのはブログ書いている人だけですよね・・。
以上、かなりの長文になってしまったが、苦労した日本語化のステップの備忘録的に残しておく。ぜひ参考にしてほしいが、自信がない方は最初からGlobal版を購入することをおすすめするぞ。
Mi 8のボディ性能をレビュー
続いて、ハード性能について詳しく見ていきたいと思います。
素晴らしいビルドクオリティです。iPhoneに勝るとも劣らじ。売り文句はメチャ薄で四面カーブボディとのことですが、薄さはそこまでではありません。側面は7000番台アルミ合金。背面は曲面加工ガラスです。7000番台アルミ合金は航空部品などに使われる強化アルミで、iPhoneのボディに使われているのと同じものですね。
詳しい方はおわかりだと思いますが、極論してしまえばまさにiPhoneXのパクリです。知り合いに見せるとほとんどがiPhoneと思います。私はここまで似せてくれば帰って潔しと思いますが、バッタモンという印象もあるでしょう。これは良し悪しあると思うのでお好みで判断してください。
薄さは76ミリですので、自慢するほどではないですね。平均的な厚みだと思います。重量は公称175g、SIMカードとガラスフィルムを装着して187g、さらに付属のソフトケースを装着して201gです。6.21インチの割には軽量に抑えてきていますが、とはいっても重いです。
ちなみにiPhoneXは5.8インチで174g、iPhoneXs Maxは6.5インチで208gですのでMi8がかなり頑張っているのがおわかりいただけると思います。
なおiPhoneXより一回り大きいです。手元にiPhone6があるのでそれとの大きさ比較写真を載せておきます。
最新のサムソンAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)のディスプレイが採用されています。比較検討機種であるPOCO F1との大きな違いは液晶か有機ELかですね。
SAMSON AMOLEDはやはり美しい
有機ELの良さは(1)薄い、(2)応答速度が速い、(3)消費電力が少ない、(4)発色の良さですかね。(1)についてはPOCO F1と比べるとわかりやすいです。POCOは88ミリに対して、Mi8は77ミリですね。(2)は相当なゲームやらないとわからないと思います。(3)については、バッテリーの項目で検証します。(4)色域についてはDCI-P3という結構厳しい規格をクリアしているそうです。まぁキレイです。でも一般ユーザーにとって液晶とそこまで差があるかというと・・・。高級機種用ですね。でもこの価格帯で有機ELを採用するところにXiaomiの意気込みを感じます。iPhoneやGalaxySシリーズと同じですからねぇ。
色域やコントラストについてはGSMARENAのテスト結果をご覧ください。Samsung AMOLEDを採用しているのはいずれも同じような結果ですが、液晶とは明らかな差があります。
またフルスクリーン化することで、従来の5.5インチのボディサイズで、6.21インチの大きさを実現しています。
ノッチはけっこう大きい
カメラの他に赤外線センサーとライトを入れたため、ノッチ部分がかなり大きくなっています。そのため通知領域がかなり狭いです(写真上)。筆者はノッチ表示は気持ち悪いので隠してます(写真下)。
充電機能も高性能
QuickCharge 4.0+をサポートしているというのが売りですが、QC4.0対応の充電器は今のところ流通していませんので無用の長物になっています。とはいえQC3.0でも十分に早いです。
また付属の充電器は小型ですが、変圧対応(表記されていないがQC3対応と思われる)で高電圧で高速充電が可能です。1時間半ほどでフル充電できます。
付属の充電器。コンパクトなのに高性能。
電流テスターで計測してみたところ定格よりもハイパワーで充電していました。
このように充電性能は申し分ないのですが、一つだけ欠点があります。ハイエンド機種とりわけライバルとなるMi Mix2Sが対応しているQi充電(ワイヤレス充電)に対応していないことです。バッテリーの位置や形状などの問題があるでしょうが、ちょっと残念です。
このように9V・2Aで高速充電してくれているのがおわかりいただけると思います。
容量と継続使用時間
Mi 8は3,400mAhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しています。容量的にはハイエンドクラスでは平均的です。欲を言えば4,000mAh欲しいところですが、その分重量と厚みが増えることになるので難しいところですね。
パワーマネジメントについてはGSMArenaのテストで86hを出しておりかなり優秀です。またベンチマークソフトPC Markのbattery lifeテストでも下記画像の通りで優秀な成績を出しています。有機ELなのが効いているのでしょう。
実感では朝から晩までそれなりに使っても1日持つという感じですね。使用上問題は感じません。
指紋認証
フルスクリーンタイプなので、背面にあります。認証はいつもどおり爆速です。ちょっと触れるだけで認識してくれますし、誤認もありません。特段問題ないですね。
フェイスアンロック(顔認証)
こちらも流行りの機能ですね。設定から自分の顔を設定するだけなんですが、指紋認証とは異なり、あっという間に登録できましたとなるので、本当に大丈夫かいな?と不安になりますが、問題なく登録できてます。
カメラの他に赤外線センサーがついていて、暗所でも認識可能だそうです。また4096箇所の顔の特徴をAIが分析するそうです。
認識も爆速です。本当に認識しているのか不安になるくらいですが、ちょっとでも顔から背けると認識しません。もちろん他人は認識しませんし、本人の写真でも認識してくれません。
一方で、筆者はメガネを掛けていますが、はずしてもちゃんと認識してくれますし、赤外線機能のおかげでかなり暗めの場所でも認識してくれます。実際真っ暗闇でもスマホの画面の明かりで認識してくれます。
このようにかなり素晴らしいフェイスアンロック機能なのですが、ロケールを日本にしていると使うことができません。例えグローバル版でもです。
ですのでロケールを、許可されている香港、台湾、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インドなどに変更しなくてはなりません。おそらく個人情報に関する問題があるのでしょう。ちょっと怖いですが、そんなことを気にする方は中華スマホには向いてませんのでiPhoneを使いましょう。
顔データ登録画面。Xiaomi的には顔認証はPINやパスワードよりも安全性が低いそうです。筆者が使用している限り、誤認識はないですが・・・。
内蔵スピーカー
ボディ下部の両脇に穴があり、両方ともスピーカー穴かと思いきや、右側だけでした。左はマイクなのでしょう。ゲームするときに手で穴を塞いでしまうと音が聞こえなくなるので注意です。
音質はモノラルですが、悪いということはなく、それなりの音が出ます。GAMArenaのテストでも優秀な結果が出ています。
外部出力
最近の流行りですが、3.5mmオーディオジャックがありません。防水を考えてのことでしょう。代わりに充電用USB-Cコネクター差し込むタイプの変換アダプターがついてます。筆者はXiaomi製のUSB-Cコネクタータイプのイヤホンを愛用してます。後述のオーディオエンハンスが使えて便利です。イヤホンの詳細はコチラ↓↓↓。
あるいはBluetoothのヘッドホン/イヤホンを使うのもありだと思います。aptXやLDACなどの高音質コーデックの再生にも対応しています。
オーディオエフェクト
ヘッドフォンイヤホンの出力にはエフェクトをかけることができます。設定の中に項目があるのですが、サウンドとバイブレーションの項目ではなく、その他の設定の中にヘッドフォンとオーディオエフェクトの項目がありますので注意!
リモコンのボタン割当を変えられるほか、Mi サウンドエンハンサー機能やイコライザーを設定することができます。
サウンドエンハンサーを使用するとその機種にマッチした音質になるようです。筆者はMiノイズキャンセリングイヤホンしか試してないですが、ONにすることで、かなり良くなった(奥行き感が出る)ように感じます。
イコライザーの設定です。
上、Mi8のハード性能を一通り見てきた。いずれもハイスペックだ。コスパモンスターと言われるのがわかってもらえるだろう。
Mi 8のネットワーク性能をレビュー
続いてネットワーク性能について詳しく見ていきたいと思います。
気になるバンド問題は?
日本でMi8を使うときの一番の問題はモバイル通信のバンド問題ですよね。海外仕様のため日本の特殊なバンドには対応していません。ここがiPhoneや同じXiaomiのMi Mixシリーズとの違いです。
3G | B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B34 / B39 |
4G | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B20 / B38 / B39 / B40 / B41 |
速度 | HSPA 42.2/5.76 Mbps, LTE-A (4CA) Cat16 1024/150 Mbps |
中華スマホにありがちですが、4GについてドコモのプラチナバンドB19に非対応です。ソフトバンクのB8には対応しています。
ただ都会ではB1とB3を掴んでいればさほど支障ないのですが、山間部に行ったときに3G通信できるかどうかがキモになります。3GのDocomoプラチナバンドはB6なのですが、となりのB5がB6を内包するので、B5で通信できればOKです。
でどうなのかというとB5掴んでます。5ちゃんねるでも報告ありますし、私も確認してます。下の画像ご覧ください。
ということで田舎で4G通信が必要な方にはおすすめできませんが、都会でたまに田舎に行くという方には十分ではないかと思います。また3Gが気になる方はソフトバンクかワイモバイルおよびその系列MVNOに乗り換えれば心配ないでしょう。
私もそのうちソフトバンク系に乗り換えようとおもっているのですが、面倒なのと、B5が受信できるのでドコモ系でそんなに困らないというのが実情です。なおそんなのは不安だよという方にはB19対応のXiaomiのMixシリーズをおすすめします。Mix3が発表されて、Mix2Sがお買い得になっていますね。
VoLTEおよびDSDVに対応
4G通信を利用して高音質な通話ができるVoLTEに対応しています。・・・ところが初期設定では使えるようになっていません。次の手続きが必要なので注意。私も最近まで知りませんでした・・・。
電話アプリを起動し「*#*#86583#*#*」を実行
Xiaomi MIUI ROMでVolteが有効にならない場合の対処方法
この通り、VoLTEが有効になっているがおわかりいただけるかと思います。
またDual Sim Dual Stanby(DSDS)だけではなくDuas Sim Dual Volte(DSDV)に対応しています。こちらも上の画像をご覧下さい。DSDVはSIMカード二枚刺しのときにVoLTE通話するために必要になるみたいです(実機では未確認)。
Wi-Fi
2.4G、5Gともに対応しており、接続も問題ありません。
またテザリングにも対応しています(ホットスポットという機能になっています)。OCNモバイルワンでテザリングができないというネット情報がありましたが、筆者の環境では問題なくできます。
Bluetooth
バージョン5.0対応。Android8からOSベースで、aptXやLDACなどの高音質コーデックに対応しています。オーディオジャックがないので、Bluetoothヘッドホンが重要になってきますよね。こだわる方は開発者オプションから細かな設定もできます。下記画像ご参考ください。
NFC
いちおうNFC機能(かざして通信)がついています。といってもFelica(いわゆるおサイフケータイ)という世界的にマイナーなカードが流通している日本では活用方法があまりありません(Mi8はFelica非対応)。交通系ICカードのデータを読み取ることができるくらいです。参考にSUICAのデータを読み取ったのが、下記の画像です。
その他にNFCでデータのやり取りができるAndroidビームにも対応しています。
L5対応とは?
Mi8の売りの一つがこのデュアルGPS対応でした。従来のL1チャンネルに加えてより高精度なデータを受信できるL5バンド帯も受信可能というスマホでは世界初の機能です。従来のスマートフォンはL1バンド帯しか対応しておらず、理論測定誤差は300m程度あり、高層ビル街などでは測位が難しかったそうです。それがL5バンド帯になると理論測定誤差は30mと高精度になるそうです。ただしL5は信号を掴むまでに時間がかかるといった問題があるので、L1と併用することで、高速かつ精確な測位を両立しているそうです。
この機能を成立させているのが、Broadcom社のBCM47755 チップです。次の衛星のデータを受信できる画期的なチップだそうです。GPS関係のサイトでも注目されているようですね。
- BeiDou B1 (China)
- Galileo E1 (Europe)
- Galileo E5a
- GLONASS L1 (Russia)
- GPS L1 C/A (USA)
- GPS L5
- QZSS L1 (Japan)
- QZSS L5
(参考)GPSが30センチ単位の精度になる!? Broadcomがコンシューマー向け新チップを発表
実際はどうか?
30cm程度の誤差になるかどうか、実際に計測してみました。フィットネス計測アプリのMi fitでウォーキングの記録をしてみたのが下の画像です。ひらけいて多くの衛星が受信できる環境ではかなりの精度で計測できるようです(右の画像)。しかしビル街ではやはりデータを正しく受信できないようで、10m近くの誤差がでています(左の画像)。
L1だけの端末と比較すればもっと精度がわかるかもしれません。機会をみて比べてみたいと思います。
なおデュアルGPSにするかどうかはクイックメニューからも設定できます。電池をどの程度消費するのかも追々調べてみたいと思います。
個人的にそこまでGPSを活用する機会がないので、この機能がどれだけ便利に使えるのかいまいちピンと来ていません。だれか有効な活用方法があれば教えてください。
(追記)11月1日から準天頂衛星システムみちびきの本格運用が始まり精度が良くなるかもとも情報がありました。確認してみます。
以上、Mi8のネットワーク性能を一通り見てきた。いずれも今のスマホにおける最高レベルの性能を盛り込んでいるが、ドコモのB19に対応していないので、初心者にはおすすめできないデメリットもある。
Mi 8のカメラ性能をレビュー
Xiaomi Mi 8を使い始めて早くも三ヶ月が経過しました。それなりに写真もとりためてきましたので、ここらでカメラのレビューをお届けしたいと思います。
スマホ用のイメージセンサーで独走中のソニー製センサーIMX363が採用されています。スペックは次の通り。
- メインに広角レンズ(f/1.8)とセカンダリに望遠レンズ(f/2.4)を備えたデュアルカメラ
- メインカメラには4軸光学式手ブレ補正(OIS)機能搭載
- 高速で正確な位相検出オートフォーカス機能
- LEDフラッシュ
20MP front cameraと3D Beautify
中国でも自撮り性能が昨今強く求められるそうで、フロントカメラの強化がアピールされています。オッサンには理解不能ですが、自撮りに20Mピクセルも必要なく、完全にオーバースペックですね。3D Beautyは人の顔のパーツをAIが識別し、ピントやボケを調整してくれる機能だそうです。
DxO Markで105点!
DxO Markはカメラの評価サイトで世界的信用があり、ここでいかによい点数を取るかに各メーカーは血眼になっています。執筆時点でのモバイルランキングは次の通り99点。これは静止画と動画を合わせた評価で、カメラ単体だと105点の高評価です(ビデオが88点)。Mi8が上位を争うレベルにあることがおわかりいただけるかと思います。そしてこの上位の中ではおそらくもっとも価格が安いと思います。
カメラとしての評価は筆者にはなかなか難しいので、以下、DxO MarkとGSMarenaの評価をかいつまんで紹介します。
Xiaomi Mi 8 review( GSM ARENA)
リアカメラ:鮮明な画像と正確なオートフォーカス
屋外の明るい光の下では鮮明な画像が得られます。ノイズもよく制御されて、青空のような一様な色領域だけでなく、影の多い複雑な領域でもうまく制御されています。
低照度でも優れたパフォーマンスを発揮し、屋内でもきれいに撮れます。露出制御は正確で信頼性が高く、極度に低い光レベル(5ルクス)でも使用に耐えます。ISO、露出、手ブレ補正機能を組み合わせることで、暗い場所でもブレのない正確なオートフォーカス性能が得られます。
AI機能とHDR
ただし、彩度がやや強調されていて、AIを使わなくても、彩度はややオーバー気味です。AIをオンにするとさらに彩度が強調され、コントラストも上がります。インスタ映えを望むのではない限り、AI設定はクリアするのが賢明だそうです。
暗い場所でAIカメラを有効にすると、夜間モードが始動します。ただ夜間モードは実際には彩度が異なるだけで、特殊な機能が働いているわけではありません。
HDRモードはAutoに設定しても効果的ではなく、ダイナミックレンジを広げたいなら、自分でOnに設定するのが良いでしょう。
ズームとボケ
セカンダリカメラの望遠レンズは、メインカメラの2倍(56mm相当)の光学ズームを可能にし、背景ボケ効果を作成するためにも使用されます。OnePlus 6のような奥行き専用ユニットではなく本当の望遠レンズです。そして光量が多ければ、かなり良いイメージになります。
フロントカメラ
レンズはf / 2.0で20MPの画素数を持っていますが、これは4in1ビニングの有効サイズで、実質的には20MP / 4 = 5MPとされています。とはいえ良い光のもとでは、素敵な肌の色と驚くほどきめ細かい写真が撮影できます。
基画面を左右にスワイプすることで撮影モードが、ショートビデオ、ビデオ、写真、ポートレート、正方形、パノラマ、マニュアルと変更できます。残念ながら上下にスワイプしても前後のカメラは切り替わりません。
上帯メニューの中にはフラッシュモード、HDR、AI、フィルターセット、設定についてのショートカットボタンがあります。1x / 2xボタンは、メインカメラと望遠カメラを切り替えます。
AIモードONの状態。植物の撮影ではアイコンが花マークになっています。建物だとビルのマークになるなど適切な調整がされます。
マニュアルモードも撮影可能。ホワイトバランス、シャッタースピード(1/1000s〜32s)、ISO(100〜3200)を調整することができます。また、自分で焦点調整することもできます。
フィルターセット。かなりのメニューがあります。
ハンバーガーメニューを押すと、設定、タイマー、チルトシフト、水平器、グループセルフィー、美顔のボタンが現れます。
詳細設定の項目です。
さほどうまくない筆者でもそれなりに撮れるという例を紹介したいと思います。画像はなにも調整していませんが、ウェブ掲載用の自動圧縮がかかっています。
風景
植物
食べ物
小物
できればもっとも気になる人物の画像を載せたいところですが、ウェブに出せる適切な被写体がなく…。セルフィーカメラも画像もそんなことでございません。ですが、かなりきれいに撮れますし、ポートレートモードで撮影すると、まわりがぼけていい感じになります。
以上、カメラ性能を簡単に紹介してみました。一般ユーザーの目から見て、かなり高性能という印象です。これまで使ってきたスマホの中では最もきれいな画像が取れます。光学手ブレ補正が効いていますし、オートフォーカスも速いです。
普通のユーザーであれば、フリンジやノイズなどは気にならないでしょう。あとはズームがもう少しできればコンパクトカメラはもう不要というレベルです。
評判通りの高性能で、近年のスマホカメラの進化に驚かされるばかりだ。スマホで写真を撮るのが楽しみになるな。
Mi 8にマッチする保護フィルムとケースはどれだ
ガラスフィルム編
Nillkin Amazing H+ PRO
Nillkinは中国・深センのスマホアクセサリーメーカーです。Xiaomiと同じく、クオリティの高い商品を送り出すことで知られています。Honor 9でも愛用したガラスフィルムを今回も購入してみました。下記記事もご参照ください。
Amazing H+という商品で通常版(フラットエッジ)とPRO版があります。GearBestやJoybuyでは安く取り扱いがないのでAliExpressのNillkinストアから購入しました。最初に使っていたものが割れてしまったので、先日の1111セールで$8.46(送料込み)で買い直しました。到着まで三週間かかっています。
パッケージもいいかんじです。過剰すぎず、好感が持てます。
内容物。アルコールペーパーだけでなく、クリーニングシートやホコリ取りシールまでついてます。
写真ではわかりにくいですが、ノッチの部分のみ欠き取られています。端部は2.5Dで丸く処理されています。貼り付けも簡単で、気泡も残りません。コーナーカーブもきれいにフィットします。
ガラスフィルムの最大の良さは透明度ですね。きれいに透過していて有機ELの発色の良さを十分に堪能することができます。指すべりも申し分ありませんし、指紋や油脂もさほど気になりません。
ただ一方で、難点は、これはどの商品でも同じですが、落とすと割れるということです。いちおう9Hの硬度をもっているので、日常生活で引っ掻いて割れるということはありませんが、落としたときに液晶が下を向いているとさすがに割れます…。ただ本体の液晶の身代わりになっていると思えば安いものでしょうか??
ちなみに筆者は使用開始一週間でアスファルトの上に落とし、割ってしまいました。表面に飛び散り防止フィルムがあるので、しばらく使い続けることができましたが、見た目よくないので、買い直すことにしました。
Goowiiz Phone Glass Film For Xiaomi Mi 8
続いてノーブランドの格安商品です。Joybuyで検索しているとなんと3$で販売されていたので、怖いもの見たさにダメ元で注文してみました。送料で赤字ではないかと心配しましたが、ちゃんと到着しました。なんだか配達する人が可哀想になってきます(こんなの頼んですみませんm(_ _)m)。
こんな発泡スチロールに入ってきました。過剰梱包…。
一応アルコールペーパーとクリーニングクロスも入っています。
ちゃんとしたガラスフィルムです。スピーカー部分のみ丸の切り込みがあります。カメラ部分はガラスなので覆ってしまえということですね。
使用してみての感想です。価格の割には頑丈ですし、ちゃんと使えます。ただNillkinに比べると透明度と指すべりが見劣りします。ガラスの質の問題でしょうか?
そしてこのフィルムの一番の問題は両端がやや沿っていて浮き上がることです。またコーナーのラウンド形状もずれていて気持ち悪いです。使用上は問題ありませんが、毎日見るものですから不快な気持ちになります。
つまり安かろう悪かろうですね。オススメできません。。。
PETフィルム編
PDA工房 Perfect Shield Xiaomi Mi 8
現在使っているのはこちら。日本製のPETフィルムです。中国製でも何でもフィルムを作ってしまうPDA工房さんの商品です。数種類発売されていますが、今回は安い方をAmazonから購入しました。
ガラスと違い割れることがないので簡易梱包。
日本語で貼り方のアドバイスが付いています。
さすが日本製。ピッタリとフィットです。気泡もすぐなくなります。フィルムは薄く軽量なのがイイですね。
穴はスピーカーやレンズごとに開けられています。細かいですね。
使用の感想ですが、イイですね。購入したのはアンチグレアタイプでギラギラしないものです。表面がさらさらしていて指すべりは良好です。油脂も若干残りますが、気になるほどではありません。
ただこれは製品の特性なので仕方ないのですが、どうしてもガラスに比べると透明度が落ちます。慣れると気になりませんが、ガラスとどちらを取るかは好みの問題ですね。
NILLKIN Super Clear and Matte screen protector Lots for mi 8
こちらも先日の1111セールで購入しました。2つで4.5$と格安ですがNillkinの製品です。
For xiaomi mi 8 screen protector film NILLKIN Super Clear and Matte screen protector Lots for mi 8 screen protector 6.21 inch
しっかりとした紙ケースに入ってきました。2つも必要ないのですが・・。
裏面にきちんと説明があります。
いつものNillkinセットが入っています。
使用感については…すみません。まだ使っていません。PDA工房のフィルムがまったく劣化しないので…。そのうちレポします。
保護ケース編
Xiaomiの標準ソフトケース
マーロウ
購入時についてくるTPUケース。純正だけあって本体にジャストフィットします。ところが、使用し始めて3ヶ月。黄ばんできたことと、縁に歪みが出てきました。Mi8は全画面操作ができるのでエッジから中央にフリック操作することが多いのですが、縁がやや高めなので指が引っかかり、そこから歪んでくるのです。
Nillkin Nature Transparent Clear Soft silicon TPU Protector cover
Nillkinは中国・深センのスマホアクセサリーメーカーです。Xiaomiと同じく、クオリティの高い商品を送り出すことで知られています。フィルム編でも取り上げましたが、今回もNillkinメインで揃えてみました。
こちらはいわゆるソフトケースですね。TPU(熱可塑性ポリウレタン)製でしなりがあり、やわらかな肌触りが特徴です。今回はAliExpressのNillkinストアから購入しました。今回は先日の1111セールで$4(送料込み)で購入しました。通常は5$ですね。日本で同様のものを買おうとすると1000円近くかかるのでお得感あります。到着まで三週間ほどかかりました。
For xiaomi mi 8 Case Nillkin Nature Transparent Clear Soft silicon TPU Protector cover for xiaomi mi8 case cover 6.21 inch
プラケースに入ってきました。Natureシリーズということです。
ケース本体。カメラと指紋認証ボタンに穴が空いています。
側面部分にはフロスト処理されNillkinのロゴが入れられています。ボトムにはUSB部分とスピーカー部分に穴が空いています。
Mi8本体を装着してみました。ピッタリとフィットで存在感もほとんどありません。
ボトム部分。穴の位置もぴったりですね。USB接続部分の穴は大きめなのでAnkerなど大きめのプラグをもつケーブルでもぴったりと接続できます。
背面。指紋認証ボタン周りは大きめに穴をあけています。こうすることで指が触れたときの引っかかりが少なく感じます。ちょっとした配慮ですが、なんども使いますので大事なポイントです。
また写真に撮れていないのですが、側面には滑り止め加工がされています。
純正ケースで気になった縁の立ち具合も、本製品は控えめに作られています。薄いフィルムを貼り付けてもさほど引っかかりません。その分、落としたときに画面割れのリスクが若干高まるのですが・・。
以上見たとおり、なかなかクオリティの高い商品だ。純正クリアけどの代替品を探している方にオススメ。値段も手頃だ。
Nillkin Synthetic fiber Carbon PP Plastic Back Cover
続いてミリタリーテイストのカーボンPP(ポロプロピレン)製のカバーを紹介します。こちらもAliexpressのNillkinストアからセール時に7$で購入しました。
Nillkin Synthetic fiber Carbon PP Plastic Back Cover for xiaomi mi 8 case 6.21” Magnetic ultra thin slim for xiaomi mi 8 cover
TPUと同様プラケースに入ってきました。SYNTHETIC FIBERシリーズということです。
カバー本体。千鳥状の模様が入ってきます。もっとおしゃれな模様がイイですねぇ。
中央の四角く浮いている部分に磁石が埋め込んであり、車載用の固定具と接着することができるそうです。
こんな感じですね。ただその分背面の厚みがあります。
Mi8を装着してみました。マックロクロスケですね。
背面。隙間から見える白がちょっとかっこ悪いですね。ブラックだとかっこよくマッチすると思います。
側面。ボタンカバーもしっかりと作られています。また持ち手部分には滑り止め加工が施されています。
ボトム。スピーカー形状にあわせて穴が加工されています。USB-Cの穴も大きめでANKERの大きめケーブル端子でもピッタリと差し込めます。
こちらもクオリティは高い。私的には背面が厚いので指紋認証が気になるのがマイナス。車によく乗る人や、ブラックを持っている人にはすごくマッチすると思うぞ。
Mi8 Case Nillkin Qin Series Flip Leather Case
最後はフリップタイプをご紹介します。こちらもNillkinストアから。¥ 1,193でした。フリップタイプは液晶画面が保護できることと、定期券などのカードを入れられることがメリットですよね。
Mi8 Case Nillkin Qin Series Flip Leather Case
同じくプラケースに入ってきました。こちらはQINシリーズです。
閉じた状態。革の質感は悪くありません。本革かどうかわかりませんが、それっぽく見えます。
開いた状態。中も革張りです。左側のスリットにはカードを1枚収納することができるので定期入れとして使うことができます。
背面。プラケースが仕込んであって2mmほどの厚みがあります。そのため指紋認証のときに指がケースに触れて気になります。
側面がプラスチック。色的に安っぽい感じです。ブラックだと気にならないかもしれません。
ちなみにフリップタイプなので表面に磁石が仕込んであって、開くと自動的にスリープが解除される機能はMi8でもちゃんと機能します。
製品としてはよく出来ており、質感も高い。ただMi8のサイズがもともと大きい上にさらに一回り大きくなるため、ポケットに入れる人には向いていない。カバンに入れて持ち運ぶ方、定期券とセットにしたい方にオススメだ。
Mi 8のレビューまとめ
最初の期待が高かった分、なんだこんなものか・・という感じは正直拭えません。記念商品であればもう少し頑張ってほしかったですね。とはいえ、国内の商品を見渡すとこのクオリティと性能で約40,000円で購入できることはないでしょう。コスパという点からはかなりオススメできます。
+PROS 良い点
- SDM845で圧倒的なパフォーマンス
- 有機ELの美しいスクリーン、画面サイズ大きめ
- 高性能なカメラ
- コストパフォーマンス極めて良好
−CONS 不満な点
- SDカードスロットなし
- Qi充電未対応
- 日本語化が面倒(CHINA ROMのみ)
- 情報が少ない
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Mi 8をMIUI10にアップデート
先日やっとのことで日本語化(Global版)が終わったMi8に早くもユーザーインターフェースMIUIの最新版10のアップデートがあるとの情報をネットでキャッチ。本体に通知は来ていなかったのですが、下記の通り無事アップデートできましたので報告します。
アップデート用ROMをダウンロードする
ROMのダウンロードはMIUIの英語サイトからダウンロードできます。とくにPCと接続する必要はありません。
http://en.miui.com/download-346.html
GlobalのStableを選択します。
ROMの容量は1.59GB。Wi-Fi環境でやらないといけませんね。ちなみにクイック選択メニューのMIUI9版のデザインはこんな感じでした。
ちなみに普通に「アップデートを確認」を押しても、画像のとおりになります。そこで画面右上のメニューボタンを押すと・・・
画像の通りの通り「アップデートパッケージを選択」という項目がありますので選択してください。
ROMのディレクトリを聞いてくるのでファイルマネージャーで探していきます。
ファイルはDownloadの中にあります。ZIPのまま選択します。
アップデートが開始されました。
はい。なんのことなく簡単にアップデートできました。
新機能の紹介画面です。ここだけ日本語化されてないですねぇ。
インターフェースはここが変わった
MIUI10での変更点は次のポイントです。
ボタンなしのフルスクリーン操作に対応
Mi8は物理ボタンなしです。ですのでフルスクリーンを活用するにはフリックによるフルスクリーンジェスチャーで操作する方式が導入されました。ってMIUI9からあるやん!iPhoneXとは若干ことなりますが、似たような方式です。新鮮味がないなぁ。
ナチュラルサウンドシステム
こちらも地味な機能です。通知音などに自然の音が使用できるようなのですが、いまいち活用方法がわかりません・・・。
AI機能をプレロード
うーん。AI機能が最初から動いているそうです。こちらも地味ですねぇ。
ということでそんなに変わってないです(T_T)。ただ細かなインターフェースのデザインが変わったのでMIUI9に飽きた方には新鮮味があるかもしれません。以下、画像で紹介します。
デフォルトのホーム画面。ほとんど変わってないですが、充電マークがチョットおしゃれになりました。
クイック操作画面。色合いと輝度のデザインが変わりましたね。あと通知も角丸に。
マルチタスク画面は大きく変わりました。二段の縦スクロールです。これで横にフリックすると消える方式に変わりました。慣れれば問題ないですが、斬新な感じです。
マルチタスク画面からウィンドウを長押しするとロックなどができるようになりました。
続いて音量表示が縦になりました。ボタンのすぐ近くにあるので直感的になりましたね。
ゲームスピードブースターなるアプリ(というか機能)が追加されたようです。ゲーム中に邪魔されないような機能をつけることができます。ただブースト中は二回フリックしないとアプリが消せないので少し面倒です。
パフォーマンスが向上したようだ
Antutuを計測してみたところ、MIUI9では26万点台だったのが28万点台に!これは嬉しいですね。
その他の変更
GlobalROMにしたときの問題として次の項目がありました。果たしてMIUI10になって解消されたのでしょうか?
ロケールを日本にすると顔認証機能が失われる
残念ながらこの問題は解消されていませんでした。気になる方はカスタムROMのXiaomi.euROMをご利用ください。
Gboardで日本語の単語が登録できない
これは嬉しいことに解消されていました。
GPSの精度が悪い?
これはよくわかりません・・・。引き続き検討課題です。
以上、MIUI10に変更してみての感想をレポートしてみた。とりわけ問題点があるわけではなく、簡単にアップデートできるので時間があるときにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
Android 9へアップグレード
筆者愛用中のXiaomi Mi8。安定版はAndroid8のままなのですが、そろそろAndroid9(Pie)にアップグレードされるという情報が流れています。
公式リリース(OTA)まで待てばよいのですが、筆者は話題のGoogleカメラを試して見たくなったので、ベータ版にもかかわらずAndroid9を入れてみました。
まずMi8本体でベータ版のアップデータをダウンロードしてみて適用できないか試してみましたが、メジャーアップデートはFLASHしろと表示されてしまいました。仕方ありませんので面倒ですが、PCからFLASHします。
以下、PC上で作業します。下記の関連記事もご参考ください。
ROMをダウンロード・解凍
下記のXiaomiの公式サイトからベータ版ROM(Developer ROM)をダウンロードします。
Xiaomi Mi 8/Pro/Lite :http://en.miui.com/download-346.html
申し訳ありません。間違えていました。こちらRecovery用のリンクでした。下記のリンクからFASTBOOT用のROMをDLください。お詫びしますm(_ _)m。
※tgzの拡張子がついたファイルです。
Mi 8をスタンバイ
Mi 8は事前に設定の開発者オプションから「USBデバッグ」をONにそておきます。
その後シャットダウンして、「電源」+「ボリュームダウン」長押しにするとFastbootモードになります。この状態でPCと接続します。
ROM焼き
事前にMi Flashという公式ROM焼きソフトをインストールしておきます。Mi Flashの「Browse」からFastboot用ROMのディレクトリを指定します。解凍ソフトによってはフォルダが入れ子になっていることがありますのでご注意。
わかりにくいですが、一番下にクリーンインストールするかだとか、アンロックするかという設定があります。アンロック(BLU)している人はロックしないように注意!ブートループになります。「Save user data」にチェックを入れておきましょう。
準備ができたら「flash」をクリック!めったにないですが文鎮リスクがありますのでドキドキしますねぇ。筆者の場合、約6分でROM焼きが終了し、自動的に再起動しました。
今回のアップデートは地味ですねぇ。MIUI10がPieを前提に設計されているので、アップデート前とほとんど違いがわからないでしょう。
以下スクリーンショットを掲載しておきます。
ホーム画面はほとんど変わりありません。充電マークが少し変わりました。あとフォントが変更されているようで、字形がちょっと細く見えます。
デバイス情報を確認してみました。バージョン9になっています。
パフォーマンスに違いは見られませんでした。MIUI9→10のときはAntutuがアップしたのですが…。
カメラに夜景モードが追加
カメラのモード選択に夜景モードが追加されています(Oreoのときはなかったはず・・・)。Googleカメラのようにいろいろ合成しているようです。
マルチタスク画面にショートカットが追加
マルチタスク選択画面の上になにやらショートカットボタンがついてます。不要ですけどね。
ノッチ隠し機能が消滅?
Android 8では機能していた「ノッチを隠す」の項目が「設定」から消えています。どこかに紛れ込んでいるのでしょうか??正式版で復活するのでしょうか??