- 中華スマホメーカーのOnePlusから新型のミドルハイクラススマホが発売!
- ハイエンドに近い高級ミドルが50,000円以下で入手できる。
- ドコモB19対応で万人におすすめできる良機種
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
ハイエンドモデルしか発売してこなかった高級スマホブランドOnePlusから、ついにミドルクラスが登場しました。
需要が高まるインド市場を意識しているようですが、高級感はそのままにSoCをミドルハイクラスに切り替えて40,000円台に価格を抑えてきました。
発売と同時に開催されたアーリーバードセールで中国から輸入してみましたので早速レビューしていきます。
最初から期待していましたが、実機を触ってみて、その出来の良さに感動しました。超おすすめです!
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Nordとは羅針盤となる真の北
当初はOnePlus「Z」という名称になるのではないかと噂されていましたが、実は「N」でした。Nordとは聞き慣れない言葉ですが「北」という意味です。北欧を意味することもあります。ノルディックスキーなんて使い方しますよね。発音はフランス語ベースだとノール、英語だとノルドになります。Youtuberたちは英語読みでノルドといっていますね。
その意図するところは、幹部の次の発言から読み取れます。
ノルドという名前の意味を聞いたことがある人がいます。真の北という概念から来ています。私たちはそれぞれ、私たちを導いてくれる内なるコンパスを持っています。この商品は、常に自分の真の北を探すことを思い出させてくれます。
自分の真の北を目指せ!ですか!カッコいいこと言いますねぇ。
OnePlus Nord のスペックをチェック
Nordはミドルハイクラスの機種としてQualcomm社のSnapdragon 765Gを搭載しています。ミドルクラスとはいえ、Antutuスコアで300,000超えを出しますので、一昔前のハイエンドSoCであるSnapdragon845と同程度の能力があります。
公式プロモーション画像からは大きく次の3点がうたわれています。
- Snapdragon 765G搭載で5G対応
- 光学式手ブレ補正(OIS)搭載のSONY製イメージセンサー
- 有機ELの高リフレッシュレートディスプレイ
プラットフォーム
-
SoC
Qualcomm Snapdragon 765G
-
GPU
Qualcomm Adreno 620
-
メモリ
8GB LPDDR4
-
本体ストレージ
128GB UFS 2.1
-
SDカード
増設不可
ボディ・ディスプレイ
-
スクリーン
6.44インチ パンチホール AMOLED
-
最大解像度
2400 x 1080 FHD +
-
指紋認証
画面内指紋認証
-
センサー
距離センサー|環境光センサー|加速度計|ジャイロ|電子コンパス
-
スピーカー
あり スーパーリニアスピーカー
-
3.5mmオーディオジャック
なし
-
寸法
158.3 x 73.3 x 8.2 mm
-
重さ
184 g
カメラ性能
-
メインカメラ
Sony IMX586 Exmor RS
48 MP, f/1.8, 26mm (wide), 1/2.0″, 0.8µm, PDAF, OIS
-
超広角レンズ
8 MP, f/2.3, 119˚
-
マクロレンズ
2 MP, f/2.4
-
ポートレート
5 MP, f/2.4
-
フロントカメラ(2眼)
Sony IMX616
32 MP, f/2.5, (wide), 1/2.8″, 0.8µm
超広角8MP 105º f/2.45
ネットワーク
-
SIMカード
Nano-SIM+Nano-SIM
-
ネットワーク帯域
5G:n1 (2100), n3 (1800), n7 (2600), n28 (700), n78 (3500)
4G LTE:B1 (2100), B2 (1900), B3 (1800), B4 (1700/2100 AWS 1), B5 (850), B7 (2600), B8 (900), B12 (700), B17 (700), B18 (800), B19 (800), B20 (800), B25 (1900+), B26 (850), B28 (700), B32 (1500), B34 (TDD 2100), B38 (TDD 2600), B39 (TDD 1900), B40 (TDD 2300), B41 (TDD 2500), B42 (TDD 3500), B46 (TDD 5200), B66 (1700/2100)
3G:B1 (2100), B2 (1900), B4 (1700/2100 AWS A-F), B5 (850), B8 (900), B9 (1800 Japan), B19 (800)
-
無線ネットワーク
2×2 MIMO, Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, 2.4G/5G
-
Bluetooth
Bluetooth 5.1
-
NFC
あり
-
ラジオ
なし
-
USB
Type-C
-
GPS
GPS (L1+L5 Dual Band), GLONASS, Galileo (E1+E5a Dual Band), Beidou, A-GPS, NavIC
充電・バッテリー性能
-
バッテリー容量
4115 mAh
-
急速充電
有線Warp Charge 30W(5V/6A)
無線充電非対応
OnePlus兄弟との比較
項目 | OnePlus 8 | OnePlus 8 Pro | OnePlus 8 Nord |
---|---|---|---|
重さ | 180 g | 199 g | 184 g |
厚さ | 8.0 mm | 8.5 mm | 8.2 mm |
ボディ素材 | アルミ合金 | アルミ合金 | プラスチック |
画面サイズ | 6.55″ | 6.78″ | 6.44″ |
解像度 | 1080 x 2400 px FHD+ |
1440 x 3168 px WQHD+ |
1080 x 2400 px FHD+ |
リフレッシュレート | 90Hz | 120 Hz | 90Hz |
画面種別 | 有機EL | 有機EL | 有機EL |
指紋認証 | 画面内 | 画面内 | 画面内 |
スピーカー | デュアル | デュアル | シングル |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 865 | Snapdragon 765G |
Antutuスコア | 585,000 | 579,417 | 315,641 |
メモリ | 8/12GB | 8/12GB | 6-12GB |
メモリ規格 | LPDDR4X | LPDDR5 | LPDDR4 |
ストレージ | 128 GB | 128/256 GB | 64-128 GB |
ストレージ規格 | UFS 3.0 | UFS 3.0 | UFS 2.1 |
標準 | 48 M Sony IMX586 | 48 M Sony IMX689 |
48 M Sony IMX586 |
広角 | 16 M | 48 M Sony IMX586 | 8 M |
望遠 | ✖️ | 8 M | ✖️ |
マクロ | 2 M | ✖️ | 2 M |
深度用 | ✖️ | カラーフィルター5M | 5M |
セルフィー | 16 M Sony IMX471 |
32 M Sony IMX471 |
32 M Sony IMX616 2眼 |
バッテリー | 4300 mAh | 4510 mAh | 4115 mAh |
急速充電 | 30W | 30W+無線30W | 30W |
5G対応 | n78 | n78, n79 | n78 |
4Gプラチナ | B8/18/19/26 | B8/18/19/26 | B8/18/19/26 |
Wi-fi | Wi-fi6 | Wi-fi6 | Wi-fi6 |
GPS | L1+L5 | L1+L5 | L1+L5 |
価格帯 | 600USD | 850USD | 400USD |
OnePlus Nordをフォトレビュー
今回はAliExpressのOnePlusオフィシャルサイトで399$からの20$クーポン引きでした。ただオフィシャルサイトだけにきちんとインボイスを書いておられ、税金2,000円を徴収されました。
さすがOnePlus。化粧箱のデザインが洗練されています。
ブラックの中に、ライトブルーの箱。オシャレです。本体保護シールには「こっちの道。ノルド」とキャッチコピーが記されています。
付属品一式。保護フィルムとケースも付属しています。またNordシールもついてきます。
クイックガイドもオシャレ。
今回はグローバル版を購入したのですが、EUプラグでした。仕方ないのですが残念…。
Maxで30Wの急速充電ができますが、このアダプターを含めWARPチャージ対応充電器に限ります。
おなじみOnePlusオリジナルUSBケーブル。カッコいいですね。
いやぁ。美しいボディです。ライトブルーの色味もとても美しいです。
ボディはプラスチック筐体にガラス仕上げですが、プラスチック感をまったく感じさせない仕上がりです。言われなければ金属に見えます。
コーナーの処理なども完璧です。このあたりOnePlusに抜かりはありません。
トップ側。
ボトム側。SIMトレイはボトムにあります。スピーカーはシングルです。
右サイド。電源ボタンに加えて、おなじみアラートスライダーがあります。マナーモードの切り替えがボタンで可能です。
左サイドには音量ボタン。
有機ELディスプレイ。OnePlus 8に比べてやや青っぽいディスプレイです。写真ではわかりにくいですが、セルフィーカメラが2眼になっています。
付属のケースを装着。今回はボトムのUSBポートを塞ぐ仕様になっています。個人的には充電の際に面倒なので不要だと思うのですが・・。
ケース装着状態での背面。幾何学的な模様になっています。
ケースはエッジ部分が盛り上がるタイプ。OnePlus 8は側面がカーブ処理されていましたが、Nordはフラットです。このあたりゲームなどで操作感が異なってくるので要注意。
SIMトレイ。表裏にそれぞれ1枚ずつ装着できます。
重量チェック。公称値通りです。
ケース装着状態。207gと平均的な値。
OnePlus 8とのサイズ比較。Nordの方がやや小さめです。
OnePlus Nordの使い勝手をチェック
Android 10ベースのOxygen OS 10を搭載しています。とても洗練されたOSで使い心地も良いです。まもなくAndroid 11にアップグレードされる予定です。
ベンチマークテスト
Snapdragon 765らしくAntutuで30万点超え。Geekbenchでも1,900点にせまるスコアです。ほとんどの動作はキビキビ動きますし、たいがいのゲームはスムーズに動作する値です。
ネットワーク
ドコモのプラチナバンドB19対応をなっていますので、テストしてみました。問題なく4G通信可能です。
4GのVoLTEは他のOnePlus機種と同様に閉鎖されています。→VoLTE開放が必要です。下記記事をご参考ください。
※あまり電話をしない人は無理してVoLTE化する必要はないです。
【TIPS】OnePlus 7 / 8 / 9シリーズのVoLTE機能を開放せよ!手順を詳しくレポート!
ゲーム性能
性能的にまったく問題無いので、スムーズにゲームを楽しむことができます。ディスプレイも有機ELなので発色良く、90Hzで高速駆動します(対応ゲームのみ)。
バトルロワイヤルゲームPUBG。グラフィックはHDR+ウルトラで動きます。とくに発熱したりしません。
ドン勝ちできました!
高リフレッシュレートに対応しているレーシングゲームAsphalt 9。問題なくプレイできます。
音ゲーはデレステで。プレイは3Dリッチで特に問題ないですが、デュアルスピーカーでは無いので音楽を楽しむにはやや物足りないかもしれません。
OnePlus Nordのカメラ性能をチェック
屋外でのショット
定番IMX586につき、きれいに撮れます。物凄いってわけではないけど、ミドルクラスなら十分。
ズーム性能チェック
夜景
室内
マクロ撮影は正直残念な結果に。4センチ程度までしか近寄れない上に、解像度がかなり低いです。こんな性能ならわざわざつけなくても・・・。
人物撮影
リアカメラのポートレートは良く撮れていますが、セルフィーの方は色味がいまいちですね。セルフィーで広角に取れるのは便利だと思いますが、ワタシ的には使う用途が無い・・・です(T_T)。
ビデオ性能
OnePlus Nordまとめ|素晴らしい仕上がりで幅広くおすすめできる!
いやいや。なかなか魅力的なスマホが登場しました。現状でミドルクラスでは最強だと思います。総合的に見て最高におすすめできるスマホと評価します。
OnePlus Nordの評価
Summary
- 中華スマホメーカーのOnePlusから新型のミドルハイクラススマホが発売!
- ハイエンドに近い高級ミドルが50,000円以下で入手できる。
- ドコモB19対応で万人におすすめできる良機種
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