
MacBook Air のリスペクトが半端ないノートPC、Xiaomi Mi notebook Air 12.5。こいつにSSDを増設して、MacOSを走らせ本当のMacbookもどきにする夢を見たぞ。
過去記事のMi notebook Air 12.5(m3-7Y30)のレビューはこちらから。
【レビュー】Xiaomi Mi Notebook Air 12|ウワサの中華モバイルはMacBookに迫る実力!
もくじ
インストールUSBメモリ作成編
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。早速、手順を解説していきます。
筆者はMac環境で準備してますので、App storeからMac OS 10.13 High Sierra のデータをダウンロードするだけです。Windows環境でも準備できるようですので調べてみてください。ダウンロードするとインストーラーがappフォルダに入ると思います。

今だとMac OS 10.14 Mojaveもダウンロードできますが、まだ情報が少ないのでHigh Sierraにしておいたほうが無難と思います。→Mojaveでも問題ないようです。インストーラーがMojaveしか配布されていないですしね。
インストール用のUSBメモリを焼く

USBメモリは8GB以上必要です。初心者はUnibeastで焼くのが簡単です。Unibeastはこちらから↓↓↓
慣れてくるとターミナルから次のコマンド入力が便利です。
USB メモリの名前が「MyVolume」となっています。名前が違う場合は、MyVolume
を適宜置き換えてください。
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Clover EFI bootloaderで起動時に読み込むEFIの領域を作ります。Unibeastだとこの作業までやってくれます。続いてClover EFI bootloaderでEFI領域をマウントさせます。EFIはUSBメモリを差し込むだけではマウントしてくれません。
次にEFIデータを探してくる必要があります。このEFIのデータがHachintoshの成否を決めます。Cloverで自分でも設定できますが、困難を極めるでしょう。
今回はいろいろと試行錯誤した挙句、dalianskiのMi Notebook Pro用のEFIでなんとかなりました。
他にもEFIがあるのですが、筆者の環境ではトラックバッドが動作しませんでした。dalianskiのEFIでだめな場合は他のもので動作するかコツコツと試すことになります(T_T)。
MacOSインストール編

USBメモリをノートに差し込み再起動します。
起動時にF2を押しているとBIOS設定画面に入れます。セキュリティ設定をオフにして、ブートオーダーを変更します(上画像)。ちなみに画像はSSDもUEFIを持っていますが、インストール後の画像ですので、初回は出ないはずです。
ちゃんとEFIができていればCloverのブートオプション画面が現れるのでUSBメモリに入っているHigh Sierra のインストールディスクを選ぶとインストーラーが起動します。EFIがおかしければ途中でフリーズするかブラックアウトします。
無事インストーラーが起動できたならば、まずOSインストールの前にSSDをMacのapfs形式でフォーマットしておく必要があります。今回はNVMeタイプのSSDでしたが、特に問題ありませんでした。
なおEFIデータがマッチしてないとここでタッチパッドやマウスが動かず先に進めません。筆者の場合、dalianski以外のEFIではタッチパッドが動きませんでした。USBポートはデータ読み込みしか動かず、電源供給されていないため使えません。
フォーマット後、通常のMacOSインストールの指示に従って進めます。インストーラーが起動していればこのあたりはスムーズに進むと思います。
フォローアップ編

無事起動しましたが、下記の問題が発生しています。
- USBポートに電気が供給されていない
- 音が出ない
- BluetoothとWifiが機能しない
- トラックパッドのマルチファンクションが効かない
1番目のUSB問題を解決するのに時間がかかりました。結果から言うと下記のkextを入れることで解決しました…。
Generic USBXHCI.kext
2番目についてはApple ALCが使えればよかったのですが機能しませんでしたので下記kextを入れることで機能しました。
※マイク入力が動作していませんでした・・・。使っていないので未だ解決せず。
VoodooHDA.kext

書いてしまうとあっという間だが、いろいろなドライバーやkextを一つずつ試しては再起動。他の作業もやりつつだったので2ヶ月もかかってしまった。
3番目のWi-Fi問題はあらかじめわかっていたことで現状で解決できません。そこでUSBタイプのWi-Fiアダプターをつけました。
こちらの商品。Mac用のドライバーもあり、無事機能しました。
なおアダプターはUSBの電力供給がないと動作しませんのでまず(1)の問題を解決しないといけません。データも最初はUSBメモリ経由でコピーします。
4番目のタッチパッド動作も解決できないことがわかっています。不便なのでマウスを使うことになります。ただUSBポートが一つしかなく、前述のWi-Fiアダプターで使われてしまうので、USBハブを購入する羽目になりました。
なかなか良い商品がなく、意味なくケーブルが伸びているこの商品を購入しました。
ただやはりケーブルが伸びているのが邪魔で、USB2.0なのですが、直結型のこちらの商品にしてみました。

こんな感じです。機能的には問題ないのですが、やっぱりかっこ悪いのと、USBコネクターが抜けやすいのが欠点ですね・・・。
まとめ

その後、無事10.14Mojaveにもアップデートして問題なく使えています。ただBluetoothが使えないのは痛いですね。モバイルのときにハブ持ち歩きたくないです(T_T)。

Wi-Fiは諦めるとして、マウスをワイヤレスで使うためにどなたかBluetoothが作動するEFIを作ってくれないかなぁ。

その後も懲りずに自作PCでHackintoshする夢を見ましたので別記事でお話したいと思います。
【OSx86/Hackintosh】初心者がいきあたりばったりで作った自作PCでMacOSを動かす夢を見た話
参考サイト

いやーとても長い夢だった。もう悪夢といって良いレベルだ。ここまでする意味があるのかと言われれば正直無い!。単なる遊びだ。でも勉強になったぞ。