【レビュー】新登場Xiaomi Mi Watch!これはもう小型スマホだ!【中国版で人柱になるの巻】

中国版のレビューです。m(_ _)m
2021年2月に発表された新型MiWatchではありません。悪しからず。
マーロウ
マーロウ

フハハハ!中国出張のついでに新発売のMi Watchをゲットしたぞ!

アン秘書
アン秘書

それって中国版なんですよね?まだグローバル対応していないんじゃないですか?

マーロウ
マーロウ

これぞガジェット道!皆さんのために不肖マーロウ人柱になる覚悟でござる!

XiaomiからApple Watchそっくりのスマートウォッチが登場!

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

今回は中華スマホメーカーXiaomi(シャオミ)が発売したスマートウォッチMi Watchをレビューしていきます。

ざっとまとめると次の通り。

  • Apple Watchの半額程度の価格で、同様の機能を楽しむことができる
  • 中国製だがGoogleのWear OSを搭載し各種アプリインストール可能(の予定)
  • しかしApple Watchよりも一回り大きく重い。電池持ちも平均的。
  • 執筆時時点で中国版しかないので、日本人の使用はほとんど不可能⇒グローバル版発売期待!(初心者は手を出してはいけない!)
  • この製品を時計と思ってはいけない。小型のスマホ。時計メインなら他の機種を探せ!

Mi Watch の特徴をチェック

1. GoogleのWear OSベースのMIUIを搭載

中国ではGoogleサービスが使えませんので、Wear OSそのままでは流通できません。そこで中国向けにカスタマイズしたMIUI for Watchを搭載しています。

スマートウォッチ用に設計されたAndroidベースのOS。Android端末やiPhoneとBluetoothや Wi-Fi、LTEでペアリングすることで、端末で受け取った通知をWear OS側で閲覧や操作ができる。またGoogle Playを用いてWear OS に対応したアプリをインストールすることができる。

2. プロセッサーはSnapdragon Wear 3100を採用

QualcommはXiaomiの提携会社ですから当然同社のSnapdragonが搭載されるわけです。ただ他に選択肢があるわけでもなく・・。まだまだスマートウォッチの需要がすくないため、さほど進化したプロセッサーではないようです。

3. 有機ELの角丸大画面を搭載。気持ちいい使い心地

このあたりはスマホで培ったビルドクオリティですね。コーニンググラスですし、耐久性もありそうです。フリックなどの操作もスムーズに行えます。

また有機ELのディスプレイは発色もよく、きれいな画面です。解像度も368x448pxあり、Apple Watch 44mmと同じです。

4. 大容量570mAhバッテリーを搭載

ウォッチにしてみればかなりの容量のバッテリーを積んできました。ただその分重さも増えているわけで・・・。ちなみにApple Watchは44mmで292mAh(シリーズ4)なのでその大きさがわかると思います。

ただそれでも公称値で36時間しか持ちません。実際は睡眠時間などあるので2日分は持ちますが・・。

これまでXiaomiやAmazfitのロングバッテリーに慣れてきた方にはちょっとがっかりされるかもしれませんが、燃費の悪いプロセッサーを積んでおり、常にOSが動いていることを考えると仕方ないかもしれません。

Xiaomi Mi Watchのスペックをチェック

スペック一覧

 

  • 画面サイズ

    1.78インチ,有機EL, 368x448px

  • SoC

    Snapdragon Wear 3100

  • オペレーティングシステム

    MIUI For Watch

  • 防水性能

    水泳対応

  • RAM+ROM

    1GB + 8GB

  • センサー

    加速度、心拍、コンパス、環境光、気圧、光学変位検出

  • GPS

    GPS, GLONASS, BEIDOU

  • スポーツモード

    屋外ランニング、屋外ウォーキング、オフロード、登山、屋内ランニング、屋外サイクリング、屋内サイクリング、プールスイミング、オープンウォータースイミング、フリーアクティビティ

  • 健康プログラム

    心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、身体エネルギーモニタリング、立ち活動リマインダー、座りすぎリマインダー

  • 音声ガイド

    小米同愛(中国語のみ)

  • NFC

    対応

  • 寸法

    44.69 x 36.92 x 12.28mm

  • 重量

    約44g(ストラップなし)

  • ガラス素材

    第3世代コーニングゴリラガラス

  • ベゼル素材

    アルミ合金

  • リストバンド素材

    エラストマー樹脂

  • eSIM

    WCDMA B1 / B5 / B8

    LTE-FDD B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B20 / B26

    LTE-TDD B39 / B40 / B41

  • Wi-Fi

    IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz

  • Bluetooth

    Bluetooth 4.2

  • バッテリーサイズ

    570mAh 36時間

Xiaomi Mi Watchを使ってみました

開封してみました

ウォッチにしては大きめの箱に入ってきました。高級感タップリです。プレゼントにもいいですね。

背面にもアイコンで説明があります。

おぉー。高級感を演出してくれてます。それなりに高いですもんね。

箱は二段式。下段にアクセサリー。

付属品一式。今回は充電アダプターも付属してきました。マニュアルは当然中国語のみ。

心づもりはしていましたが、やはり大きいです。おまけに厚い!この点についてはApple Watchに完全敗北(´・ω・`)ショボーン。

側面。写真がかっこよく撮れてないですねぇ。リューズはApple Watchと同じく回転式で操作できます。

それにしても厚いです。12.28mmもあります。Apple Watchは10.7mm!これは搭載しているバッテリーの差と思われます。痛し痒しですね。

背面。心拍センサーと充電用端子。

セットアップしてみました

速報でセットアップを簡単に紹介します。

電源ボタンを押しても、ペアリングしない限り一切使えません(店頭でもそうでした・・・)。まずは画面に表示されるQRコードを読み込んでアプリをゲットします・・・。

ところが読み込むといきなりbinファイルをダウンロードします。スマホでbinをどないしろと・・。ダメ元で拡張子をapkに変えるとなぜかインストールをはじめました(あまりにも不親切なのでおそらく改善されていると思います)

続いてWear OS by Googleをダウンロードしろというので、Google Playからダウンロードするのですがペアリングしてくれません。中国版のWear OSを使う必要があったのです(ここで1時間ロス)。

⇒現在は改善されてGoogle PlayのWear OSでもリンクできるはず(試してないので不明)

やっとのことでペアリングできました。

Wear OSの操作画面。小米手表をクリックすると小米穿載(Mi Watch App)に移動します。

Mi Watchアプリの操作画面。Mi Fitの代わりになるものです。

装着してみました

装着!オッサンの血色の悪い腕ですみません。結構大きいです。

通知を日本語表示することはできます。Wear OSベースで対応しているものと思われます。

充電してみました

専用の充電器で行います。本体と充電器は磁石でくっつきます。

充電中の画面。5V1Aしか対応していないようです。

アプリ側でバッテリー持ちが確認できます。残念ながら2日しか持ちません。

中国版のアプリを紹介

日本国内ではGPSを使うアプリが使用できないので、先日の中国出張のときに使ってみました。

Mapアプリ。画面が小さいですし、バッテリーを浪費するので基本的にスマホで見ることがほとんどだと思いますが、ランニングなどのスポーツ時でスマホを携帯していない場合に活躍するかもしれません。

アクティビティ記録画面。なかなかおしゃれにデザインされています。Mi Bandではこれまで歩数でしたが、カロリー消費の方に重点を置いた表示に変わっています。

天候アプリ。こちらも見やすくよくデザインされています。日本国内で使えないのが残念・・・。

中国版に強引にWear OS対応アプリをインストールする

中国版のままでは日本でほとんど活用ができません。グローバルROMが出るまで待ちどおしいなぁと思っていたところTwitterで情報をゲット。ADB経由でアプリがインストールできるそうです。

まず驚きなのが、充電器は電力供給だけでなく、データ通信もできるようになっていました。4つも端子があったのはそういうことかと。

ちなみにWi-FiでもBluetoothでもADB通信できるらしいですが、有線が安定だと思います。

まずウォッチの方で、接続の準備をする必要があります。スマホと同じく、設定の端末情報にあるバージョン情報「版本号」を7回クリックすると開発者オプションが現れるので、これをONにします。

ちなみにスマホと同じく、PCと接続するときにも毎度、ADB接続を許可するか聞いてきます。

ADB環境の導入や使用方法はネット検索してください。本ブログでも紹介しています。

次にアプリの素になるAPKデータをどこかから拾ってきます。下記ご参考。

https://www.apkmirror.com/

https://apps.evozi.com/apk-downloader/

注意しないといけないのはWear OS対応になっているかどうかです。普通のアプリをいれてもまず動きません。

データが準備できたらディレクトリ情報をコピーして、下記コマンド打ち込みます。com以下はアプリのディレクトリです。

筆者はダウンロードフォルダでPowershellを開くやり方ですので、ファイル名だけで済みます。

adb install com.xxxxxx.apk

うまくインストールができればSuccessと表示されます。

こんな感じで追加してみましたが、半分ぐらい動きません。apkがwear OSに対応しているものをDLしたつもりですが、対応していないのでしょう。詳細は追ってレビューしたいと思います。

※ADBで危ない遊びをすると動かなくなるリスクがあるので注意してくださいね。

価格は?どこで購入できる?

定価はスタンダード・エディションが¥1299人民元(≒約20,000円)となっています。ただ中国で購入できたとしてもクレジットカードや換金の手数料が乗ってくるので22,000円くらいですね。海外向けストア価格は発売直後なので30,000円近くする場合もあります。

兄貴分のApple Watchは42,800円なので、その半分程度ということになります。完成度はまだまだApple Watchに及びませんが、この価格をどう考えるべきか?

日本語版がリリースされれば考え直しますが、現状のままではApple Watchに軍配があがると筆者は考えます。

プレミアムエディションは1999人民元(≒31,000円)です。

11/30現在、各セラーでの取り扱いが始まっていますが、まだセールにはならないようです。

Xiaomi Mi Watch [中国版]
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Xiaomi Mi Watch の価格とまとめ

Pros. 満足な点

  • いろいろとアプリをインストールして遊ぶことができる。
  • ディスプレイがキレイ
  • 操作感は良好。スムーズに動く。
  • ボディの質感良し。ビルドクオリティ高し。
  • eSIMがB19に対応(らしい)

Cons. 不満な点

  • 重い。厚い。
  • バッテリーが2日しか持たない
  • Bluetoothのバージョンが4.2
  • 中国国内のみ対応のためセットアップが大変(現状では)
  • 同じく中国向けのためGoogle Playアプリが使用できない(現状では)

Xiaomi Mi Watchの評価
  • デザイン
  • 機能性・便利さ
  • サイズ・装着感
  • 操作性
  • バッテリー持続
  • コストパフォーマンス
4
マーロウ
マーロウ

いやぁ。まだまだ未熟って感じだなぁ。これからの改善に期待だ。日本語版も期待しているぞ。

アン秘書
アン秘書

価格は安いですけどね。Apple Watchにはまだまだ及ばない感じですね。

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