格安スマホで知られるUMIDIGIがワイヤレスイヤホンを投入したと聞いて早速購入してみたぞ。
ワイヤレスイヤホンっていろいろなメーカーが出してますよね。
そうだな。そんな領域に後出しで投入してくるのだからよほど自信があるのだろう。
中華イヤホンのすすめ
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
Bluetooth接続によるワイヤレスイヤホンが登場してはや数年。当初はバッテリー持ちや音質の悪さなどの問題がありましたが、近年はだいぶ改良されてきました。
さらに名前も聞いたことない中国メーカーがAmazonに多数出品していて、競争激化。かなり安く購入できるようになりました。
ユーザーにとっては選択肢が増える一方で、どれを選んでいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。
今回はUMIDIGI社から発売したばかりのワイヤレスイヤホンを提供いただいたので紹介したいと思います。
UMIDIGI社というと、日本国内での知名度は全くないと思いますが、スマホ好きの間では、格安コスパスマホをを投入するメーカーとして知られています。
最初にざっくりと評価をいうと、3000円という価格帯で見ると、完成度とコスパが高くリーズナブルな製品と言えます。
- スポーツの最中に音楽を楽しみたい
- 通勤通学で手軽に音楽を楽しみたい
- 勉強や作業中に手軽にBGMをかけたい
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UMIDIGIについて
ユミディジ。中国・深センを拠点とする通信機器メーカー 。格安スマホを投入することで話題の新興企業。2012年設立。2018年までは「UMi」ブランドを使っていました。AliExpress、Amazonなどでオンラインショップを展開しています。
UMIDIGI Ubeatsのデザインとスペック
スペック一覧
- カナル型
- スピーカー:10mm ダイナミックドライバー
- インピーダンス:16Ω
- 出力音圧レベル:42±3dB
- 再生周波数帯域:20-20000Hz
- ケーブル:125cm 着脱式
- マイク:あり
- 充電用端子:Micro USB
- ケーブル:付属 USB A to Micro USB
- 充電入力:5V1A
- バッテリー容量:140mAh
- 充電時間:1.5時間
- 再生時間:12時間
- 待機時間:300時間
- 接続方法:Bluetooth 5.0
- プロファイル:HFP/HSP/A2DP/ARCP
- 接続範囲:10m
- 使用可能温度:0-40℃
- 本体カラー:ブラック
- 重量:33g
こちらのオフィシャルPVもご参考ください。
UMIDIGI Ubeatsの魅力5点
1 中国製とは思えないスタイリッシュなデザイン
商品を実際に見ると、意外にスタイリッシュというのが第一印象です。
もうこれはあっけらかんと言ってしまいましょう。明らかにXiaomi社のNeckband Earphoneのパ○リリスペクトした製品です。まぁ中国ではよくあることです。
筆者的にはよくもここまで上手にパ○リスペクトしたなと思います。ある意味、デザインに優れているXiaomiの製品を模倣しているので、デザイン性は高いとも言えます。
UMIDIGI社も上記の画像のように、公式にXiaomi社製品を比較対象にしています。
2 最新の通信規格Bluetooth 5.0採用で省電力
IoT時代が目前にせまり、Bluetooth接続も身近になってきましたね。最新の規格はバージョン5です。2016年に発表されたばかりですので、まだまだ普及していません。多くのワイヤレスイヤホンはVer.4.2ではないでしょうか。
そこを本機種はバージョン5にしてきたわけです。チップにはAndroid向けチップで圧倒的知名度のQualcomm社が製造するQCC3003を採用(といってもエントリークラスですが・・・)で信頼がおけます。
バージョン5にすることの最大のメリットは伝送距離の延長と省電力化です。実際に本機種に場合は次のような仕様になっています。
- 2Mbpsの転送スピード
- 10mの伝送距離
- 安定性が20%向上(4.2と比べて)
- 25%の省電力化(4.2と比べて)
今後、ワイヤレス機器を使っていくに際して、Bluetooth5.0対応は必須だな。
3 大容量バッテリー搭載!最大12時間連続再生
バッテリー容量が140mAhもあるというのはうれしいですね。12時間連続再生可能ということは、通勤通学に毎日使用して1週間ぐらいは持つということになります。
ワイヤレスイヤホンは充電が面倒なので、バッテリー長持ちは重要なポイントです。
充電の方も、一般的な5V1Aの出力で1.5時間で満充電が可能となっています。Micro-USBケーブルは100円ショップで気軽に購入できるので、万が一なくしたり、忘れたりしても簡単に入手できるのが良いですね。
バッテリーは十分な容量を積んでいるな。
4 ネックバンドで安定したかけ心地
本体重量はわずか33gです。首まわりで支えますので、ほとんど重量を気にすることなく、使用できます。
シリコン製のネックバンドが首にピッタリとフィットするので、安定感もあります。
ネックバンドはシリコン製でクネクネと曲げられます。
イヤホン本体はマグネットによってくっつけて首掛けが可能です。
イヤーピースは耳の奥まで入るカナル式(耳栓式)。遮音性が高いので騒音低減と音漏れ防止が期待できますが、長時間装用すると耳が痒くなったり疲れたりする可能性があります。Mサイズがすでに装着されており、L、Sサイズも付属しています。
IPX5相当の防水性能があります。これは「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」つまり多少、水がかかっても大丈夫ということです。とはいっても風呂やトイレで浸水させるとダメでしょうね。
ちなみに本製品、商品強度について、かなり自信があるようで、耐久性ビデオも公開しています。本当にこんなことして大丈夫なのでしょうか?断線しそうですが・・・PVで公開するのですから大丈夫なのでしょう。
防水や耐久性がしっかりしているのは、安心ですね
5 意外に音がイイ!!AACにもまさかの対応!
イヤホン部の構造的な特徴はなんといっても口径10mmの大型ダイナミックドライバーを採用していることですね。
ダイナミックドライバーの口径は一般的にサイズが大きいほど音質が良くなるとされています。他社の製品を調べてもらうとわかると思いますが、カナル型だとでφ8.8~12.5mm。ふつうは9mmが多いところを頑張って10mmを採用しています。
Bluetoothの接続には通常、汎用性と安定性があるSBCコーデックが使われています。しかしSBCは安定性を重視したため音質が劣化することが問題でした。そこで最近はアップル製品だとAAC、Androidだとapt-Xなどの高音質コーデックが採用され始めています。
本機種、筆者愛用中のXiaomi Mi 9に接続してみるとなんとAACに対応していることが判明。公式スペックに書いていないのでSBCだけかと思いましたよUMIDIGIさん。
※Xiaomi Redmi Note 7で試したところSBCだけでした・・。
ちなみにプレーヤー(スマホ)側もAACに対応していないと使えませんのでご注意。
なおapt-Xに対応しているかどうかは不明。いまのところ成功報告はありません・・。
AAC対応は嬉しい誤算だったな。ちゃんと表記しておいてくれよ。
CVC(Clear Voice Capture)と呼ばれる通話時限定のノイズ軽減機能がついています。注意したいのは電話での通話時しか使えない機能で、音楽再生時には機能しません!!!よくノイズキャンセリング機能と勘違いされがちですが、まったく違いますので注意しましょう!!
個人的な意見としては、この製品を選ぶユーザーは屋外で通話するような人たちではないので、「不要な機能」だと思います。まぁおまけ機能ですね。
UMIDIGI Ubeatsを開封してみました
今回はAmazonで購入しました。¥3,377のところ、セール中で¥500クーポン適用で、送料込みで¥ 2,877でした。
化粧箱は3,000円程度の価格帯にしては上等です。アップルを意識・・というよりもXiaomiを意識した感じでしょうね。
本体はプラ製ケースにしっかりと固定されています。付属品は交換用イヤーピースとMicro-USBケーブル、説明書です。
商品本体です。ほぼ商品説明画像と同じです。それなりに質感があり、安っぽさはありません。
ネックバンドの先端部分はプラスチックにシリコンボタン。押し心地に不具合等はありません。UMIDIGIのロゴマークもちょうどいい大きさだと思います。
イヤホンとイヤーピース。ハウジング部分は金属製です。
電源ONの状態だと白色のLEDが点灯します。
充電はMicro-USBのカバーをあけて、プラグを差し込みます。LEDが赤く点灯します。
説明書には日本語解説も含まれています。明朝体なのが中国ぽいですが、ちゃんとした日本語で特に問題はありません。
操作方法解説図です。画像は英語ですが、説明書には日本語で書かれています。一般的な使用方法ですので、とくにつまづくようなことはないと思います。
ただ一つだけ不満がありまして、これはこの機種に限ったことではないですが、電源ボタンをダブルクリックすると、最後に電話で通話した相手にリダイアルする機能がついていることです。間違えて操作すると深夜に電話をかけてしまったりすることになるので、こういう余計な機能は削除してほしいです。
UMIDIGI社から開封映像が公開されていますのでご参考ください。
UMIDIGI Ubeatsのレビュー
3日ほど使用してみての感想です。
デザイン
製品のビルドクオリティは高いものがあります。3,000円台のネックバンドタイプとしてはなかなかな質だと思います。Xiaomi製品をパ○ってリスペクトしているというのもありますが、それにしてもなかなか格好いいです。
欲を言えば、イヤホン部分のデザインをもう少し格好良くしてくれると高感度がますところです。
音質
意外に良いです。3,000円台のワイヤレスイヤホンでここまで出せれば十分ではないでしょうか。特に高音はキレイに出ています。低音・中音・高音と全体的にバランスがよく、ダイナミックドライバー1つの割には頑張っていると思います。
安物イヤホンに多い、ドンシャリではなく、バランスよく聞かせようという気持ちが伝わってきます。自分がもっているワイヤレスイヤホンの中では一番良いのではないかと思います。
とはいえ、高級イヤホンには及ぶべくもありません。解像度(クリアさ)はさほどではありませんし、潰れている音もありますが、これはこの価格帯のイヤホンに要求するようなレベルではありません。
スポーツしながら、ノリの良い曲をかけるという使い方であれば十分満足できるはずです。
※音質ではないですが、ホワイトノイズ(音楽を流してないときのサーという音)がややあります。
操作性
ボタンの配置や機能、充電方法など一般的な要素に不満はありません。
ただし一つだけ残念なポイントが・・・。接続をON/OFFしたときに英語の音声ガイドで「パワーオン、コネクテッド」だとか「ディスコネクテッド」と知らせてくれるのですが、この音量が大きすぎるのです。普通に装着しているとびっくりするような音量です。
イヤホンを外した状態で接続ON/OFFすれば、さほど気になりませんが、それも馬鹿らしいですよね。ファームウェアのアップデートなどで対応してもらえないでしょうか→UMIDIGIさん。
フィット感
これは素晴らしいですね。ネックバンドタイプをはじめて使用してみましたが、ネックバンドの重量を首まわりで支えるので、ほとんど重量を感じません。また柔らかいシリコン素材が首周りにフィットするので、多少の運動ではずれたりしないでしょう。
ただし耳からネックバンドまではケーブルがありますので、激しく頭を動かすスポーツだとケーブルがじゃまになるかもしれません。そういう目的には完全分離型のワイヤレスイヤホン(TWS)を選んだほうがいいですね。
イヤーピースまわりも普通で、とくに問題はありません。
コストパフォーマンス
このクオリティで3,000円台前半はかなり攻めている価格ですね。中国から輸入すれば2,000円台後半で入手できます。Xiaomiのライバル機種が中国から輸入しても4000円台後半ですので、価格的優位は圧倒的です。
ミドルクラスのワイヤレスイヤホンは激戦区ですが、価格と性能で頭一つ抜きん出ている感じがありますね。
まとめ|この音でこの価格はお買い得!一度試して見よ。
UMIDIGI Ubeatsの評価
いや。まぁ。UMIDIGI社のイヤホンは果たしてどうなの?というノリで試してみたのですが、意外に満足できる製品でした。3,000円台でコスパ度の高いワイヤレスイヤホンを探している方にはぜひおすすめです。
長文レビュー最後まで読んでくれてありがとう!おすすめできる商品なのでぜひ検討してみてくれ。
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