【レビュー】Xiaomi Mi 9|SD855と3眼カメラ搭載!iPhoneを凌ぐモンスター級スマホ【探偵超おすすめ!】

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マーロウ

いやはや。物欲というのは怖いものだな。

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アン秘書

所長~。Mi 9をとうとう買ってしまったのですね。

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マーロウ

Amazonイタリアの魅力的な価格が私を誘惑したのだ。

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アン秘書

はいはい。言い訳はいいのでさっさとレビューして下さい!

情熱の国イタリアから中華スマホを輸入する

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

XiaomiのフラッグシップスマホMi 9が2月末に発売されました。当探偵事務所でもMi 9の情報を発表前から下記記事にて追いかけてきました。

XiaomiのフラッグシップMi 9が登場!最先端スマホが50,000円〜で超絶コスパ【スペックまとめ】

グローバルの64GBピアノブラックを選ぶ

Xiaomi信者「米粉」である探偵としては、フラッグシップスマホが登場したからには、実機を購入しないわけには行きません。

最初はマシン感を露わにしたエクスプローラーエディション(透明版)に心トキメキましたが、10万円超えは高すぎですので、5万円半ばのお得なグローバル版の64GBピアノブラックを購入しました。

じつはこの64GB版はグローバル版しかなく、中国国内版は128GBからです。Mi 8に比べて値上がりしたMi 9はヨーロッパでは高すぎると判断されたのでしょうか?廉価版として64GBのピアノブラックだけ追加設定されたようです。

Mi 9のセールスポイント
  1. 世界初フラッグシッププロセッサSnapdragon 855搭載
  2. 全面薄型デザインにホログラフィックガラスボディ
  3. SAMSUNG製有機ELディスプレイ搭載。90.7%の画面比率。
  4. SONYの48万画素3眼イメージセンサー搭載。DxOMarkでトップ3
  5. 超広角マクロ撮影レンズを搭載。サファイアガラスで超硬質耐摩耗性。
  6. 25%高速になった第5世代速度の画面内指紋認証
  7. 世界初の20Wワイヤレス充電と27Wのケーブル急速充電

Amazonイタリア!で注文

今回はなんとAmazonイタリアから購入!Twitterで話題なったので便乗させてもらいました。なぜか各国のAmazonの中でもイタリアのみ取扱があり、在庫も豊富にあるようです。最初にウェブサイトを覗くと「日本には発送しない」と表示されるのですが、実際には発送してくれるという裏技仕様!

Amazonイタリアの商品画面

詳しくは下記サイトをご参照下さい。

参考 Xiaomi Mi9が伊Amazonで発売。本体価格約46,600円そうすけブログ

日本に輸入するとVAT(付加価値税)と送料がかかります。

Totale parziale degli articoli(本体価格):EUR 368,77
Costi di spedizione(送料:速達オプションあり):EUR 33,30
Deposito dei costi di importazione(輸入消費税預託金):EUR 32,17
Totale IVA inclusa (ove applicabile)(合計):EUR 434,24
日本円換算JPY 56,642円 

注文時は若干イタリアからの輸入が安かったのですが、中国の巨大通販サイトAliExpressやGearBestもだいぶ価格差を埋めてきましたので、いずれから購入しても大差ないように思います。→4/4現在だとAliExpressの方が安いです。

(参考)価格チェックはKimovilが便利です。

世界中を駆け巡ってはるばる日本へ

なんとイタリアのミラノからドイツ、中国を経由して6日間で到着。早く入手したかったので、速達オプションを付けたところ、UPSでの配達になりました。

イタリアからの行程(ドイツ・ケルン経由)

Amazonイタリアは事前に輸入消費税を徴収しますので、配達時に消費税を取られることはありませんでした。

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アン秘書

噂の超簡易梱包!中身は問題ありませんでしたが、もう少し紙を詰めてくれても良いのに。

UNBOX 開封の儀

それでは早速開封していきましょう。

ホログラフィックに輝く箱
中箱も輝く

Mi 9のウリポイントの一つが輝くホログラフィックガラスボディです。ということで、箱もホログラフィしながら輝いています。ただ箱自体はさほど高級感はありません・・・。

アクセサリー入の中箱を取ると、Mi 9がお目見え。まぁいつものXiaomiスマホですね。

セールスポイントは三眼カメラ、スナドラ855、ワイヤレス充電20W、画面内指紋認証とのこと。

付属品一式。グローバル版は電源がEUプラグ・・・。Mi 8(CN版)のときはUSプラグだったのに。またせっかくワイヤレス充電に対応しているのに、ワイヤレス充電器もついてきません。

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マーロウ

本体価格ギリギリまで削減されているから仕方ないな。

相変わらずの高精度なビルドクオリティ

OSはAndroid 9のMIUI 10です。ディスプレイは水滴ノッチに。

ピアノブラックなので本体はホログラフィックしていません。が、高級感のある光沢です。

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マーロウ

探偵のような大人のオッサンはシビれるデザインだ。

背面はガラス仕上げなので、透き通ったブラックで、なんとも言えない高級感があります。ケースを付けずに味わいたいところですが、綺麗すぎて指紋をつけるのがはばかられます。

写真だとわかりづらいですが、フレームとディスプレイの僅かな隙間にスピーカーが仕込まれています。また充電時には細かなLEDランプが点灯します。ギリギリの仕事!

ミドルフレームもMi 8までのアルミ合金仕上げではなく、背面ボディとあわせたつややかなブラック塗装がしてあります。

Mi 9から左側面にもボタンがつきました。押すとGoogleアシスタントが起動します。

右側面はかわらず。相変わらずのビルドクオリティでグラつきなどありません。カメラ部分がかなり出っ張っているのがわかります。

トップ側。今回からマイクに加え、赤外線通信用の穴が備えられています。

ボトム側。USB-Cとスピーカー。

重さをチェック

重さを計測してみました。

本体重量は偽りなしの173gぴったり。ボディサイズが大きくなっているのにMi 8よりも軽くしてきました。

付属のソフトケースをつけると190gになります。

Mi 8との比較

手前がMi 9、奥がMi 8。Mi 9がわずかに長いです。幅は同じ。

リアカメラは二眼から三眼へ。指紋認証ボタンはなくなりました。

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アン秘書

かなり高級感ありますね。ホログラフィックガラスモデルも見てみたい気がします。

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マーロウ

だろ!Xiaomiさん素晴らしいよ!

水滴ノッチになった有機ELディスプレイ

水滴ノッチの納まり。通知領域が大幅に広がりました。ノッチはMi 8と違い隠すことはできないようです。

ボトム側もベゼルが大幅に狭くなりました。ディスプレイを有効活用できます。

画面は前作に引き続きSamsung製有機ELディスプレイ。発色の良い綺麗なディスプレイです。ボディに対する比率は90.7%になりました。

充電性能

公式スペックでは3300mAhのバッテリー容量を持っています。

PC Markでバッテリー持続時間を計測してみました。10時間ちょっとですね。思っていたよりも低めです。Mi 8とさほどかわりません。他の方の計測では12時間程度出ていたので、個体差があるかもしれません。

付属のEUプラグ。5V=2.5A、9V=2A、12V=1.5Aに対応。ただスペックで謳っていた27W出力はどこに??

EUプラグなので無理に使おうとすると、こんなかっこ悪いことになります。

充電時のアニメーション表示が変わりました。フロント側に少し光っているのがLED表示です。

Mi 8では対応していなかったワイヤレス充電に対応。それも20Wという高出力に対応しています。アニメーションもケーブル充電に合わせて変更されています。

付属のソフトケースを装着

付属のソフトケースを付けてみました。個人的にはちょっとやわらかすぎるのと、味気ないのでNillkinのケースに交換予定。

そして問題なのが、カメラ部分の飛び出しが大きすぎてソフトケースをつけてもはみ出してしまうことです。カメラ部分はサファイアガラスで覆われいるものの、直ぐにキズがついてしまいような予感・・・。

Mi 9用のケースについては下記のアクセサリー記事でまとめていますのでご参考ください。

Mi 9 アクセサリー【レビュー】Xiaomi Mi 9|ベストマッチなアクセサリーを探せ!おすすめ8点【フィルム|ケース|充電器】

ソフト面の性能をチェック

オリジナルのユーザーインターフェースMIUIのバージョン10.2が搭載されています。

時間帯によって雰囲気がかわるロックスクリーン(壁紙)

こちらがその壁紙です。夜中は暗くなります。また雲が動いたり、流れ星が落ちたりと気の利いたアニメーションがつけられています。

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アン秘書

背景の砂漠がMac OS 10.14 MojaveにそっくりなのでMacのパクリとニュースで話題になりました。

新しく搭載された画面内指紋認証

今回から搭載された画面内指紋認証(FoD)。所定の場所に指をふれると緑色に光ります。またその周りにアニメーションエフェクトが表示されます。

エフェクトは設定から四種類選ぶことができます。いずれもかっこいいアニメーションです。

もうひとつ機能が追加されていました。指紋認証ボタンを押したままロックを解除し、そのあと指をスライドさせるとクイックメニューが表示されます。

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マーロウ

この画面内指紋認証。これまでの物理ボタンに比べるとやや精度が劣る。あまり期待しないほうがよいぞ。

ダークモードに対応

流行りのダークモード(電池消費を抑える)に対応しました。ただ画面が真っ黒過ぎてちょっと違和感が・・。MacOSのようにダークグレーにしてくれれば良いのにと思ってしまいました。

アンビエント表示のバリエーションが増えた

こちらも新しい機能。電源OFF時も画面表示されるアンビエント機能。Mi 8 からありましたが、味気ない画面でした。本機種では下記の16種類から選べるようになっています。

ネットワーク性能をチェック

SIMカードトレイ。今回もMicroSDは搭載できません。DSDV対応です。

Docomoの3Gプラチナバンドを掴むか?

まずバンド対応は次の通り。いつもながら4GLTEにおけるDocomoプラチナバンドのB19には対応していません。一方でSoftbankのプラチナバンドB8には対応しています。

WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8
TDSCDMA:B34/B39
LTE FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17
LTE TDD:B34/B38/B39/B40/B41

グローバル版はバンドが違う!
グローバル版は下記の通りバンドが若干異なっています。B28は一応Docomoのプラチナバンドですがほとんど使われていませんので期待しないでおきましょう。

WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8
TDSCDMA: B34/B39
CDMA EVDO BC04G: LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B20/B28
LTE TDD: B38/B39/B40

懸案の3GにおけるDocomoのプラチナバンドB6に対応しているかですが、B6はB5に内包されるのでB5で通信できているかをチェックしました。次の通り掴んでいます。Mi 8でもそうでしたが、最近のXiaomi端末はとくにプラスエリア化しなくてもB5を掴んでくれます。

VoLTEで通話できるか?

本機種はDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)対応をうたっています。しかしながら最近のXiaomi端末はこまったことに初期設定でVoLTEが使用できないようになっています。Xiaomiいわく各国でLTEの対応が異なるので万が一を考えOFFにしているとのことですが、余計なことをしてくれたものです。

これについては次の「魔法の呪文」を唱えると解消されることが知られています。

電話アプリを起動し「*#*#86583#*#*」を実行

Mi 9においても無事ロックが解除され、VoLTE対応になりました。下記画像をご覧ください。

4G通信できない?
今回、SoftbankのSIMを入れたとき3G通信しかできず困りましたが、DocomoのSIMに入れ替えたら4G通信できるようになり、その後SoftbankのSIMに戻すと4Gになっているという不思議な現象がありました。

Wi-Fiテザリングに注意!

最近のXiaomi端末でWi-Fiテザリングをするときに、ネットワークには侵入できるのに、ネットに繋がらないという現象が発生することがあります。Mix 2S+Fuji Wifi SIMのDSDS環境で発生を確認していましたが、Mi 9+Fuji Wifi SIMのDSDS環境でも同様の現象を確認しました。APNの[MVNOの種類]を[SPN]に変更したところ、解決しました。下記記事もご参考ください。

【TIPS】AndroidでWi-Fiテザリングができないときの対処法|Xiaomi Mi Mix 2Sの場合

プラットフォームの性能をチェック

ベンチマークを測定:無双の性能!

まずは有名な2つのベンチマーク結果を掲載しておきます。

Antutuベンチマークとりあえず最高得点ですね。iPhoneXS超え!Antutuベンチマークの比較は下記リンク先からどうぞ!

【2022年1月最新】Antutu Benchmark ベンチマークをメーカー別にグラフ化!SoC別、インストール方法も

Geekベンチマーク。こちらもかなりの点数です。

ゲーム性能も問題なし

SoCに最高峰の新型Snapdragon855を搭載していますので、どのゲームもさくさくこなすものと思われます。ためしに下記の激重ゲームを動かしてみましたが、なんの問題もありません。

Game Turbo機能については下記の記事をご参考ください。

【TIPS】XiaomiスマホでGame Turbo機能(ゲームブースト)を有効にする方法|これで音ゲーもバッチリ!?【Mi 9】

デレステ
PUBG
黒い砂漠

これだけ高性能だと発熱が気になりますが、MAX40℃程度で抑えられています。温い程度でアチアチとはなりません。

赤外線通信でリモコンになる

Mi 9は赤外線通信(IR Blaster)が復活してます。Mi Remoteなるアプリで家電リモコンとして使うことができます。TVやエアコンなど。アプリもアップデートされて使いやすくなってました。

Google Play ストアから次のアプリがダウンロードできます。

試しにLGのテレビのリモコンとして使えるかどうか試してみました。問題なく動作します。LGのテレビにはWi-Fi経由のスマホリモコンもありますが、Wi-Fiが切れていたりすると使えません。こちらは赤外線ですのでいつでも操作可能です。

各種メーカーから選べます。

エアコンとテレビを登録。リモコンが見つからないときに重宝しそうです。

カメラ性能:48MPと超広角は強烈!

Xiaomi製「カメラ」アプリ。スローモーションの上にあるボタンが「超広角」への切り替えです。またメニューから48MP撮影の切り替えができます。

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標準の[写真]モードで撮影。AI補正されていて、彩度が上がっています。

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[ポートレート]モードで撮影。彩度はAI補正されていないので、本来の色に近いです。

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[48MP]モードで撮影。アスペクト比4:3になります。8000×6000pxというアホみたいに巨大なサイズの画像が取れます。データ量も19.45MBになります。もし48MPでの撮影をメインに考えているならばストレージ容量に注意ですね。

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上の拡大してみました。しっかりと取れています。

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4cmまで接近できるマクロ撮影が可能になりました。ここまで寄れます。

Xiaomi Mi 9 Photo sample
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植物撮影例。

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超広角レンズの撮影例。室内の撮影に重宝します。

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同じく超広角レンズの撮影例。上が標準レンズ。下が超広角。建築の撮影の時に役立ちます。

その他の撮影例については下記リンク先のページをご参照ください。

まとめ:フラッグシップにふさわしい性能

以上、速報でファーストインプレッションを紹介しました。なかなかのクオリティで満足しています。

Pros. 探偵の気に入ったポイント
  • ブラックは高級感があって物欲満足させてくれる!
  • 軽くて薄い。フォルムかっこいい。
  • ディスプレイ発色良し。ノッチは水滴になり大幅改善。
  • 超広角レンズは便利。カメラ性能は申し分なし。
  • 何をするにもSD855の最高性能のためサクサク。
Cons. 不満な点
  • 技適未認証およびLTEDocomoプラチナバンドB19非対応
  • バッテリー容量はもう少し欲しい(4000mAhほど)
  • Xiaomiの余計なアプリと広告あり(そのおかげで安い・広告はOFFにできる)
  • 画面内指紋認証の精度がいまいち

Xiaomi Mi 9の評価
  • デザイン
  • プラットフォーム
  • ディスプレイ
  • カメラ
  • バッテリー
  • コストパフォーマンス
4.7

Mi 9のスペックについては下記記事をご参考ください!

XiaomiのフラッグシップMi 9が登場!最先端スマホが50,000円〜で超絶コスパ【スペックまとめ】

Mi 9用のアクセサリーについてまとめました。下記記事をご覧ください。

Mi 9 アクセサリー【レビュー】Xiaomi Mi 9|ベストマッチなアクセサリーを探せ!おすすめ8点【フィルム|ケース|充電器】

参考記事

参考レビュー動画