Amazfitから新型のクラシックタイプスマートウォッチが登場!
低価格、高性能スマートウォッチを手掛けるAmazfit社から続々と新製品が発売されています。AmazfitはHuami社のブランドで、Huami社はスマホメーカーで知られるXiaomi社の系列会社です。
先月は健康管理機能に特化したAmazfit Health Watchを発売しましたが、今度は本格的な時計型スマートウォッチでした。エレガントさを出したいのか”GTR”という特別な名前をつけてきました。
ふつうGTRと言ったらグランドツアーレーシングですね。スカイラインGTRのように。とはいっても本製品はレーシング用ではありません。下記の画像のようにエレガントなデザインになっております。
左がアルミ合金、右がステンレススチールです。
クラシックな外観を特徴としており、スポーツやビジネスでの使用に最適です。
基本的な性能は下記の記事でも紹介したMi Band 4やAmazfit Bipと変わりませんのでご参考下さい!
【レビュー】Xiaomi Mi Band 4|3,000円台で買えるお手軽スマートウォッチが超絶進化【活動量計】まとめ【レビュー】入門用スマートウォッチにはAmazfit Bipが超絶オススメな理由6つ!【バッテリー持ち最強】
\ (^o^) 注目 /
ちなみにあとから気づきましたが、GTRの名称はHuawei Watch GTを意識しているんですね。値段は半分以下で仕掛けてきたということでしょうか。
金属フレームに革バンドでデラックスなデザイン
Amazfit GTRの最大の特徴は、いかにも時計というクラシックな外観ですね。そしてそれらは次の組み合わせでお好みにカスタマイズすることができます。
- アルミニウム合金(36g)
- ステンレススチール(48g)
- チタン(40g)
- 47mmサイズ(47.2 × 47.2 × 10.75mm)
- 42mmサイズ(42.6 × 42.6 × 9.2mm)重量:25.5g
で選べます。47mmは男性用、42mmは女性用を想定しているみたいですが、腕の太さによっては47mmは大きすぎるかもしれません。ご注意ください。
- フッ素ゴム
- レザー+シリコン
- シリコン製クイックリリースストラップ
から選ぶことができます。
ウォッチフェイスが利用可能
こちらは既存のAmazfitシリーズでも採用されていました。 スポーティーなものからより伝統的なものまで、様々なデザインからお好みのものを選べるのは嬉しいですね!
有機EL高解像ディスプレイ採用
スマホ並みの解像度454 x 454(326PPI)を持つ1.39インチAMOLED有機ELディスプレイを採用。
ガラスには恐るべき強度を持つコーニング社ゴリラガラスが採用されています。
防水性能も問題なし!
最大50メートルの水圧まで通常の使用を確保するための5気圧防水を備えています。水泳でもフィットネスを計測可能!といわれても革バンドつけて水泳はしないですね(笑)。
24日持続可能なロングバッテリー
やってくれました。バッテリーが日常使用で24日間の持続可!頻繁な充電を避け、毎日の活動に集中することができます。ちなみに待機だけなら145日も可能。これには次の技術が役立っているそうです。
- 28nmプラットフォームの超低消費電力ソニーのGPSチップを採用。同様のGPSチップと比較してわずか1/3の電力しか消費しません。
- 独自開発のDualHeaTeckテクノロジーにより、低消費電力で動作するため、 24時間365日の心拍数測定が可能です!
- Bluetooth 5.0 BLE、6軸加速度センサー+3軸地磁気センサーを備えています。
フィットネス計測もバッチリ
フィットネス計測は12のスポーツモードで記録可能。
- 屋外/屋内ランニング
- ウォーキング
- 屋外/屋内サイクリング
- プール/オープンウォータースイミング
- 登山、トレイルランニング、スキー
- 各種エクササイズ
ルート追跡のために、時計内にGPS機能を内蔵。GPS + GLONASSに対応しています。
健康管理機能が充実
Amazfit GTRを片手に身に着けているだけで、一日中静かにあなたの歩数や活動が記録されます。また、睡眠中に睡眠が記録されます
- 心拍数ゾーン+異常心拍数警告機能搭載。昼夜を問わずあなたの健康を管理します。
- 睡眠モニタリング機能を使えば睡眠パターンをよりよく理解することができます。
- 通知機能も充実。最新情報を正しく届けます。
- 座りがちな警告機能あり。あまり長く運動しない通知機能で警告してくれます。
- 天気予報(5〜7日)と気温リマインダー機能もあります。
その他にも中国に住んでいればNFCやペイ機能を使うことができますが、日本では使えません。
Amazfit GTRを実機レビュー
今回はGearbestのキャンペーンで47mmのアルミ合金タイプを自腹購入しました。到着まで2週間程度かかっています。
化粧箱。格好良くデザインされていますね。期待が高まります。
化粧箱の裏面を見ると、なんと日本の技適マークの表示が!箱に技適マークは珍しい!
そして化粧箱は白黒の二重になっていました。エンボスでAmazfitのロゴが入っていておしゃれです。
蓋を取ると、本体のお目見え。画面にはシールが貼られています。
ベロを引っ張ると箱から出せるよう配慮されています。充電器とユーザーガイドがアイコンで表示されています。
開けてみました。こんな感じです。
付属品は極めてシンプル。ユーザーガイドと充電器のみ。
ユーザーガイドは日本語表示もされています。日本での正規販売も視野に入っていそうですね。期待度アップ!
47mmは大きいですね。スマホ(Xiaomi Mi 9)とサイズを比較してみました。
背面。中央に脈波計測器と充電用端子がうまくレイアウトされています。
ベルトのバックル部分。背面は革でなく、エラストマー系(シリコンとゴムの中間)の樹脂素材です。凹凸がつけてあり、肌に密着しないよう配慮されています。
バックル(美錠)部分。定革と遊革もちゃんとついています。定革にはAmazfitのロゴあり。
右側面。リューズは2つ。上が電源。下がメニュー表示。厚みは結構ありますね。
左側面にはなにもありません。写真ではわかりにくいですが、フレーム部分はアルミ合金、背面ボディ部分はプラスチックです。
フレーム部分はアルミ合金ですが、けっこうプラスチックぽく見えまして、もう少し金属感を出して欲しかったです。
本体重量はすべて込みで52g
最も厚い部分は12.7mmありました。薄そうに見えますけれどもけっこう厚みがあります。
Amazfit Bipと大きさを比べてみました。バンドサイズは同じなのでBipのバンドは流用できると思います。
ボディは一回り大きいですね。
ビルドクオリティはしっかりとしているが、意外と高級感がやや足りないのが残念だ。
47mmサイズはかなり大きいですね。男性でも42mmの選択肢はあっても良いと思います。
オッサンの腕で申し訳ないんですが、こんな感じです。ちょっと画像加工してかっこよくしてみました。47mmは大きいですね。個人的には42mmでも良かったかな。
袖から腕時計チラリズム。オッサンならやって見たい。例え自己満足と言われようとも。
充電器と本体は磁石でくっつくようになっています。端子の位置をあわせておきましょう。
充電中の様子。5V1A。
充電完了。
Xiaomi Mi Band 4やAmazfit BipなどはXiaomi社が提供する健康管理アプリMi Fitでセットアップできるのですが、Amazfitのその他のウォッチについては連携が取れておらず、下記のリンク先から入手できるAmazfitなるアプリをインストールしなくてはなりません。
いずれかのアカウントでサインインできます。オススメはGoogleアカウント。
デバイスの追加からAmazfit GTRを選択すると下記の画面になります。
筆者ここでつまづいてしまいました。なぜかというとQRコードがGTRの画面にでてこないのです。結論はオレンジで囲った文言をクリックするとペアリングを始めてくれるというなんとも不親切なUIでした。
GTR側はこんな感じで待機してます。
そしてなんとも不便なアクティブ化。いずれかのスマートウォッチしかペアリングできません。一つのスマホについて、一つのウォッチしかペアリングできないということです。とりあえずMi Band 4は停止します。
接続されました。Mi Band 4は未アクティブ化になりました。
Amazfitアプリの設定画面。基本的にMi Fitと同じです。
ステータス画面。Mi Fitと同じですし、データも連携します。
文字盤設定(ウォッチフェイス)。かなりの種類があるのですが、残念ながらかっこ良いデザインのものは見受けられませんでした。
Mi Fitでペアリングしようとすると腕時計はこれだけしかありません。ところがいったんAmazfitアプリでペアリングしてしまうとMi Fitでも使うことができるようになります。これはAmazfitアプリがMi Fitの劣化版だからでしょう。
ちなみにMi Fitを使いだすとAmazfitアプリでは連携がストップします。切り替えは簡単ですので、心配することはありません。
基本的な機能のほとんどはMi Fitで同様に使えるのですが、唯一、文字盤(ウォッチフェイス)の切り替えがMi Fitではできませんのでご注意を。
これはおまけ。Mi Fitにすると名称がFalconWになります。検索してもスニーカーの名前しか出てこないのですが…コードネーム??
サードパーティのアプリNotify & Fitness for Amazfitも使えました。多機能ソフトとしてAndroidユーザーでは有名なアプリです。野良ウォッチフェイスもアップロードすることができます。
無料版もあるので一度は試してみてもよいアプリです。Mi Fitと共存することができるのも評価できます。
すでにペアリングが完了していると、このように選択することができます。
Amazfit GTRの各種設定画面を紹介
ひたすら画面を紹介していきます。
ホーム画面。左が標準。右が最初からインストールされている代替フェイス。
ホーム画面を上にフリックするとクイックメニューが表れます。
下にフリックするとメニューが表示されます。
Moreをクリックすると左の詳細メニューが。Settingをクリックすると右の画像の詳細メニューが現れます。
SettingのWatch faceから選択することができます。最初のこの2種類から選びます。アプリから好きなカスタムフェイスをアップロードできます。
ホームで右または左にクリックするとステータス画面または心拍計測モードになります。
Amazfit GTRは日本語に対応しているか?
結論からいってしまうと8月20日現在「対応していません」。でも実際の使用にはあまり影響ないです。スマホのアプリ側は完全に日本語対応ですし、操作画面は簡単な英語ですからね。
ゆいいつ困るのが、通知機能です。メールやLINEの内容を通知できるのですが、それが読めません。それもなぜか漢字だけ表示されて、ひらがなが文字化けするといういかにもチャイナな状態です。
これについてはそのうちファームウェアのアップデートで対応するものと追われます。というのもユーザーガイドが日本語対応していますし、技適も取得しているので日本市場で売る気満々だからです。
実際にMi Band 3のときもそのような感じで数カ月後にアップデート対応されました。辛抱強く待ちましょう。
Amazfit GTRはどこで購入できる?
まだ日本国内では正規販売されていませんので、並行輸入品か中国から個人輸入することになります。
その他のストアでも取り扱いが始まったら、追記していきたいと思います。
まとめ:オッサンの物欲センサーをくすぐる逸品
Amazfit GTRの評価
デザイン
期待が高かっただけに、ボディの質感にチョットがっかりしています。まぁ10,000円ちょっとの腕時計ならこんなものなのかもしれません。セラミックのベゼルも期待していたほどの高級感を醸し出していないんですよね。
数日、見ているとだんだん質感が良く見えてきました…。人間の先入観ってこんなもんでしょうか??
もし金属感を重視するなら、ステンレスの方が良いかもしれません(筆者は実物見てませんのでわかりませんが・・・)。あるいは42mmではブラックを選択できるので、そちらも格好良さそうに見えます。→購入した方レビューお待ちしてます。
操作性
有機ELのタッチパネルは反応速度もよく、スムーズに動作します。スマホ並みの解像度でキレイです。この程度の機能だと、リューズが2つもいらないですね。デザイン的なものでしょうか。
機能性
かんたんに言ってしまえば、Mi Band 4にGPS機能がついただけです。AppleWatchのような高度な機能は備えていませんが、スマートウォッチに求められる最低限の機能は備えています。実用的な不便さは感じないはずです。
ひとつ不満なのが、他のXiaomi系列ウォッチと同時に使うことができないことです。一つのスマホに対して、一つのウォッチしかアクティブに登録できません。これはぜひとも解消してほしいですね。
サイズ・装着感
47mmはちょっと大きめですが、こういうタイプの大型の腕時計もあるので、おかしくは無いです。気になる方は42mmを選択しましょう。バンドの装着感は悪くないですね。よく考えられています。重量も50gチョットであれば普通の腕時計よりもかなり軽いほうです。
バッテリー
まだ具体的に検証していませんが、公称値どおりらしいので、素晴らしいバッテリー持ちです。その分、機能が削られているとも言えます。
コストパフォーマンス
これはなかなか評価が難しいです。機能的なことだけ言えば、3,000円で購入できるMi Band 4とさほど変わりありません。見た目の格好良さをどこまで評価するか。筆者としてはもう少し高級感を出してもらわないとこの価格だと満足できないですね。
期待が大きかっただけに、やや厳し目の評価になってしまったが、モノとしては良いガジェットだと思うぞ。
これまでスマートウォッチのデザインが馴染まずクラシックなデザインが好みの方におすすめですね。