RAVPowerからUSB-CとAに対応した安価なコンパクト充電器が登場!
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
さて、スマホアクセサリーを手掛けるRAVPowerから新しくUSB-AとCの2 in 1タイプのUSB充電器RP-PC144が登場しました。メーカーさんからサンプルを提供いただいたので早速レビューしていきたいと思います。
RAVPower RP-PC144のセールスポイント3点をチェック
1. 最大30W出力!2台同時充電も可能!
コンパクトなのに30W出力に対応しています。
さらにUSBポートはType-AとType-Cの二刀流。スマホとタブレットを同時充電なんてことも可能です。
出張、旅行のお出かけの際に、ポケット、バッグ、スーツケースの隙間に忍ばせておけば、いざという時に大いに活躍してくれます。
2. 最新の充電技術PPSに対応。Galaxy使いなら必須!
最新の充電技術PPSに対応しています。PPSに対応しているデバイスは多くはないのですが、もっとも知られているのはSamsungのGalaxyシリーズ。わずか30分で最大64%の充電が可能です。
3. 最新PD3.0対応で幅広い機種に急速充電
USB-Cポートは世界的な統一規格であるPD(Power Delivery)規格に対応。MacBookやNintendo Switchなどが対応しており、急速充電が可能です。
USB-AポートはQuick Charge 3.0に対応し、最大18W出力の急速充電が可能。従来の充電器より2~3倍の速度で、対応機器をわずか35分で最大80%まで充電可能。
2ポート搭載により、Androidやその他USB-A対応機器を最大2台まで充電でき、USB-C 2ポートと組み合わせて使用すれば、最大4台の機器接続可能など、もっと自由自在な使い方ができます。
RAVPower RP-PC144の実機レビュー
それでは早速、実機をレビューしていきましょう。
ライトブルーを貴重にした化粧箱。コンパクトです。すべて紙製品で梱包されており、環境への配慮もしっかりしているのは好感が持てます。
付属品はマニュアルだけ!
PD対応のUSB-CとiSmart対応のUSB-Aが一口ずつ。
背面には折りたたみプラグ。マットな質感です。
RAVPower RP-PC144のサイズチェック
RP-PC144の大きさと重量をチェックしていきましょう
同じくコンパクトサイズのRP-PC112(61W)と比べてみました。ほぼ同サイズですね。
RP-PC112がちょっとだけ大きいです。
十円玉と比べてみました。
手にすっぽりと収まるサイズ感です。
重さは84g(公称値は80g)。軽量ですね。
RAVPower RP-PC144の充電能力をチェック
USBテスター(USBテスターAVHzY CT-3)で充電能力をチェックしてみます。
USB-CはPD対応となっており、PD3.0の33WやUSB BC(DCP1.5A)に対応していることがわかります。
USB-Aの方はApple 2.4Aを始め、Quick Charge 3.0、Samsung AFC、Huawei FCPに対応していますが、PDには対応していません。したがって、対応機種によってポートを使い分ける必要があります。
iPad Air 4を充電。15V/1Aで充電していました。
USB-Aからは5V/1A・・・。他の充電器でもType-Aからは低出力の様子。iPad Air 4はType-Cポートで充電しましょう。
スマホの充電。OnePlus8。USB-Cで5V=2A程度を供給。
Ankerのモバイルバッテリー。Type-CでPDに対応している機種です。USB-Cからは15V=1.5A程度で充電していました。
RAVPower RP-PC 144を類似製品と比較してみた
RAVPower RP-PC 144の類似機種との比較表
GaN採用の高出力充電器は新しい分野にもかからわず各メーカーが参入しています。ここでは比較的性能が類似しているBaseusとAnkerの製品を取り上げて、性能の比較を行ってみました。
項目 | RAVPower RP-PC144 |
AUKEY 32W | Anker PowerPort PD 2 |
---|---|---|---|
商品 | |||
寸法 | 49 x 49 x 29 mm | 50 x 49x 28 mm | 63 × 62 × 29 mm |
重量 | 80 g | 79 g | 100g |
出力(USB-C) | 5V / 3A 9V / 2A 9V / 2.22A 9V / 2.77A 15V / 2A (最大30W PD 3.0) |
5V / 2.4A 9V / 2.22A 12V / 1.67A (20W PD 3.0) |
5V / 3A 9V / 2A |
出力(USB-A) | 5V / 3A 9V / 2A 12V / 1.5A (最大18W) |
5V / 2.4A | 5V / 2.4A |
合計最大出力 | 30W (20W + 10W) |
32W | 18W |
対応プロトコル | PD 3.0 Quick Charge 3.0 PPS対応 |
PD 3.0 | PD |
Amazon価格 | ¥2,099 | ¥1,680 | ¥2,190 |
この表からライバル3機種との比べて次のことが言えます。
- RavpowerとAukeyはほぼサイズが同じ。Ankerはサイズも重量も一回り大きめ。
- Ravpower製品は出力の対応が多く、最大30W/18Wまで対応。
- Ravpower製品はQuick Charge 3.0に対応。
ということで、とりわけAndroidも一緒に使うならPPSなど各種充電規格に対応しているRavpower製品が頭一つ抜け出ている感があります。
2 in 1タイプでノートPCもUSB-Cで充電したいとなれば上位機種でGaN採用のRP-PC133があります。GaNを採用しているためコンパクトですが、価格が結構上がります。
USB-Aなんていらないぞっていう先進派にはUSB-C✕2口の充電器もあります。⬇
RAVPower RP-PC144の評価まとめ
実際に使ってみての第一印象は「窒化ガリウム使っていないのにコンパクトやん!」でした。
出力が30Wまでですので、ノートPCには使えませんが、スマホとタブレットの充電には十分な能力です。出張や旅行、外出が多い方には重宝するでしょう。
安価でコンパクトな2in1タイプをお探しなら、本製品がオススメです!とくに充電器が付属していないiPhone12用に探しているのであれば、本製品がぴったりです。
RAVPower RP-PC144の評価
総合評価
安価だが、必要十分な能力。スマホメインの人向け。
\ あわせて読みたい /
【レビュー】RAVPower RP-PB125 2-in-1モバイルバッテリー付充電器|出張や旅行におすすめする理由4点!【徹底解説】【レビュー】Anker PowerPort Speed 1 PD 60|コンパクトなのにハイパワーな急速充電器【ノートPC向け】【レビュー】Anker PowerPort Atom PD1|ゴルフボールサイズなのにパワフルな急速充電器【30W】