低予算でアクティブノイキャン搭載の完全ワイヤレスイヤホン!
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
今回はSUNVALLEY JAPAN 社からサンプル提供していただいたTWS型ワイヤレスイヤホンTaoTronics |SoundLiberty Pro P10をレビューしていきます。
最近、良いイヤホンを見つけるのが難しなってきていますよね。ここ数年、市場には大量のTWS型製品が投入されています。多くの選択肢があるので、どれを選べばよいか迷うと思います。iPhoneとの親和性を考えるとAirPodsになるのですが、どうしても価格が高い・・・。
そのなときに手頃にアクティブノイズキャンセリング機能がついていて、そこそこ聞かせてくれるイヤホンそれが、SoundLiberty Pro P10だと感じました。
TaoTronics(タオトロニクス)は2008年に設立された中華系オーディオ・家電ブランドです。アメリカからスタートし、現在では日本、ヨーロッパ、アジアなど、グローバルで展開しています。
実際に2週間使用してみましたので使い勝手をレポートしていきます。
- 手頃な価格でノイキャン対応TWSイヤホンが欲しい
- 通学・通勤途中に手軽に音楽を聞きたい
- それなりに音質にはこだわりたい
- ブランドにはこだわらずコスパ重視
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Taotronics SoundLiberty Pro S10のおすすめポイントをチェック
メーカーがうたう本製品の特徴は次のとおりです。
- 9mmドライバー搭載のダイナミックサウンド:PEEK+TPU二層構造
- ハイブリッドノイズキャンセリング(ANC)を搭載。35dBのノイズを低減するハイブリッドANCを搭載。あらゆる騒音を除去し、どこにいても音楽を静かに集中することができる環境を実現。
- Bluetooth5.2に対応。Bluetooth5.2に対応し安定した接続とスピーディな接続を実現します。また、イヤホンをタップするだけで多種多様なモードに簡単に切り替えすることが可能になっています。
- 自動耳検出機能搭載!イヤホンを耳から離すことで音楽を停止、装着でまた再開する自動耳検出機能を搭載し、より便利な使用環境を実現。自分で停止/再生する煩わしさから解放します。
本製品は一般的な「カナル型」です。耳にかけるだけのインナーイヤー型と異なり、密閉感があって高音質ですが、長時間装着すると耳に圧迫を感じるという特徴があります。
カナル型 | インナーイヤー型 |
---|---|
密閉感 | 開放的 |
装着性:カッチリ | 耳にかけるだけ |
没入感:強い | 没入感:弱い |
音楽に没入したい方 | 快適に音楽を楽しみたい方 |
Taotronics社はインナーイヤー型のTWSイヤホンも各種発売していますのでウェブサイトをご参考ください。筆者もS10をレビューしています↓。
【レビュー】近未来デザイン+高音質!ワイヤレスイヤホンTaotronics|SoundLiberty Pro S10【TWS】TaotronicsのTWSイヤホンとスペック比較
同じTaotronicsのTWSタイプイヤホン(カナル型)にSOUNDLIBERTY 53があります。P10が¥6,390なのに大して、53は¥4,999ということで、P10の方が上位機種になります。
商品の性質はとても類似していますが、価格の違いに見られるように全般的にP10のほうがスペックが高いです。やはり大きな違いはアクティブノイズキャンセリングの有無ですが、ドライバーサイズも53が6mmなのに対して、P10は9mmなので、より迫力のあるサウンドになってます。
SoundLiberty Pro P10の実機レビュー
それでは早速、実機をレビューしていきましょう。
開封の儀
Taotronicsはいつも化粧箱がオシャレです。オレンジと白を貴重としたデザイン。
しっかりと梱包されています。
付属品一式。マニュアルの他にUSB Type-Cケーブルが付属します。イヤーピースはSMLそれぞれ付属しています。
ボディをチェック
ケースは普通のプラスチックの質感です。ブラックだと手脂が少し目立ちます。
蓋の開け締めはしっかりしており、ビルドクオリティは確かです。
イヤホン本体。いわゆるバド(芽)タイプ。ハウジング部分は大きすぎず、装着感も良さそうです。
USB-Cケーブルが付属しますが、とても短いです。ノートPCで充電するなら良いのですが、ふだん使いには不便。まぁスマホのケーブルと併用すれば問題ないのですが・・・。
サイズ感をチェック
とてもコンパクトで手のひらにすっぽりと収まり、携帯性に優れています。またポケットの中で邪魔にならないよう、また握りやすいように角がすべて丸まっています。そのため自立しないというデメリットもあります。
ケースとイヤホン込で45g。とても軽いので持ち運びにも便利。
重量はイヤホンのみ片耳で5g。とても軽量でつけてるのを忘れるくらいです。
SoundLiberty Pro P10の使い勝手をチェック
装着感・操作感
筆者にとってサイズ感はちょうど良いです。イヤーピースも標準のMサイズでピッタリ。スタッド部分もじゃまになりません。
操作感なのですが、ボタンはなく静電式タッチセンサーなので、これはどの機種もそうですが、手の触れ方によっては反応が悪いことがあります。慣れればコツがつかめますが。
便利なのは、やはり装着感知センサーで、耳に装着すると自動で電源ONとなり、ペアリングを始めてくれ、耳から外すと再生OFFとなり、電源も切れることです。
急に声をかけられたり、急いで音楽を聞きたいときにとても便利です。
ペアリング
iPhone12 miniで試してみました。Bluetooth 5.2対応なので、強烈に速いです。本製品は装着感知機能があるので、耳にかけると自動でペアリングを始めてくれます。
スマホ側が準備できているとそれこそ1秒も経たずに接続ができてしまいます。通勤・通学でとても便利に使うことができますね。
伝送距離は10m程度はいけます。
ノイズキャンセリング
約35dbの雑音を打ち消すことができる能力があり、日常生活の雑音はほぼカットしてくれます。飛行機に乗るためのより強力なノイズキャンセリングもありますが、ふだん使いであれば十分な性能です。無音で装着するとちゃんと雑音がカットされているのがわかります。
さらに風ノイズが低減できるモードも付いてるので、通勤時にも役立つでしょう。ただ自転車やジョギング時にはあまりにも周囲の音が消えるので大変危ないので、そういうときは機能をOFFにしておきましょう。
ノイズキャンセリングを機能させると電池持ちがやや悪くなりますが(9時間→約7.5時間)、すぐにケースで充電するタイプなのでまったく問題ないでしょう。
音質について
ダイナミックドライバーですし、価格帯からしてもドンシャリ系の一般受けする音作りという前提で聞けば、バランス良く鳴らしていると思います。
音質チェックはDAP FiiO M6を使いました。
低音はドライバーサイズも大きいですし、パワフルな音を鳴らすと感じました。低価格なイヤホンであるようなプアな低音ではなく、しっかりとした音作りをしています。やや意地悪に言えば、低音重視とも言えます。
反対に高音域はどうしても透明度にかけるきらいがあります。中音域はバランス良くまとまっています。
つまりクラシックや女性ボーカルを聴くには向いていませんが、ポピュラーミュージックを聴く分には十分に楽しめる音作りになっています。
アクティブノイズキャンセリングは大変良く機能していると思います。バックグラウンドノイズを最大38dB低減し、静かな環境でほぼ無音になります。もちろん飛行機の中や電車の中では高価は半減しますが、それでもノイズ感はだいぶ軽減されます。この価格帯のノイズキャンセリングとしては十分ではないでしょうか。
バッテリー持ち
単体で9時間、ケース込みで33時間(ノイキャン使用の場合で約23時間)は、このクラスでは長めです。通勤・通学で使用する場合はすぐにケースに戻すのでバッテリー切れで悩むことはほとんど無いでしょう。
SoundLiberty Pro P10のレビューまとめ
実際に使ってみての第一印象は「性能良くまとまっている!」でした。見かけもしっかりしていますし、音作りもしっかりしていて好感が持てます。ペアリングも爆速ですので、普段使いにちょうど良いワイヤレスイヤホンだと思います。とりわけ通勤・通学で活躍しますし、カフェでくつろぐときなどにも便利ですね。
コーデックがAACまでしか対応しておらず、aptX HDやLDACなどの高音質コーデックには対応していないので、解像度的には一般的ですし、やや低音強めですので、クラシックやボーカルを心地よく聴く系統のイヤホンではないです。一方でポップスやロックなどのポピュラーミュージックを聴くにはちょうど良く設計されていると感じました。
アクティブノイズキャンセリング搭載機種としては、安めで、価格に見合うクオリティがある製品と感じました。
- しっかりしたボディ。ビルドクオリティ。
- 値段の割には高級感のあるデザイン。
- TWSの基本性能はバッチリ。優等生。
- Bluetooth5.2対応で低遅延、すばやいペアリング
- 平凡といえば平凡。優等生。
- 高級イヤホンには及ばない音質
- LDACなど高級コーデックには非対応
Taotronics SoundLiberty Pro S10の総評
総合評価
この価格帯で基本性能はクリア。コスパ最強
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