Amazfit Verge Liteをレビューしていきます
所長!お手頃な価格のスポーティなスマートウォッチを探しているのですが、オススメはありますか?
よし!そんなときはAmazfitだ。きっと気に入る製品があるぞ。
ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。
今回は、中国スマホメーカーXiaomiの子会社Huami社のAmazfitブランド製品Amazfit Verge Liteを取り上げます。
本製品Banggoodからサンプル提供されたものですが、いつもどおりレビューしていきますのでご心配なく。
Amazfit Verge Liteはその名のごとく、Amazfit Vergeの簡略版です。ちなみに中国では青春版となっています。
Amazfit VergeはAmazfitブランドの中では上から二番目のミドルハイクラスモデル。価格はだいたい15,000円程度です。円形のスポーティモデルとなっています。
それに対してVerge Liteは次の機能を削ぎ落として、価格を引き下げたバージョンです。およそ10,000円ちょっとです。
- Wi-Fi接続
- NFC機能
- GPS機能
- ジャイロや気圧など一部センサー
- オーディオ機能(スピーカー/マイク)
- AIボイスアシスタント機能
ライトユーザーであればこれらの機能は不要だ。とくにNFC機能は日本ではほとんど使えないしな。
- 大型の時計型スマートウォッチがほしい
- スポーツを結構するので、記録を取りたい
- 電池長持ちがよい
- キレイな画面が好き
Vergeは並行輸入業者がすでにAmazonで販売している他、TJC社で正式販売が予定されています。
ただしLiteについては、中国から輸入しないと購入できません。
Amazfitからはミドルクラスとして、GTR、GTS、BIPなども発売されています。本ブログでもGTRをレビューしていますのでご参考ください。
スペックと価格順でならべると次のとおり。
Mi Band 4 < BIP < Verge Lite < Verge < GTR/GTS < Verge 2
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また本家のVergeの方は最近Verge 2が発売されています。
Amazfit Verge Liteの魅力5点をチェック
それでは早速、Verge Liteの特徴をチェックしてみましょう。
1. 輝くAMOLEDスクリーン
時計にとってディスプレイは重要な部分です。Verge Liteには1.3インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイが搭載されており、あざやかな色と高密度な画像を楽しむことができます。
2. 強烈長持ち!20日間のバッテリー寿命
スマートウォッチの問題点の一つにバッテリー問題があります。Apple Watchのように数日しかバッテリー持ちしないと、出張先で急激なバッテリー減で使えないという問題が生じたりします。
その点、本製品は、低消費電力センサーと最適化アルゴリズムにより、アクティブに使用した場合でも約20日のバッテリー持ちを実現しています。
基本的な時計の使用であれば46日、GPSは25時間駆動します。
これに役立っている部品の一つが、超低電力Sony 28nm GPSチップです。連続GPSモードをオンにした状態でも40時間のバッテリー持ちが可能です。
3. あなたをやる気にさせる複数のスポーツモード
AMAZFIT Verge Liteはランニング、ウォーキング、サイクリングなど複数のスポーツモードでのアクティビティの計測が可能です。運動中のリアルタイムデータはスポーツに良い習慣をもたらすでしょう。
4. 健康をサポート 高精度な心拍数計測
AMAZFIT Verge Liteは、高精度な光学センサーと専門的なアルゴリズムを備えているため、終日自動心拍数検出が可能です。毎日の心拍数計測は、より良い運動を行うための指標となります。また、心拍数警告もサポートしており、警告値を超える心拍数を検出すると、時計が振動します。
5. 様々な思いやり機能
音楽制御
エクササイズ中に携帯電話を取り出さずに、ウォッチから音楽を直接制御することができます。
振動がカスタマイズされたサイレントアラーム
時計にサイレントアラームを設定して、周囲の人を煩わせることなく、目覚めさせたり、スケジュールを思い出させたりすることができます。振動はカスタマイズできるため、アラームの種類やアラームを簡単に区別できます。
イベントリマインダー
重要なイベントとタスクは時計に通知され、確認するまで残ります。
スマートノーティフィケーション
AMAZFIT Verge Liteの画面で、メール、メッセージ、その他のスマートフォンアプリの通知を直接受け取ります。
カスタマイズ可能なウォッチフェイス
時計店で利用可能なさまざまなダイヤルに加えて、ダイヤルの背景をカスタマイズできます。
Amazfit Verge Liteのスペックをチェック
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ダイヤル直径
43mm
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表示
1.3インチAMOLED
解像度:360 x 360
Corning Gorilla 3強化ガラス
指紋防止コーティング
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リストバンド素材
シリコーン+ポリカーボネート
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リストバンド処理
クリーニング処理
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リストバンドの長さ
70 mm + 113 mm
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センサー
PPG心拍センサー
3多軸加速度センサー
周囲光センサー
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GNSS衛星測位
GPS + GLONASS
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接続性
Bluetooth 5.0 BLE
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電池
390mAhリチウムポリマー電池
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充電時間
2.5時間
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バッテリー寿命
典型的な使用シナリオで20日以上1
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時計本体素材
ガラス繊維と強化ポリカーボネート
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防水グレード
IP68
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サポートされている音楽プレーヤー
Android:Google Playミュージック、Spotify
IOS:Apple Music、Spotify、SoundCloud
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サポートされているデバイス
Android 4.4またはiOS9.0以上、およびBluetooth 4.0以上を搭載したデバイス
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付属品
「3つの保証」用のUSB充電器、ユーザーマニュアル、バウチャー
Amazfit Verge Liteの実機レビュー
いつものAmazfitの化粧箱。高級感があります。プレゼント用に適していますね。
化粧箱は二重になっています。
箱を開けるとお目見え。ディスプレイにはシールが貼ってあります。
アクセサリーは下の箱。
付属品は充電器とマニュアルにしかありません。マニュアルは日本語対応です。
本体。すべて樹脂製です。ややシンプルすぎる感じも受けました。G-SHOCKみたいにもう少しスポーティな感じでも良かったかな?
ただGTRと同様に有機ELの大型画面はキレイでいいですね。Mi Band 4との大きな違いです。
バンドと背面。背面には脈波センサーと充電端子。
バンドはやわらかい樹脂です。
充電器。本体をすべて覆うタイプ。端子はUSB-A。
本機種はスマホと連動しないと全く機能しません。まずXiaomiのフィットネスアプリMi Fitと連動しろと表示されます。
Amazfitは独自のアプリAmazfitがありますが、なぜかVerge LiteはMi Fitと連動するようになっています。
上からのフリックでショートカットメニュー
下からのフリックでメインメニューが登場します。
簡易ライトモード。非常時に活躍するかも??
直径44.5mmで男性であればちょうどよい大きさかと思います。女性だとやや大きいかも。
Amazfit GTR(47mm)と大きさを比べてみました。画面の大きさは同じですが、ベゼルについては、GTRの方がやや大きくなっています。
またバンドはすべて広がるタイプではありません。
重量は45g。比較的軽量です。GTRは52g。Mi Band 4は22gです。
充電の様子。Verge Liteで唯一気に入らないのが、この充電器。大きすぎて、保管場所をとります。全部をカバーする必要はまったくないのですが・・・。
ちゃんと日本の技適にも対応していますよ!
メニューからでもスタートできますが、ボタンを長押しするとフィットネスモードが起動します。
時間、距離、ペース、心拍を表示してくれます。
ボタン長押しでポーズになります。
GPSで経路を確認できます。
時間や距離をチェックできます。
心拍やペースのグラフもカラーで詳細に表示できます。このあたりがMi Band 4との違いですね!
残念ながら初期設定で入っているウォッチフェイスはかっこ良いものはありません。サードパーティのアプリを使ってカスタムフェイスを導入することをおすすめします。下記のアプリを使えば簡単に行なえます。
詳しくはAmazfit GTRのレビューをご参考ください。
こんな感じのものがオススメです。
G-SHOCKみたいになりました。
結論からいってしまうと9月25日現在「システムは対応していません」。でも実際の使用にはあまり影響ありません。
スマホのアプリ側は完全に日本語対応ですし、操作画面は簡単な英語ですからね。通知機能についても日本語表示されます。
例えばLINEの受信したときのメッセージ転送は問題なく行うことができます。
日本語化についてはそのうちファームウェアのアップデートで対応するものと思われるぞ。
Amazfit Verge Liteの価格とまとめ
デザイン
ボディの質感はチョットがっかり。もう少しG-SHOCKのような高級感がほしいですね。グレーなのですが、もう少し暗めのダークな色合いが好みでした。ただこれは人によって好みがあるかと思います。Vergeを選ぶとダークブルーがあります。
とはいってもワンランク下のBIPよりは高級感はあります。
あとせっかくオール樹脂なので、もう少し軽量化が図られてもよかったように思います。
操作性
有機ELのタッチパネルは反応速度もよく、スムーズに動作します。スマホ並みの解像度でキレイです。
ただボタンが押しにくい位置についています。リューズ式ではなく、押し込まないといけないので面倒です。
また私の端末だけかもしれませんが、腕を持ち上げたときに反応するセンサーがやや鈍く、画面表示されないことが多くあります(GTRと比べて)。
機能性
Vergeから高度な機能を削ぎ落としていますが、基本はカバーしているのでまったく問題ありません。AppleWatchのような高度な機能は備えていませんが、実用的な不便さは感じないはずです。
サイズ・装着感
45mmはちょっと大きめですが、許容範囲でしょう。他のウォッチもこれくらいあります。バンドの装着感は悪くないです。よく考えられています。ただ樹脂なので通気性がなく、汗をかくと蒸れる恐れがあります。
バッテリー
まだ具体的に検証していませんが、公称値どおり20日から45日程度持つとすると、素晴らしいバッテリー持ち性能です。
コストパフォーマンス
なかなか評価が難しいです。機能的なことだけ言えば、3,000円で購入できるMi Band 4とさほど変わりありません。見た目だけの違いですね。画面が大きい方が良い、スポーティな感じを演出したい、ウォッチタイプが良いなど目的に合致していればオススメできます。
ただ機能性だければMi Band 4でも満足できると思います。
Amazfit Verge Liteの評価
やや厳しく評価したが、ウォッチ自体のクオリティはとても高く、日本で同様のものを購入しようと思うと、倍の値段はするぞ(Fitbitなど)。
中国では青春版となっているように、どちらかというと若者向けですね!
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