新型ブートローダーOpenCoreでHackintoshしてみる?【初心者向け/入門】

ガジェット探偵事務所へようこそ!所長のマーロウ(@marlowesgadget)です。

自作PCを新しくしたのを機に新型ブートローダーのOpenCoreにチャレンジしてみました。

Hackintoshに相性の良いASUSのマザーボードに変えたのが幸いしたのか、なんのトラブルもなくCloverからOpenCoreに移行できました。

これからはOpenCoreが主流になっていくようですので、本記事では、OpenCoreとはなんぞや?というところから解説してみようと思います。

ちなみに筆者、Hackintosh運用歴は3年ほど。やっと初心者を抜け出した程度のスキルです。

これまでのは苦闘の記録はこちら↓

【OSx86/Hackintosh】初心者がいきあたりばったりで作った自作PCでMacOSを動かす夢を見た話【OSx86/Hackintosh】中華ノートPC:Xiaomi mi notebook 12.5でMacOSを動かす夢を見た話

ブートローダーとは?

普通にMac使っていたり、自作PCを作っていても気にすることないブートローダーですが、どんなPCやスマホにも搭載されています。

具体的には、PCやスマホを起動すると最初に起動するプログラムのことです。ストレージ上にあるOSをメモリ上に展開する役割を果たします。

WindowsやMacOSではブートローダーをとくに意識すること無いよう影で動作しているのですが、自作PCやWin機上で強引にMacOSを起動するHackintoshではこのブートローダーをどのように設定するかどうかで成否が決まります。

では誰かブートローダーを作っているのかというと世界中のボランティアエンジニアの皆さんです。ありがたいことに無料で提供されています。

これまではロシア系といわれるCloverが主流のブートローダーでしたが、新たにドイツ系のエンジニアの方々がつくりあげたのがこのOpenCoreだそうです。本格的に普及しだしたのは2019年頃からでしょうか。

BIOSと何が違う?
Windowsをお使いの方ならBIOS(いまは実質的にUEFIだけど)の設定があることはご存知だと思います。このBIOSはマザーボードに記録されているファームウェアで、ハードウェアの情報をもとにブートローダーを立ち上げる役割を果たしています。ブートローダーの一歩手前の役割がBIOSということですね!

OpenCoreのどこが優れているのか?

OpenCoreの開発者の一人であるドルタニア氏の説明を抄訳してみましたので、ご参考ください。

  • Cloverに比べて不要なパッチを適用することが少ないため、システムがより高速に起動する
  • パッチが正確なので安定性が増している
  • セキュリティが強い
    -> システム整合性保護(SIP)を不能にしなくてOK
    -> FileVault2対応
  • 多くの開発者がOpenCore向けKextの開発に移行している
  • AMDベースのハードウェア(Ryzenなど)のパッチはOpenCoreのみ。

ちょっと専門的な内容ですが、要は速くて、安定しているということです。

さらに特筆すべきは、これまで難しいと言われていたAMD製CPU(Ryzen)でHackintoshできることとですね!

OpenCoreを導入する前に準備しておくこと

引き続きドルタニア氏の解説を紹介します。OpenCoreというよりもHackintosh全般に言えることです。

1.時間と忍耐

締め切りや重要な作業がある場合は、取り組まないでください。Hackintoshは仕事向けとして信頼できるものではありません。

2.ハードウェアを知る

次の情報を事前に調べておきましょう。

  • CPU名と世代
  • グラフィックボードの種類
  • ストレージデバイスの種類(HDD / SSD、NVMe など)
  • イーサネットチップセットの種類
  • WLAN / Bluetoothチップセットの種類

3.コマンドラインの基礎知識

Macならターミナル、Windowsならコマンドプロンプトについての基礎的な知識は欲しいところです。ただ知らなくてもなんとかなります…(筆者の個人的な感想)

4.PCの構成

  • CPU インテルならSandyBridge以降であれば基本的に対応。Ryzenでも可能だが、初心者はインテルがオススメ。
  • GPU AMDのボードがおすすめ。現在のMacで使用されているため。NvidiaのGPUはMacでサポートされなくなったので一部のみ。
  • マザーボード 有名ところであればいずれも可能ですが、ASUSが相性が良いようです。

5.USBメモリ

インストーラーを作成するためにUSBメモリがあると便利です。
macOSの場合は12GB以上。WindowsまたはLinuxを使用する場合は4GB以上
※SSDなどブート可能な他のストレージでも代用可能
※トラブル時のリカバリー用にインストーラーにしたUSBメモリは保存しておきましょう。つまり専用に1つ購入しておいたほうが良いです。

6.イーサーネット環境

ほとんんどのWi-FiカードはHackintoshでは使用できません。イーサネット環境が望ましいです。
※Broadcom製のWi-Fiカードは対応可能なので、どうしてもWi-Fiが必要ならば事前に購入しておくこと。それよりもWi-Fi中継機(エクステンダーなど)からイーサネットケーブルを伸ばしたほうが簡単かもしれません・・・。

7.MacOSインストーラーが入手できる環境

Macを1台所有していると簡単です。AppStoreから誰でもダウンロード可能です。WindowsやLinuxでも可能ですが、ちょっと面倒。

OpenCoreを入手する方法

普通のアプリケーションのようにインストーラーがあるわけではありません。EFIをマウントして、ファイルを置き換える作業が必要になります。

その元となるファイル自体は下記のリンク先から入手可能です。

https://github.com/acidanthera/OpenCorePkg/releases/

すでにCloverでHackitoshされている方はKext Updater.appを使うと簡単にダウンロードしてくれます。

OpenCoreにしてみた感想

OpenCoreに変えてみて、まだ2ヶ月程度ですが、基本的に安定しているように思います。ただブートローダーだけでなく、マザーボードをMSIからASUSに変更したことも大きいかもしれませんが・・・。

実際に導入してみた感想としては、Kextなどの扱いはCloverと同じで、config.plistをどのように記していくかで、CloverにはClover Configratorという便利なアプリがあるのですが、OpenCoreにはまだそのようなアプリが無く、さまざまなソフトを寄せ集めてきて作業をしなくてはならないところが、やや初心者には敷居が高いかなと思いました。

ただconfig.plistの項目設定をCPU別に詳しく説明してくれているので、具体的に何をやっているのかわかりやすいというメリットはあります。

簡単にまとめると次のとおりです。具体的な導入マニュアルも書いてみたいとは思うのですが、結構面倒なので・・・そのうちに。乞うご期待。

良いところ

  • 安定している
  • AMDのCPUに対応
  • 仕組みはシンプル
  • なんだか頼りになりそう・・・

不満なところ

  • まだまだ情報が少ない。ほとんど英語。
  • ユーザーインターフェースがCloverに比べて貧弱
  • 仕組みを理解するのがちょっとむずかしい

より詳しく知りたいなら⬇

ASUS Z390マザーボードならこちらの動画をご参考ください。丁寧に解説されています(英語)。

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